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ECサイトをレスポンシブに移行する方法~売上と効率が激増~

ECサイトをレスポンシブに移行する方法~売上と効率が激増~

2016年に入りECサイトをレスポンシブWEBデザインに移行する動きが急加速しています。その背景には、従来型の分離構成ECサイトでの運用効率の限界で売上利益向上の行き詰まりがあります。

そこで今回は運営中の「従来型の分離構成ECサイト」を「レスポンシブWEBデザインECサイト」に移行するための検討方法を、各ステップに分けて解説します。

この一連の移行検討方法を参考いただくと、それほど手間や費用はかからずECサイトをレスポンシブに移行出来ることがご理解いただけると思います。特に1で案内しますが大半のECサイトはプラットフォーム移行を伴いますが、移行に実はたいした手間や費用はかかりません。その点等も詳しく解説いたしますのでレスポンシブ移行の検討材料にしていただけましたらと思います。

(さらに詳しい費用等を確認されたい場合はaishipR窓口(0120-173-163)にお気軽にお問合せください)

ECサイトのレスポンシブ移行

従来型の分離構成ECサイトとは、PC向けにはPC用の画像やページを用い、スマホにはスマホ用の画像やページを用いてアクセスする端末に応じて表示を切替えるこれまでよく使ってきたスマホ対応方法です。PCやスマホなど端末毎にページを作る必要があり、マルチスクリーン対応をさせる場合に手間がかかるため、細部までのスマホ対応ができず、タブレット対応など以ての外、手間がかかりすぎる上に、EC全体の売上向上が図れず限界を迎えています。

その上Googleからのペナルティリスク等が大きくなる中で、Googleがレスポンシブを推奨していることなども、従来型の分離構成のECサイトからレスポンシブに移行する動きに拍車をかけている様です。

ECサイトをレスポンシブに移行する方法

現状のECサイトを完全レスポンシブECサイトに移行する方法の具体的な検討手順は以下です。それぞれについて詳細を解説します。

  1. レスポンシブ「専用」ECサイトプラットフォームへ
  2. プラットフォーム移行に絡むカスタマイズの要件検討
  3. 移行後のデザイン検討
  4. データ移行
  5. オペレーション確認とドメイン・URLの引き継ぎ

1.レスポンシブ「専用」ECサイトプラットフォームへ

レスポンシブ移行を検討する大前提に、今利用しているECサイトを運用するためのプラットフォームがレスポンシブ専用かどうかということが重要になります。なぜなら専用でなければ専用のものへ移行する必要があるからです。

ECサイトを運用するには、その運用のためのプラットフォーム(ECサイトシステム、ASP、ショッピングカート、CMSなどとも言う)が必要ですが、そのプラットフォーム自体がレスポンシブ専用なのか、従来型の分離構成がベースで“レスポンシブもできなくはない(なんとかすれば出来る)”というものなのかの確認が重要です。この専用か対応できるというものかの差が大きくなります。とりあえず対応できても、運用で大変な工数が必要になるなど、結果的に専用でなければ使えないためです。そこで、現在利用しているプラットフォームのパターンにより、その移行検討について大別します。

◇現在がスクラッチ構築したプラットフォームの場合
レスポンシブ用にCMS、カート、マイページ、管理画面等の構造改修を実施する必要があります。改修費用が高い場合は比較検討し、カスタマイズ可能なレスポンシブ専用のクラウド型ECサイト構築ASPへ移行します。

◇現在がASP利用の場合
現在利用しているASPが従来型のものであれば、レスポンシブ専用のECサイトASPへの移行が必要となります。これまで多くのECサイト構築ASPで利用されてきたメイクショップ、ショップサーブ、フューチャーショップ、テコラスカート(旧サバウェイ)など従来型(分離構成型)のASPでは、完全レスポンシブのECサイトが構築運用できません。

無理やり、HTMLやCSSを調整してもCMSがレスポンシブ専用ではなく運用がまともに出来ないこと、カートやマイページなどが対応出来ないことなど運用レベルでの実現が不可能です。

※部分対応など中途半端なレスポンシブWEBデザイン導入は、一貫したユーザ体験を提供出来きません。そのような対応は逆に悪い印象を与え、離脱を誘発してしまいます。また専用のCMSで構築していないために更新等のメンテナンスが大変で、結果上手くいかないので構築しない方が良い場合がほとんどです。

◇ECCUBEなどオープンソース利用の場合
最新バージョンのECCUBEならレスポンシブが可能です。しかし旧バージョンであればレスポンシブ不可のためレスポンシブ専用のプラットフォームへの移行検討が必要です。ECCUBE最新バージョンへアップするにもプラットフォーム移行が必要であるため、ECCUBE最新プラットフォームへ移行するのか、レスポンシブ専用のASPへ移行するのかの検討となります。もちろんスクラッチ型への移行も検討余地はありますが、最近では激減しているので今回は検討から外します。

2.プラットフォーム移行に絡むカスタマイズの要件検討

1のプラットフォーム検討の中で必要となるのが、プラットフォーム移行に絡むカスタマイズの必要性です。このカスタマイズが必要かどうかでECサイトをレスポンシブに移行する際のイニシャルコストが大きく左右されます。もちろんカスタマイズが不要であれば、そのコストは発生しませんが、特にオープンソースやスクラッチ型のプラットフォームで構築している場合は、移行後のプラットフォームにカスタマイズが発生する場合もあるので要確認です。よくあるケースを以下に記載します。

◇現受注在庫管理システムとの連携
現在ECサイトで楽天やamazon等の受注や在庫も一括管理する受注在庫管理システムを利用している場合、その受注在庫管理システムとの連携対応の可否を確認する必要があります。大半のクラウド型ASPサービスは標準連携しているのでカスタマイズは必要ないが、オープンソースやスクラッチ型の場合は、そのカスタマイズを確認する必要があります。

◇基幹システムとのデータ連携
現在のECサイトが何らかの形で基幹システムとデータ連携させている場合、多くのケースで連携カスタマイズが発生します。ASPへの移行の場合は、レスポンシブ専用のASPの中でも「カスタマイズ可能なASP」を選定して基幹システムとのデータ連携カスタマイズの費用見積をします。

◇自社の必要機能性の確認
特殊なECの機能性を保有する場合、多くのクラウド型ASPの標準機能にない場合があります。この場合はこれらの特殊性をあきらめてASPの標準機能を流用適用するか、カスタマイズ可能なASPで特殊な機能をカスタマイズ機能追加するのかの判断が必要となります。

◇ペイメントサービスの連携確認と移行
プラットフォーム移行に伴い現在利用しているペイメントサービスも移行が必要な場合がありますが、複雑な自社システムを構築していない限り入金元が変更になる程度で移行は容易です。移行の際に手数料を同時に見直し改善される場合も多くあります。

※定期注文の場合、ペイメントサービス移行する場合、クレカ情報の移行が発生します。現在利用しているペイメントサービスのクレカ情報の移行(クレカ情報の出力)が可能かどうか、要確認が必要となります。

3.移行後のデザインは?

前述1や2はどちらかというと、決定する作業となりレスポンシブへの移行コストには2のカスタマイズが発生しない限り大きなコストはかかりません。実際に現ECサイトをレスポンシブへ移行する場合の大半のコストはこの3で発生するものです。

要はプラットフォームを変更し、レスポンシブに移行するコストは、この移行後のデザインや構築作業などのECサイトリニューアルコストと言って過言ではありません。この方法についても大きく3つの方法があるので以下記載します。

◇完全フルリニューアル
現在のECサイトをフルデザインリニューアルし、レスポンシブECサイトへ移行する方法です。イニシャルコストは高くなりますが独自のデザインが可能となります。相場費用は通常のPCのリニューアルコストと同等~約1.2倍程度です。PCとスマホサイトを別構築することと比べると、イニシャルコストもずいぶん安くなると思います。もちろんランニングコストは激減します。

◇今のデザインを流用「レスポンシブ化」
今のPCのサイトマップやコンテンツ、デザインは基本的にそのままで、「レスポンシブ化」させる方法です。これまでのコンテンツ(デザイン、画像、テキスト、サイトマップ、バナーなど)を流用移行するので、その分早く安価に実現できます。PCサイトをフルリニューアルする費用の約0.6‐0.8倍程度の費用です。

◇テンプレートを利用
無料のレスポンシブのテンプレートに既存コンテンツを組み込み完成させるので、非常に安価で早く移行が実現します。テンプレートベースでの構築とはいえ、デザイン自由度が高いASPで構築をしておけば、構築後でもHTML.CSS.JSを自由に編集出来るので一旦テンプレートで構築した後に、運用しながら追加でデザインカスタマイズをしていくケースも多くあります。PCサイトをフルリニューアルする費用の約0.3‐0.5倍程度です。

4.データ移行

プラットフォームの移行に伴う商品データや顧客データの移行です。大変そうに思われるが意外に簡単で、実際の作業は1日もかからない場合が大半です。データも大半が移行可能です。

◇商品データ移行
大半のプラットフォームでは商品データを一覧でCSV出力可能です。移行の作業自体は実は容易で、現プラットフォームから一括でダウンロードした商品データCSVを一括で移行先のプラットフォームにアップロードすることで完了します。その際に、少々の並び替えで手間がかかる場合や、ついでに商品情報を精査されるケースもありますが、作業自体は容易なものとなります。既存のECサイトからCSVが出せない場合は、楽天サイトの商品CSVを代用する場合も多くあります。

◇顧客会員データ移行
商品データと同様で、現プラットフォームから一括でダウンロードした顧客会員データCSVを一括で移行先のプラットフォームにアップロードすることで完了します。大半のシステムはCSVで出力可能ですが、管理画面から難しいなら、システム管理会社に言えばデータベースから出力いただけます。

また、大半の顧客会員情報の移行が可能です。名前、住所、メアドなどはもちろん、会員ID、パスワード(※1)、ポイント、レビュー、購入履歴、定期注文の情報(※2)も移行可能です。

※1パスワードはハッシッ化などで移行不可の場合があります。その場合、初期化などユーザへ案内し対応することで解決可能です。
※2定期注文の場合、クレカ情報の移行にが発生するため出力不可のペイメントサービスがあるため事前に確認が必要です。

5.オペレーション確認とドメイン・URLの引き継ぎ

◇テスト注文等でオペレーションフローの確認
受注管理のシステムを変更しない場合は、受注処理以下のオペレーション変更はありません。しかしプラットフォーム自体の受注処理機能を利用している場合など、受注処理や出荷処理のオペレーション変更が必要になる場合があります。その場合はオープン前に何度もテスト注文等を実施し、オペレーションフローの変更点の確認と実作業の確認を実施します。

ここはどちらかと言うと、社内確認や調整作業になってきますが、場合により当初把握できていなかった機能カスタマイズの必要性が出てくる可能性もあります。その場合は別途カスタマイズ費用が必要です。

◇現状のドメインはそのまま利用可能
現状利用ドメインはそのまま利用が可能です。しかしプラットフォームを変更すると一部下層ページのURLが変わる可能性があるので、その場合は新旧対応表を作成してリダイレクトを実施します。

 

レスポンシブECサイトへの移行は意外に簡単

このように、ECサイトをレスポンシブに移行する具体的な方法の要は、ECサイトのプラットフォーム変更です。多くの場合が、現利用中のプラットフォームがレスポンシブ非対応、もしくは専用ではないため、レスポンシブ移行には先ず「移行する新プラットフォームを決める」ことが大前提で必要になります。

この「プラットフォーム変更をする」こと自体が「膨大な手間やコストが発生する」と思われがちなのですが、実は移行しやすいASPであれば実際の移行コストや手間もそれほどかからず、スムーズな移行が可能です。特にレスポンシブ専用のASPは、このECサイト移行を前提に作っているケースが多いために容易とも言えます。

レスポンシブ移行が完了したECサイトの売上状況は前年比210%超(※)、運用効率も60%向上、CVRやSEOの効果も約1.5倍など、売上や運用効率などが激増している傾向にありますので、実施しないという選択余地はないと言って過言ではありません。
※参考:レスポンシブ化後売上前年比2倍に!データから銀座三愛「三愛水着楽園」売上増の要因を検証

これらの方法や検討手順のように、レスポンシブ移行に伴う手間やコストは追加カスタマイズが発生しない場合、ほとんどがECサイトのデザインをリニューアルする作業で、実際にプラットフォーム移行にかかる実作業の手間(コスト)は
・商品データ移行
・顧客データ移行
・リダイレクト等の設定
程度であり、これらの作業工数1~2人日程度となります。(費用もその程度)

ECサイトをレスポンシブに移行する方法のポイントまとめると以下のようになります。思っている以上に容易に安価に実現できるので、ECサイト売上向上、運用効率アップのために、ぜひ検討をしてください。

(ECサイトをレスポンシブに移行する方法のポイント)
・プラットフォームの変更を伴うが、費用も手間もそれほどかからない。
・費用手間はECサイトデザインリニューアルコスト+データ移行コスト。
・ほとんどのデータの移行(引継ぎ)が可能で作業は1、2日程度。
・方法は現サイト運営しながら、新サイトを構築しデータコピー、完了後に一瞬で切替え。

さらに詳しい費用や内容等を確認されたい場合はaishipRの窓口(0120-173-163)にお気軽にお問合せください。

以上

                   
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