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ECサイトのレスポンシブ対応の必要性、方法や費用について

ECサイトのレスポンシブ対応の必要性、方法や費用について

レスポンシブ対応への必要性が高まる

2017年、ECサイトのレスポンシブ対応が加速しています。昨年末のモバイルファーストインデックスなどのgoogle動向とともに、ECサイトにおいて更にレスポンシブの必要性が高まり、これまで一先ずのスマホ対応を行ってきたECサイトがスマホEC強化を進めるために「レスポンシブWEBデザイン」でのECサイトへ移行する背景によるもので、既存ECサイトをレスポンシブ対応していく動きが加速しています。

しかしながら、未だ多くのEC事業者様には、レスポンシブ対応の必要性以前に自社ECサイトへのモバイル(スマホ)比率すら正確に把握できていない、なかなかモバイルファーストに移行できていない課題があり、Googleの動向等の市場とECサイト運営に大きなギャップが生まれつつあるように思います。

地方本店ECサイトのモバイルファーストへの遅れは、売上伸び悩みの原因の1つ

この1月中旬~下旬にかけ、東北、北海道、四国など各地有名ECサイトの約30社にECサイトの課題把握とその改善提案で訪問させていただきました。その中で非常に強く感じたことが、ECサイトのモバイルファースト移行への遅れです。

30社については事前にその本店ECサイト訪問者の端末比率(スマホ:PC)を調べた上で訪問し、基本的には全社でスマホ訪問者はPCを上回っている状況でスマホ:PC=5:5~8:2のような比率、概ね6:4程度です。しかしながら、これら事業者様の大半は、この事実を知らず(要は本店ECサイトへの正確な直近の訪問者デバイス比率を知らない)、中には既にスマホ:PC=6:4であるにもかかわらず、過去の経験を引きずり「スマホは1割程度だと思う」と話されている有名な海産物EC事業者様もある状況でした。

端末比率

本店ECサイトの売上伸び悩み要因の大きな1つに、この「PCファーストからモバイルファーストへ移行が遅れている」という、EC事業者様の変化対応への遅れが確実にあります。これはレスポンシブ対応以前の問題で、このような状況になっている背景にはEC事業者様が「過去の経験を引きずり、PCからスマホへ変化対応できていないこと」、「取り巻く支援事業者が、これらを気づかせることを怠っていること」、「この変化を認知し対応するだけの適正な情報を得ていないこと」などがあります。

このPCからモバイルファーストへの市場変化に合わせて、ECサイト運営もモバイルファーストへ移行させなければなりません。でなければ多くのEC事業者様が衰退してしまいます。そこでこれらの情報格差を埋めることを目的に、今一度なぜ今ECサイトでレスポンシブ対応が必要なのか、その必要性や、また現状のECサイトをレスポンシブ対応させるその方法や費用を整理したいと思います。

ECサイトのレスポンシブ対応の必要性

ECサイトのレスポンシブ対応の必要性を以下にまとめます。

(1)自社ECサイトの利用端末はスマホがPCを上回っている
EC市場全体では2015年頃にスマホ>pcとなり、既に2016年末ではスマホが全体の60%以上で完全にEC利用の中心となった。自社ECサイトも“注文数”ではなく“訪問者数”を確認すると、スマホがpcを上回っているスマホ中心である。(各EC事業者様が自社ECサイトの現状を正確に知る必要がある)

(2)上記に合わせECサイトをスマホ中心(モバイルファースト)へ移行が必要
未だに多くのEC事業者がPC中心にスマホ対応している現状がある。例えばECサイト利用者はスマホ:PC=7:3であるにも関わらず、ECサイトへの手間のかけ方はスマホ:PC=3:7と逆であり、訪問端末とマッチしたサイト運用(UIUX)になっていない。(=売上伸び悩み)

(3)スマホEC強化が必要
これらの理由でスマホECサイトを強化し、スマホ中心にマルチスクリーン対応する運用へ移行することが必要。そのスマホECサイトを強化する方法は、2つあり、[1]分離構成にてスマホ向けECサイトを作り込むか、もしくは[2]レスポンシブ対応させ、1つのページ運用で全デバイス対応するかのどちらか。[2]レスポンシブ対応の方が、[1]分離構成よりも、生産性が高く競争優位になるため、旧来型の[1]分離構成を実施してきた事業者様も[2]レスポンシブ対応へ移行を加速させてきている。
(参考:モバイルファーストインデックスへの対応と対策(ECサイト編)

(4)google動向、モバイルファーストインデックスで急務に
2016年11月に発表されたGoogleのモバイルファーストインデックスを加味すると、おそらくこの2017年中にはGoogleの検索エンジンでの検索結果はPCを中心に並べていたものから、スマホを中心に並べられるため、さらに上記は急務でありECサイトのレスポンシブ対応の必要性が増している状況でもある。Google検索もモバイルファースト(モバイル中心)になるため、ECサイトもモバイルファーストへ移行が必要。

ECサイトのレスポンシブ対応の費用や方法、その他注意点

このようにECサイトのレスポンシブ対応の必要性が増している中で、多くのEC事業者が「これまでのECサイトをレスポンシブ対応する方法や費用はどのようなものか?また自分たちの知識で運用できるのか?」という心配に直面します。しかしこれらの心配はあまり必要ありません。なぜなら多くの場合、実際には容易にレスポンシブ化できるからです。

特に簡単に解決するものはASP(メイクショップ、ショップサーブ、フューチャーショップ、カラーミーショップなど)を利用してECサイトを運用している場合です。ECCUBEを利用している場合でもカスタマイズをあまりしていない場合は、ほぼ同様に簡単にレスポンシブ化できます。

その方法は、現在利用のASPやECCUBEを新しい“レスポンシブ専用のASP”に変更することです。その方法と費用を以下に記しますが、そのコストも手間も大きくかかりません。残念ながら今利用中のASPで完全レスポンシブ対応させることは難しく、結果ASP変更が必要となります。ASP自体がPCサイト中心運用のもので、既にモバイル中心の時代には既に合わなくなっている点で利用サービス(システム)の変更(パラダイムシフト)であるという認識をすべきです。

中には、既存カート+ワードプレスのような無理やりのレスポンシブ対応を苦肉の策で実施している場合もありますが、このようなケースも実施はしてみたものの大変なので結果、レスポンシブ専用のASPへ変更されるケースが目立っていますので注意が必要です。

(具体的に確認したい方はaishipRセールス窓口TEL0120-163-173へご連絡ください)

このASP変更の方法や費用は以下です。

(ASP変更の方法と各項目の手間)
1.新しいレスポンシブ専用のECサイトASPを選定
2.新ASP側に既存ページのデザインを移行
3.新ASP側に商品や顧客データを移行
4.オペレーションテスト
5.ドメイン切替

おそらく、多くのECサイトご担当者様がASP変更を経験したことがないため、「大変そう、、」と思われるかもしれませんが、実際には簡単な作業です。

3のこれまでの商品や顧客データ(名前、住所、メアド、ID、パス、レビュー、ポイントなど)はCSVで一括簡単に新ASPへ移行引継ぎできます。また4は新しいASPへの慣れやオペレーションで問題がないか確認する作業です。5はスグ1分程度で完了するの作業です。ですので、ASP変更に実際にかかる手間は2であり、現状のECサイトを少しリニューアルするのと同等の手間なのです。

(ASP変更の各項目の費用)
このASP変更によるレスポンシブ対応の費用(上記1以外)は、

2.新ASP側に既存ページのデザインを移行
⇒0円(自社で実施)~約40万円程度(簡易移行)~約100万円(フルデザインリニュアル)

3.新ASP側に商品や顧客データを移行
⇒自社で実施すれば無料、データ移行を依頼すれば約10-30万円程度

4.オペレーションテスト
⇒自社で実施なので費用不要。

5.ドメイン切替
⇒1万円~5万円程度

なので合計でも安価に実施するなら、ほぼ費用不要です。簡易的に実施(データ移行含め)するなら約50万円程度~。他社へ完全丸投げでフルデザインしても約100~150万円程度で実施でき、現状のECサイトのリニューアルと同等です。

(参考:ECサイトの引越しを完全解説(費用や移行の手順など乗り換え方法)

最後に

このように、今一度レスポンシブ対応の必要性、その方法や費用を理解して、先ずはレスポンシブ対応には「ASPの変更が必要」であり、そのASP変更は容易で、ECサイトのリニューアルと同程度の手間とコストであると認識し、今後の売上拡大のためにも早くモバイルファースト移行を完了できるよう参考にしていただければと思います。

                   
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