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ECサイトのスマートフォン対応事例 ~PC/モバイル商品ページの流用~

ECサイトのスマートフォン対応事例 ~PC/モバイル商品ページの流用~

▼スマートフォンに最適化したサイトのお話で、みなさんはトップページばかり気にしていませんか?
実際に、商品が売れるのは、買い物カゴに入れる商品ページですから、「どのような商品ページを作成すれば売れるのか」というところもスマートフォン最適化をするうえで考慮しなければなりません。

私の運営するサイトで、『スマートフォンではどのような最適化方法(見せ方)がよく売れるのか?』実際に広告を出して検証しているので、今回はその事例を少しご紹介します。

▼今回はコンテンツが同じで以下の2種類の商品ページを作成し、どちらが売れるかを試してみました。
1つは「モバイルサイト(ガラケー向け)で比較的転換率が高いのページデザインをそのままを流用したページ」です。もう一つは「PCサイトで比較的転換率が高いページデザインをそのまま流用し、サイズを最適化したページ」です。

これらのページデザインは以下に示します。左が、ガラケー流用ページ。右が、PC流用品ページです。(カゴに入れる等のリンクについては、どちらも押しやすいボタンにデザインの最適化をしてあります。)
 
実験期間:2011年3月21日~2011年3月27日
集客方法:バナー広告(アドネットワーク) 期間中約5000ユニークアクセス

▼どちらのページが売れたと思いますか?
実は、どちらも変わらないという結果(期間中の販売数約:10件)でした。
厳密に言えば、PCサイトを最適化して表示させたページの方が若干売れましたが、誤差の範囲です。またスマートフォンユーザをPC向け商品ページに誘導するよりかは今回の2つのページの方が転換率が向上していますが、転換率0.2%とどちらも思わしくない結果で、しかもどちらもモバイルサイトやPCサイトで利用しているページの転換率よりも悪い結果でした。

この実験結果から言えることは以下です。

・スマートフォンユーザをPCページに誘導するよりも、スマートフォンに最適化したページへ誘導したほうが、転換率は向上する。

・最適化方法はモバイルサイトベース/PCサイトベースどちらでもあまり変わらない。

・スマートフォンでの転換率向上に対して重要なことは、モバイル/PCどちらをベースにスマートフォン対応するか?ということよりも、スマートフォン向けに訴求性を高めたデザインが必要。

▼運営者になってしまうと難しいことですが、ここで消費者目線に戻って再度2つのページデザインをスマートフォンで確認して検証してみますと以下2点について転換率を下げる要素があります。

①モバイル流用ページをスマートフォンで見ると、ホワイトスペースが多く、少し物足りない。
②PC流用ページをスマートフォン見ると、リッチな作りのページではあるが、あくまでリサイズしただけなので、ところどころ拡大をしなければ見づらい部分がある。

ですからスマートフォンではこれら2つのことが解決できるページが必要ということになります。

まだまだ、手探りの状態ですが、スマートフォンで商品を売る為にこの後も様々なテストを行っておりますので、次回更新も楽しみにしていただければと思います。

                   
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