岩波裕之

ネットショップをレスポンシブウェブデザインにすべき理由

ネットショップをレスポンシブウェブデザインにすべき理由

今回はネットショップをレスポンシブウェブデザインにすべき理由を考察します。これまでネットショップの多くはPC中心のサイト運営をしてきました。2017年多くのネットショップのサイトは変化対応ができておらず、いまだPC中心の運営になっているのではないでしょうか。しかし時代が大きく2つ変わりました。それは「既にネットショップ利用者が既にモバイル中心になったこと」、もう一つが「PC向けのネットショップではなく、スマホやタブレット、PCなどマルチスクリーンに対応しなければいけないこと」です。

この時代背景からネットショップがなぜレスポンシブウェブデザインにしなければいけないか、逆にしなければどうなるのか、を考察します。

ネットショップ利用がモバイル中心に

既にネットショップ利用者の端末はPCからモバイル(スマホ)に移行しました。詳細は各発表のデータ等でご参考いただければと思いますが、2015年末頃にインターネット利用(ネットショップ利用も同じ)でモバイルがPCを上回り、モバイルでのネットショップ利用が中心となり、2016年ではもうモバイルが60%を超えています。

昨今発表のgoogleのモバイルファーストインデックス(http://www.aiship.jp/knowhow/archives/28836)のような動きもこれを象徴するものです。Googleの検索エンジンもPCファーストからモバイルファーストに変更するというものですので、もうモバイルが先、PCはあと、です。

このように単純にネットショップ利用がモバイル中心になったにも関わらず、PC中心のネットショップ運営をしていれば売上の伸び悩みは当たり前です。そもそもネットショップをPC利用者が多いときにネットショップをPC利用者向けに作って運用したのであれば、モバイル利用者が多くなった今は、モバイル中心に変更する必要があります。

ネットショップ構築運営はスマホ/タブレット/PCのマルチスクリーンが基本

このようなモバイル中心のネットショップにはなりましたが、しかしながらスマホ向けのネットショップのみを運用すればよいわけではなく、スマホ向けを中心に、タブレット向けやPC向けのネットショップサイトの運用が必要となります。要は、手間がかかる各スクリーン対応(スマホ/タブレット/PCなどのスクリーンサイズの違う端末向けにネットショップ対応)が必要となります。

このような、モバイル中心でマルチスクリーンの傾向はあと少なくとも4,5年は継続するでしょう。2017年にこれらの傾向が大きく変化する端末は登場していないし、たとえ来年登場したところで、世界への波及に3,4年はかかります。スマホのインターネット利用はこの先もう少しシェアは広がると思われますが、PCやタブレット利用が直近でなくなる明確な根拠はありません。ですので、PC中心時代からモバイル・マルチスクリーン時代へ移行し、この数年継続するモバイル・マルチスクリーン時代に対応させることこそがネットショップを維持発展させる大きな要因となるのは明確です。

それでは、モバイル・マルチスクリーンのネットショップ運営の方法はどのようなものがあるのでしょうか。
マルチスクリーン

ネットショップをレスポンシブウェブデザインにすべき理由

モバイル・マルチスクリーンのネットショップ運営の方法は、大きく分けて2つあります。
1つは分離構成、もう一つがレスポンシブウェブデザインです。詳細は(http://markezine.jp/article/detail/21180)

分離構成はこれまで多くのネットショップが実施してきたモバイル・マルチスクリーン対応の方法ですが、その欠点に
・手間や費用がかかりすぎること
・スマホやPCなどスクリーン毎にコンテンツを作ることでコンテンツ格差が生まれていること
・Googleがレスポンシブウェブデザインを推奨し、分離構成だとペナルティ等を受ける対策をしなければいけないこと
・タブレット対応ができないこと
などがあります。

レスポンシブウェブデザインはこれらの欠点を解消できるので、レスポンシブウェブデザインの方が分離構成よりも良いことになります。実はレスポンシブウェブデザインはこれらの欠点を解消し、モバイル・マルチスクリーン時代にネットショップ運営する方法として登場したものなので、当たり前なのですが。

逆に、ネットショップをレスポンシブWEBデザインにしなければどうなるのかを考えてみます。

まず、これまで通りPC中心のネットショップ運営をすれば、Googleのモバイルファーストインデックスの動きなども含め、ネットショップへの訪問者数はこれまで以上に急加速して激減していくことでしょう。また訪問者もネットショップ自体が使いにくく、競合のモバイル対応が進む中で相対的にも悪いイメージがさらに強まり、CVRも今以上に激減することになります。

そして売上(訪問者数×CVR×客単価)は急加速し減少することになります。そこで方法は分離構成か、レスポンシブか、どちらかの方法でモバイル・マルチスクリーンに対応する必要があります。人手不足のネットショップ事業者が分離構成をとるなら上記のような欠点が解消できず、モバイル・マルチスクリーン時代に応じたサイトの運用ができない状況になり、PC中心運用から脱却ができないことになります。要は少人数のネットショップ運営では売上の拡大はもちろん、維持すらできないことになるでしょう。

ですのでネットショップをレスポンシブウェブデザインにすべき理由は明確であり、モバイル・マルチスクリーン時代にネットショップ構築運営をする唯一の手段であるとも言えます。

ネットショップは流通小売業です。市場に対しての変化対応できた事業者のみが生き残ることになります。今一度PC中心からの脱却をし、ネットショップの変化対応の参考にいただければと思います。

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