先日ニッセンHDを子会社化し、オムニチャネル戦略(店舗とネット通販の融合)を大きく進めていくことを発表した、セブン&アイ。
セブン&アイ・ホールディングスがニッセンを買収した理由とは?
そのセブン&アイが発行している無料雑誌「セブンネット生活」と連動したスマートフォン用のアプリ「セブンネット」を使ってどのように商品が購入できるのか実際に試してみました。
アプリは「セブンネット生活」に掲載されている商品写真にスマートフォンをかざすだけで、「セブンネットショッピング」にある商品販売ページを表示し、そのまま購入できるというもの。もちろん商品は全国のセブン‐イレブンでも受け取ることができます。
サイト名 | セブンネット |
URL | http://7netshopping.jp |
QRコード | ![]() |
雑誌は、全国のセブン-イレブン店舗で手に取ることができます。単に商品が掲載されているだけでなく、季節の特集など読み物としてのボリュームもあります。
以下、使い方をご紹介。
セブン‐イレブンに置いてあります。
スマホアプリを起動し、【その他】をタップし、【「セブンネット生活」掲載写真検索】をタップします。
面白いのはよくあるQRコードを読み取るタイプではなく、商品画像そのものを読み取るだけで商品ページに遷移して、そのまま商品の購入ができます。
セブンは、既存のコンビニやスーパーによる売上げ拡大が困難であることや、ネット通販市場が飽和状態であることもよく認識しているはずである。それでもなお、ニッセンの買収に動いたのは、ネット通販はごくわずかだが市場の拡大が期待できるからにほかならない。
先ほどの記事の中にもこのような指摘がありましたが、日本のコンビニやスーパーの小売流通業は飽和状態となっており、今までのチャネルのみでは売上拡大は困難な見込みです。
ニッセンの買収により、ネット通販市場の拡大を狙ったのは当然の流れかもしれません。
ネット通販の市場規模は9.5兆円もありますが、EC化率はわずか3%弱です。まだまだ伸びしろのあるネット通販に大手の小売業者の参入で市場の裾野が広がっていくことを期待したいですね。
出典:「平成23年度我が国情報経済社会における基盤整備」(PDF)
山本