今回はブランドイメージを大切にしながらオンラインショップを兼ねておられるGHITA様のサイトをご紹介します。
日頃クライアント様と接する中で楽天サイトのような「売るサイト」ではなく「ブランディングを大切にしたい」というご要望もよくお聞き致します。しかし普遍的なブランドイメージが確率していない場合、ブランディングだけでECサイトで物を売るのは大変難しいです。
今回のGHITA様はレスポンシブECサイトを取り入れながら、ブランディングとオンラインショップを展開されておられます。
サイト名 | GHITA |
URL | http://ghita.jp// |
QRコード |
レスポンシブWebデザインでECサイトを構築する場合、注意すべき点の一つにサイトの読み込み速度があります。レスポンシブWebデザインで構築されたサイトでは同一のソースやコンテンツを使うためどうしてもサイト表示(特に回線が不安定なモバイル)が遅くなります。読み込み速度が遅くなるのはECサイトでは致命的です。
実際に海外の調査会社が発表しているデータによると以下のデータが発表されています。
◆amazon.com:読み込み時間が0.1秒減ると、売上が1%増加
◆ページ読み込み時間が1秒増えると、コンバージョン数が7%減少
◆ページ読み込み時間が1秒増えると、PVが11%減少
◆ページ読み込み時間が1秒増えると、ユーザーの満足度が16%減少
参考:0.1秒の遅れが、1%の売上に影響する!? ページ表示速度の影響力と改善法まとめ
今回のGHITA様では商品詳細ページでPC/タブレットとスマートフォンで表示方法を変えておられます。
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■PC/タブレットでの表示=javascriptを使い表示させる部分のみの商品説明を表示
■スマートフォンでの表示=画像とテキストを別けて表示
これまでにも本ブログにてエンドユーザーのまたぎ利用について紹介してまりました。
上記にもあるように一人のユーザーが様々なデバイスを利用しサイトへアクセスしてきます。ECサイト運営者はアクセスしてくるデバイスに合わせた最適なサイトを表示しなくてはなりません。GHITA様はPC/タブレットの特徴とスマートフォンのポイントを抑えた上でブランディングとオンラインショップの両立をされているいい例ではないでしょうか。
最近多くの企業が注目し実際に導入が増えているレスポンシブWebデザインですが、中にはTOPページだけのサイトや商品ページまでしかレスポンシブWebデザインに対応していないサイトも多く見られます。ECサイトにとってカートページを最適化することは不可欠です。
せっかくサイトに訪問したユーザーが商品購入ページでのユーザビリティが悪いが為に離脱してしまうケースが非常に多くもったいないの一言です。
実際、弊社のお客様で決済ページをPC表示やコンバータにて表示をされていたお客様が、モバイルデバイスに最適化したカートページを利用したことにより、約3.7倍ものCVR改善ができた事例もあります。これはレスポンシブECサイトでも同じです。
ECサイトのようになにかしらの結果(コンバージョン)が求められるサイトでは、デバイスの特徴に合わせたショッピングカートやフォームを用意する必要があります。今回のGHITA様でも決済ページ等にデバイスの特徴を抑えた工夫をされています。
モバイル端末ではいかにページを遷移しないかを考えることが重要です。本ECサイトではページを遷移することなくショッピングカート内が確認できます。
レスポンシブwebサイトはGoogleが推奨している事もあり多くの企業が導入を検討されておられます。しかし、ECサイトなど細かなポイントを抑えて結果をだすサイトを構築するためにはレスポンシブECサイトを専用で運用するプラットフォームが必要になります。
岡村