市立博物館の特設サイト×レスポンシブ
神戸市立博物館で開催されている「メトロポリタン美術館展」のチケットを購入してみました。
レスポンシブWebデザインで、全デバイス対応をしているのはさることながら、今回はその機能性にも着目してこのサイトを紹介していきます。
サイト名 | メトロポリタン美術館 古代エジプト展 |
URL | http://met-egypt2014.jp/ |
QRコード |
ポイント
レスポンシブWebデザインで作られたサイトです。
どのデバイスでも見やすくなる工夫がしっかりと施されています。以下、4つのポイントから紹介していきます。
1,ファーストビューの大きな画像でイメージを訴求
たくさんの商品を取り扱うECサイトとは違い、展覧会という一つのものをプロモーションするのが目的のサイトであるため、ファーストビューに大きな画像をもってきており、非常に印象に残ります。
また、スマホとそれ以外のデバイスで別の画像を表示させるようになっています。
2,スマホ時の固定メニューで回遊しやすい
スマホでは、PC/タブレットで左に合ったメニューがトグルメニューとして格納されています。そしてメニューを開くボタンはスマホ時ヘッダーに固定されているためいつでもタップすることができ、ページ内を回遊するのを助けます。
3,カート内は完全レスポンシブ対応ではない
カート内は別ドメインで、e-tixというASP型のチケットのカートを利用されているようです。
TOPページ内のチケット購入のバナーをクリックすると、チケットの種別の選択画面など合計2ページがレスポンシブでなく、PCレイアウトで小さいボタンや文字が表示されます。
カート内のそれ以降のページについては、ほぼレスポンシブになっており、スマートフォンでストレスがとりわけ大きいということはありません。
4,カート内で「戻る」「進む」をしても情報が残っている
カート内でブラウザの「進む」「戻る」をしても情報が消えずに残っています。
入力にミスがあり、つい「戻る」ボタンを押して入力した情報を入れ直す事になって面倒な思いを経験した事のある方は多いと思います。
故にこの機能、セキュリティ上問題ないのであれば離脱率を下げることに繋がるのではないでしょうか。
博物館ですので当然アクセスマップも掲載されています。
博物館・美術館は基本的にユーザーが個人であると推測されます。また移動中のアクセスや展覧会会場内からパンフレットのように閲覧される場合も多いと考えられるため、モバイルへの対応が必須ではないかと思われます。
美術館や展覧会でレスポンシブWebデザインを採用されているところもあります。
他の美術館サイトでもレスポンシブWebデザインに対応
金沢21世紀美術館 | 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa.
鳥獣戯画展
終わりに
学校サイトでレスポンシブが増えてきたように、今後、博物館・美術館等、公共施設のサイトでもレスポンシブが増えるのではないかと思います。
参考:学校サイトが今すぐレスポンシブWebデザインを導入すべき理由
次回のサイトレビューもお楽しみに!
黒河