9月11日のAppleの発表で18日にリリースが予告されていた新しいOSであるiOS7ですが、予告通り本日(日本時間19日2時頃)リリースされました。
早速インストールをしてみましたので、実際に使ってみて個人的に良かったところをレビューしたいと思います。
※あくまで私個人の感想ですので、使い心地などは個人差があります。
ようやく、という感じです。
iOS6までは機内モードの設定、Wi-Fi設定など全てアプリの「設定」を起動してメニューにアクセスする必要がありましたが、iOS7からは画面の下から上にスワイプさせるだけでそれらのメニューにアクセスすることができます。
液晶の明るさ調整や、ミュージックアプリのコントロール、個人的にとても気に入ったのが、懐中電灯機能(左下)へ即座にアクセス出来るようになったところです。
従来は何度も画面をタップする必要があった、Web閲覧時のプライベートモード設定。
こちらもタップ1つで切り替えることが出来るようになり、さらにプライベートモード時はそれが判別できるように、タブのタイトル部分が黒くなるように工夫がされています。
12個のアプリが限界だったiOS6に比べて、一度に表示できるアプリは9個に減ったものの、ページを複数に分けることができるので今までより多くのアプリをフォルダに入れることが可能になりました。
ホーム画面もかなりすっきりします。
Instagram風のアーティスティックな写真が取れるフィルターが標準装備されました。写真も従来の縦長だけでなく、正方形でも撮影できるようになり、より撮影が楽しくなりそうです。
同じWi-Fi内であれば、Bluetoothを使ってファイルのやりとりがスムーズに行えます。
写真やビデオはもちろん連絡先など簡単にファイルを送りたい場合、アプリを起動して相手を選ぶだけで共有できるので、今までDropboxなどを使っていたのが手順はものすごく簡単になります。
※iPhone 5、iPad(第4世代)、iPad mini、iPod touch(第5世代)に搭載(iCloudアカウントが必要)
これは賛否両論ありますが、毎度App Storeを起動させたりiTunesに接続せずともアプリのアップデートを自動で行なってくれます。
アプリの更新を気にしない人(例えば私の母親がそうですが)にとっては、例えば自動で重大なバグの修正をすることもできるのでいいかもしれません。もちろん設定でオン/オフの切替をすることができます。
従来のアプリからのプッシュ通知履歴だけではなく、新たに「今日」という項目が設けられています。
今日の天気、カレンダーの予定表、株価などを下にスワイプするだけで表示することができ、簡単にアクセスできるようになりました。また1つのデバイスで終了した通知は他のデバイスでも非表示に対応しています。
インストールは15分ほどでスムーズに終了します。過去のiOSのアップデートに比べれば断然早くなっていますが、iPhoneの空き容量が3.1GBなければインストールできないのでご注意ください。
また事前情報でアプリの不具合(LINEの通知が来ないなど)が報告されていましたが、少なくとも私のiPhone4sでは特に問題ありませんでした。人によるのかもしれませんが、アプリ関係の不具合には引き続き、注意が必要です。
全体的な印象としてはやはり2世代前のiPhone4sへインストールしたので少しもっさりした感がありますが、A6チップ搭載のiPhone5や明日発売の5s、5cではそれほど気になることはないと思います。
賛否両論の全く新しいデザインについてですが、個人的にはかなり気に入っています。壁紙を変えると、アプリフォルダの色が壁紙に合わせて変わったり、マルチタスクの動作など細かいこだわりを感じることができるので、iPhoneユーザーの方は是非インストールしてみてください。
上林