
先日の日本ネット経済新聞の一面に、千趣会のスマホ受注額が前年比の3倍に伸びたという記事がありました。通販事業の売上は減少した中で、ネットによる売上はスマホの受注の押上で増加しているとのことです。
さて、今回のサイトレビューは以前ご紹介したScroll様がサイトをリニューアルされていたので、再度こちらのブログで(勝手に)レビューをしたいと思います。
前回記事:ユーザビリティーを高める、シンプルで見やすいデザイン
| サイト名 | scroll |
| URL | http://www.scroll-shop.com/ |
| QRコード | ![]() |
去年の9月にもレビューコーナーでScroll様のスマートフォンサイトについて検証を行いました。
前回ご紹介した時点ではPCサイトとスマートフォンサイトを別々のURLで運用されていましたが先日、PCサイトとスマートフォンサイトのURLを統一されました。
URLを統一していく背景にはやはり「Googleが推奨するスマートデバイス対応方法」にある1つのURLでのサイト運営が影響しているのではないでしょうか。
スマートフォン・PCサイトと別URLで運用している場合、検索エンジンにとってもクロール・インデックスを存在するサイトの分、行う必要があり1URLでの運用を推奨しています。
またURLを別々で運用する場合、全てのページをリダイレクト設定をする必要があり、ページが増えた際に管理が煩雑になり完璧に対応できない可能性もあります。
しかしURLを統一しサイト管理することによりデバイス間の乖離をなくし、どんなデバイスでサイトを見ても同じコンテンツを閲覧することができるのでSEO的にも評価が上がり、さらにCVRの向上にもつながります。
Webサイトをマルチデバイスに対応する方法は大きく以下の4つになります。
- 1URL-1ソースのレスポンシブWebサイト
- 1つのURLでスマホ、PCなど専用ページへリダイレクト
- URLも異なるスマホ、PC独立したWebサイト
- 1URLでPCソースを変換しスマホ表示(コンバーター・ジェネレータ)
下記のグラフはCiscoによる「デバイス別の世界のトラフィック予測」です。2017年にはスマートフォンが67.5%と過半数を占めていますが、その他のデバイスからのトラフィックも大きく伸長しています。
つまり、今後様々なサイズのデバイスの登場が予測されており、ユーザーがアクセスする端末は多様化を辿る一歩です。

Cisco Visual Networking Index: 全世界のモバイル データ トラフィックの予測、 2012 ~ 2017 年アップデート
そのような中で、それぞれのデバイスサイズに最適化されたサイトを別のHTML、URLで作成していてはそれぞれのコストも膨大なものになりかねません。
ECサイトの場合、特にユーザービリティが購入率にも大きく影響を与えており、マルチデバイスで運用効率が高いECサイトを確立する事が急がれます。
スマートフォンからのアクセスが増えているからといって、別々のURLでスマホ専用サイトを作成するような、近視眼的な対応をすることは後々大きなコストとなってくる可能性もあります。
これらは現場担当レベルで決められるようなことではなく、経営レベルでサイト構築の戦略を考えなければなりません。
先日のD2Cの調査では、2割以上の企業が今後のサイト構築方針で「レスポンシブWebデザインで対応する」との調査結果も出ています。
レスポンシブWebデザインが構築の主流に 〜日経BP・D2C調査より〜
サイトを使うユーザーに取っても、サイトを運営する企業にとっても、使いやすい・運営しやすいサイトを作っていくことが今後のマルチデバイス時代においては必須ではないでしょうか。
岡村

