海外では一般的になってきているレスポンシブECサイトですが、今回はイギリスからの事例をご紹介いたします。
サイト名 | Monki |
URL | http://www.monki.com/ |
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レスポンシブWebデザインに対応した海外ECサイト。TOPページでは、独特で奇抜なデザインが海外ECサイトらしいセンスの良さを感じます。 JavaScriptも多用してデザインだけではなく、操作性もこだわった作りになっています。
一方商品一覧ページや商品詳細へと進むと、TOPとは違いそのシンプルさが目につきます。
最近国内外問わずECサイトを見ていると、海外のサイトは「シンプル」であることがトレンドとなっており、日本のEC事情とはまた違った側面が見えてきます。
写真やイラストのクオリティーを高め、商品情報は最小限に、より素材の良さをアピールできるようにビジュアルで訴えかける傾向が多く見られる海外ECサイトに比べ、日本のECでサイトでは商品情報をきっちりと掲載し、どのように使うのか、どんな素材が使われているのかなどより多くの情報を見せることが商品購入のポイントとなります。
モバイルECでの不満点を聞いたアンケートでは、常に「情報が少ないこと」が上位に上がってることから、どちらがいいか悪いかではなく、その国・地域の商習慣やユーザーの動向を見極めてサイト構築をしていかなければなりません。(シンプルすぎるサイトはおそらく今の日本ではコンバージョンは期待できないでしょう)
カートに商品を入れる際、在庫が無いものは、フォームで選択する時点で選択できないような仕様になっています。SOLD OUTのように在庫が無いものは選択できないだけではなく売り切れと表示されているのもユーザーにとっては分かりやすい表現となっています。
カートに入れるボタンを押すと、右画像のようにアラートで『カートに商品を入れました、チェックアウトしますか?』とポップアップが出ます。コンティニューを押すとそのままカート画面へと遷移します。
カートに商品を入れた際に、ヘッダー右にカートボタンが存在するのですが、非同期でカートに入っている商品が数値で表示されるので、細かいところまでJavaScriptを使いサイトのユーザービリティを向上させています
The Japan Timesや、Mashableなど大手ニュースサイトも徐々にレスポンシブ化を行なっております。
モバイル化・マルチデバイス化が本格的に進む中で、ユーザーに取って「使いやすい」「買いやすい」サイトの1つの答えがレスポンシブWebデザインなのではないでしょうか。
平原