これからスマホ対応は必要なし
「さあこれから、スマートフォン向けにECサイトを強化するぞ」とお考えのEC運営のご担当者様、もう既にECサイトにスマートフォン対応は不要です。ECサイトのスマートフォン対応は2012年頃に終了したのです。
スマートフォンでのECサイト利用は2015年(来年)にはPCを上回り、スマートフォンはもっともECサイトを利用する端末となります。またタブレットなどのデバイスでのECサイト利用も急増し、来年にはタブレットでのEC利用はPCと並ぶくらいになります。
2015年にはスマホがECサイト利用の中心となり、タブレットでのEC利用もPCと並ぶことが予想されます
恐らく、各デバイスの利用率は各社の予測値から見ると、スマホ:タブレット:PC=55:22:23くらいの比率になるのではないでしょうか。
デバイスに依存しないコンテンツの提供を
最近顕著になってきた傾向として、デバイス間での引継ぎ利用(デバイスをまたぐ利用のこと)をしっかりと意識したECサイトを考える必要があります。この引継ぎ利用に関してはGoogleもショッピングサイトの顕著な利用傾向として、ECサイトでの対応を強く言っています。
(出典:2013年7月 Googleマルチスクリーンワールド)
引継ぎ利用で意識しなければいけないポイントとしては、デバイスをまたぐ利用の際にユーザに違和感を与えないことです。同ページの閲覧をPCからスマホへ引き継いで利用した際に、コンテンツが異なる・ページが異なる・違和感がある・スマホのコンテンツが薄い・使いにくいなど気をつけなければいけません。
同様のことが、タブレット↔PCでもタブレット↔スマホでも言えます。
要はどんなデバイスで同じページを閲覧しても、同等のコンテンツと使いやすさを提供しなければいけないのです。
PCサイトをベースにしたスマートフォン対応の方向性は?
今後EC利用がスマホ中心となり、またスマホだけでなくタブレットも意識したECサイト展開が必要になります。となると今までのようなスマートフォン対応でいいのでしょうか?
要はスマホが中心のECにおいて、PCサイトをベースにスマートフォン対応することがそもそも時代遅れになります。
さらに「スマートフォン対応」だけで、タブレット対応は不要なのでしょうか、もうPCの利用と並ぼうとしているタブレット利用なので、タブレットへの対応も同時に必要です。
またこれからの伸長を考えると重要なデバイスはスマホ>タブレット>PCであることは明らかです。
「スマートフォン対応」のように、デバイス毎に対応するという考え方自体が既に過去のものであることがよくわかると思います。デバイス毎に対応してしまうと結果デバイス間でのコンテンツ格差も生んでしまい、ユーザビリティを低下させることに繋がります。
もうECサイトにスマートフォン対応する時代が終わりを迎え、スマートフォン対応不要になりました。なぜならこの時代に合わせて確立された「レスポンシブECサイト」という、スマホだけでなくあらゆるデバイスに対応させる方法が既に確立したからです。
あらゆるデバイスに対応するレスポンシブECサイト
この「レスポンシブECサイト」という方法は、
今「スマートフォン向けにECサイトを強化するぞ」という方は、これまでのようにスマホ対応(スマートフォンサイト構築や変換ツールを使う)方法か、この「レスポンシブECサイト」という方法か、どちらかの選択をすることになります。
ここで「レスポンシブECサイト」を考えなければ、後々に大きく後悔をする可能性があります。
後悔しないためにも、レスポンシブECサイトをある程度理解しなければなりません。そのために「レスポンシブECサイト」を完全に理解するための冊子(無料ebook)をまとめました。レスポンシブECサイトの登場背景から、そのメリット・導入の課題や効果など、全てか網羅されているので是非参考にしてみてください。