先日まとめニュースでも配信いたしましたが、NPDdisplaySearchの調査で、2013年の出荷台数ベースにおいてタブレット端末がPCを上回る予想が発表されました。
Tablet PC Market Forecast to Surpass Notebooks in 2013, NPD DisplaySearch Reports
記事を要約すると
- 2013年の世界のタブレット出荷台数は2億4000万台。
- PCは約2億台。
- 7-8inchクラスのタブレットが45%を占める。
- 今まで以上に新興国、特に中国での市場が拡大する。
ディスプレイ毎のシェアの予測です。黄色の7.9inch(iPad mini)のシェアが2012年から2013年にかけて急拡大しているのが分かります。
こちらは出荷台数の推移です。
2012年の段階ですでに50%近くまで上昇しているのですが、今年はタブレットの出荷台数が過半数を上回っています。2017年には75%近くまで達しています。
我が家でもそうなのですが、簡単なWeb検索だったりYouTubeで動画を観たり、メールを確認したりする作業ではほぼPCを開くことはなくなりました。
プライベートの占有時間でもタブレット>PCとなっています。値段も安いし持ち運びしやすいし、起動も早いしと、複雑な作業をしないのであればタブレットで本当に充分です。
現状ウェブデザインではタブレット端末に対してはPCサイトをそのまま表示しているケースが多いのですが、やはりテキストリンクなどはタップがしにくい場面もあります。7インチクラスのタブレットが台頭すれば画面が小さいのでさらにその傾向は強くなるでしょう。
そこで必要になるのは「モバイル」での使用を前提にサイト構築を考える「モバイルファースト」思考とディスプレイサイズに合わせてコンテンツ最適化をするレスポンシブウェブデザインです。
メリットデメリットについては以前の記事で解説しております。
https://www.aiship.jp/knowhow/archives/3699
海外メディアでもマッシャブルやTIME誌がレスポンシブウェブデザインを採用しました。
http://mashable.com/
http://www.time.com/time/
個人が利用する端末の多様化にいかに効率的にサイト運営者側が対応するのかが、モバイル主導時代の焦点ではないでしょうか。
aiship 上林