今回は商品を少しでも買ってもらえる可能性を高める工夫が伺える、そんなレスポンシブサイトを紹介します。
サイト名 | セレクトショップ公式通販サイト SELECT SQUARE |
URL | http://www.selectsquare.com/ |
QRコード |
UIで離脱を防ぐ5つのポイント
- 親指タップしやすいメニューバー
- 「注目ワード」のある検索ページ
- 「売り切れ」ではなく、「再入荷お知らせ」
- サイズ別にお気に入りに登録可能
- アパレル通販に必須のサイズガイド
5つのポイント
1:親指タップしやすいメニューバー
ヘッダーには4つのアイコンが並び、一番右側にメニューバーが設置されています。
スマートフォンが大型化する中、右側にボタンやメニューが表示されるUIは右利きのユーザーにとってかなり便利です。またメニューボタンが閉じるボタンに切り替わる仕様になっていました。
2:「注目ワード」のある検索ページ
検索項目が多いと「何で検索しようか」と悩むことがあります。
そこで検索ページに「注目ワード」などのサジェストを設置することで、「検索ワードで悩むユーザー」の離脱を防ぐことが出来ます。
検索結果ページでも更に絞り込みできるようになっているのも好印象でした。
3:「売り切れ」ではなく、「再入荷お知らせ」
いざ商品を購入しようとした時、その商品が「売り切れ」になっていると非常にガッカリします。
セレクトショップなどであれば、Googleで在庫のあるショップを探そうというアクションを起こされる可能性も低くありません。
しかしそこに「売り切れ」表示ではなく「再入荷お知らせ」のボタンを用意することで、商品が入荷した際に再度アプローチをかけるチャンスが生まれます。
つまり、「売り切れによる離脱」を「将来(再入荷時)の見込み客」に変えることができるということです。
また、「再入荷お知らせ」を選択したユーザーへのDM(再入荷通知)は通常のDMよりCVRが高いという声もあり、売り切れが発生しやすい店舗ではマストではないかと思います。
4:サイズ別にお気に入りに登録可能
カート周りで注目する点はもう1つ、それは「カートに入れる」ボタンの右側にある「お気に入り登録」ボタンです。
商品単位でのお気に入り登録が可能なECは多いのですが、「サイズ・色別にお気に入り登録できる」というのはなかなか珍しい印象があります。
「カートに入れる」ボタンの真横に設置されているので、「今は予算が・・・」といったユーザーのクリック率が高そうです。
5:アパレル通販に必須のサイズガイド
アパレル通販に対する懸念点の1つとして「サイズが合うか?」というものがあります。
このサイトでは「サイズガイド」や「各サイズの丈」を表示させることで、自分に合うサイズを見つけやすくしています。
ただ、サイズガイドのページのみレスポンシブ対応されていなかったので、拡大・縮小を使いこなす必要がありました。
まとめ
この他にも「商品一覧でカラーバリエーションが確認できる」「画像メインのページでは遅延読み込みを使用する」など、様々な工夫が見られました。
セレクトショップのような他のショップでも取り扱いされている商材がメインの場合、「他のサイトで探してみよう」と思われないための工夫が必要となります。
岡本