ネットで注文した商品の受け取り方は、一昔前までは自宅に受け取るのが当たり前でした。しかし今では、注文者側が自身のライフスタイルに合わせて商品の受取方法を自由に選択できるようになってきています。本記事では、商品の受け取り方法の一つである「店頭受取」についてECカートシステムの視点から取り上げていきたいと思います。
「店頭受取」に対応しているECサイト
早速ですが、どのようなECサイトが店頭受取に対応しているのか事例を見ていきましょう。
スクラッチ開発の事例
・ユニクロ店舗受取りサービス
・無印良品のネット注文店舗受け取りサービス
・ヨドバシカメラのネットで注文 店舗で受け取りサービス
上記のような全国展開している販売店において、ネット注文後の店舗受け取りサービスに対応していることが、簡単に検索しただけでも見つかります。ネットでの注文方法も特段変わった手続きもなく、本来は配送先に指定する住所を、希望の店舗に指定するだけです。支払方法も柔軟で、ネットで注文時に支払いにも、店頭での支払いにもどちらにも対応しています。これらのECサイトはいずれもスクラッチ開発で構築されていると見られます。
ASP(クラウドEC)の事例
こちらはASPで構築したサイトの事例です。ケーキのような配送物としては取り扱いにくい商品の場合、商品登録時に店頭受取設定をすることで、ネットでの注文時に「店頭受取」を指定することができます。もちろん設定次第では宅配商品として販売することも可能です。
また支払い方法についてもスクラッチ型と同様、注文時にWEBサイト上で決済も可能ですし、実際に商品受け取り時に支払う店頭支払いにも対応しています。
ASPで実現出来る店頭受取型のECとは
上記でご紹介したASPの事例は、2021年11月現在、国内で唯一、店頭受取機能に対応しているASPのaishipGIFTで構築したサイトの事例です。上記事例紹介中に触れた内容を含め、aishipGIFTで実現できる内容を以下に改めてまとめます。
・ネット通販と店頭受取の併用運用が可能
・ネット決済にも店頭支払いにも対応
・複数の受取店舗を設定することが可能
・受取可能期間の設定が可能(ご注文日から〇日以降〇日まで指定可)
・日ごとの在庫管理が可能(1日の販売数に上限がある商品など)
・3温帯の配送に対応
・熨斗、ギフトラッピングに対応
これらを踏まえ、「店頭受取」に対応したショッピングカートaishipGIFTが、どのようなEC事業者あるいはどのような商材の販売に当てはまるのかを掘り下げていきます。
百貨店/デパート通販
百貨店/デパートは、駅近であるケースが多い為、店舗受け取りに対応しておくことでECサイトの利便性が高まります。商品選びは平日帰宅後やスマートフォンで隙間時間にじっくり選んで、仕事帰りや休日に店舗に立ち寄って商品を受け取ったり、あるいは宅配として自宅へ、もしくはギフト配送として手配することも可能です。また、生鮮食品や冷凍食品などはクール便配送にも対応できます。
アパレル、高級ブランド商品などの通販
アパレル商材の場合、試着してから購入したいというニーズも多くあります。また店頭受取で注文しておくことで、サイズ直し、裾直しが必要な場合もその場で対応してもらえたりもします。腕時計やブランドバックなどの高価な商品の場合、実物を見てなければ不安と言う声も、解決できます。
店頭支払いにも対応しているので、実際に商品を手に取った後に購入できます。
店舗への来店時にさらについで買いを促進することもできるので客単価アップへも期待できます。注文者が希望した商品を指定店舗で受け取れるように在庫を確保しておくという用途で、商品のお取り置きシステムとしても利用できます。
家電・大型家具・自転車などの通販
店舗によって取り扱い商品が異なる場合、目当ての商品が店頭に並んでいるかを探すのに苦労したり、店舗へ問い合わせするのも手間がかかったりします。ネット上で店舗の在庫状況を確認して注文し、店舗で現物を確認、問題がなければ自宅へ発送するといった、通販と実店舗を連動させた買い方もaishipGIFTで実現できます。店頭での在庫を確保しておく期間の設定もできますので、保管期間の問題も解決できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。店頭受取型の通販は、ASPのシステムを利用しても、色んな通販に対応できます。本格的にオリジナル性の高いサイトを構築するには、スクラッチ開発が良いかと思いますが、開発費をかけずともここまで実現できるASPがありますので、まずはASPで試してみると良いでしょう。