商品点数が多いECサイトになると、情報の表示方法次第で、サイトのユーザビリティが大きく変わってきます。
スタート(サイト訪問)からゴール(コンバージョン)地点までスムーズに誘導するには、TOPページや商品ページだけでなく、カートページまでも含めたワイヤーフレームの設計が重要になります。
サイト名 | Right-on Online Shop |
URL | http://e.right-on.co.jp/sp/ |
QRコード |
ECサイトにて取り扱っている商品点数が表示されており、サイトの規模感を確認することができます。
メンズ/レディース/キッズとサイト訪問者のターゲット、目的に応じてタブメニューで表示を切り替えています。メンズ/レディース/キッズのジャンルを切り替えることで、新着商品やランキングも切り替わります。
商品画像やアイコン、二重価格の表示やリスト/サムネイル形式の表示切替といった一覧ページの機能として必要最低限とも言える機能が実装されています。
バリエーション選択肢の選択内容(カラー)を切り替えると、それに連動した商品画像に切り替わります。今から購入しようとしている商品のカラーを、選び間違えることもなく、確認しながらカートに入れることができます。
商品をカートに入れた後の導線として、商品をカートに入れたことの通知が分かりやすく、表示されたポップアップに従ってショッピングカートに進むこともできますし、表示を閉じて商品ページにとどまることもできます。
商品をカートに入れた後にスグに購入画面に進みたいお客様(=離脱率の低減)にも、商品をカートに入れた後にさらに商品を選びたいお客様(=客単価のUP)にも、どちらにも対応することができます。
カートページに進むと、まず宅配か店頭受け取りかを選択する画面が表示されます。店頭受け取りを選んでもらえれば配送コストが抑えられるだけでなく、お店に足を運んでもらえることにも繋がります。これぞネットからリアルへの誘導です。宅急便で配達されることを嫌うお客様にとっても利用価値が高いです。
キャプチャは郵便番号にカーソルがある時の表示です。
お名前・フリガナと時は全角入力でしたが、郵便番号の位置にくると半角数字に切り替わります。メールアドレス入力時は半角英数字に、電話番号入力時には半角数字に切り替わります。ソフトウェアキーボードの最適化は、誤入力を防ぐだけでなくカート内離脱率を抑えることにも繋がります。
TOPページから注文完了に至るまで、全般的にスマートフォンECのシステムとして、ユーザビリティを考慮したサイト設計が行われていると感じました。
葉糸