今回はファミリーマート通販を利用してみました。Amazonや楽天ブックス、セシールやディノスといった大手ECは、商品の受け取り方法の1つとして、「コンビニ店頭受け取り」を利用することが可能で、自宅を空ける人にとっては重宝しているかと思います。
ファミリーマート通販も当然のことながら、店頭受け取りを利用することが可能です。
サイト名 | ファミリマート通販 |
URL | http://www.famima.com/shop/ |
QRコード |
ファミリーマート通販のように、商品の配送方法が明白な場合、ECサイトの構築において“店頭受け取り”を意識したECサイト作りをしやすいかと思います。ユーザビリティに優れていた箇所を含めて、8つのポイントを解説します。
左はTOPページ、右はカテゴリページです。カテゴリページも個別に作り込まれており、商品カテゴリごとにフリックスライドを表示させています。
ファミマ通販のように様々なジャンルの商品を販売する場合、カテゴリごとで見せ方を変えることができとても有効な表示方法と言えます。
ヘッダーのよく見える箇所にキーワード検索窓が設置されています。その右側に「詳細検索」ボタンが表示されています。
よく見える箇所にキーワード検索窓が設置されていることで、検索ユーザーに対して視覚的に存在感をアピールすることができるだけでなく、より詳細な検索をしたいユーザーに対しては、右側の「詳細検索」から検索を進めることができます。
スマートフォン表示時の際の少ない表示領域の中でレイアウトとユーザビリティを両立させたデザインと言えます。
SALEページに見せ方で、「キャンペーン価格」と「割引率」が表示されています。
また、「送料込み」、「数量限定」、在庫切れの商品に表示される「完売御礼」、「通販限定」などの各種アイコンが表示されており、商品詳細画面に遷移せずとも、分かりやすくなっていて、商品を選びやすく工夫されています。
商品一覧ページから、商品を選択し、商品詳細ページに移動します。在庫状況の表示は、ここで取り上げるまでも無いですが、予約販売商品の場合、予約期間とお渡し予定日が表示されています。
「買い物カゴに入れる」ボタンが複数(2箇所)設置されています。上下どちらのボタンからでも買い物カゴに入れることが可能で、商品購入時のスクロールを最小限に抑えることができます。
こちらもモバイルの小さな画面でユーザーにすぐに買ってもらえるような工夫ですね。
アコーディオンを使用して、スマートフォン表示時でも情報量が減らないよう、うまく隠されています。ワンソースであらゆるデバイスに対応させるレスポンシブサイトにおける、見せ方としても有効です。
店頭受け取りが可能なファミマ通販ですが、宅配のみしか取り扱っていない商品も販売されています。上記商品は、「宅配のみ」の商品で、商品をカートに入れると、「宅配で受け取る」ボタンが表示されます。
その一方、店頭意受け取りが可能な商品をカートに入れると、先ほどは表示されていなかった「店頭で受け取る」ボタンが表示されます。商品の説明で読み落としても、ボタンの有無によって、受け取り方法を確認でき、非常に便利と思いました。
「店頭で受け取る」から次に進むと、「受け取るファミリマートを探す」をクリックすると住所を登録している場合、郵便番号を元に付近のファミリーマートの一覧が表示されます。
「ネットで購入して店頭で受け取る」といった通販の利用方法は、実店舗のEC参入やO2Oの普及により今後も増えていくことが見込まれます。ターゲット層を意識して、サイト利用者の様々なライフスタイルにあうようなサイト制作を心かけたいところです。
次回のサイトレビューもお楽しみに!