今日、クレジットカード決済やPayPal決済など、ECサイトでは多くの決済手段が用意されており、そのどれもが利用されています。今回は本店ECサイトで使える決済をまとめてみました。
プラットフォームが連携していることが前提
本店ECサイトで決済を導入するには、利用するプラットフォームが連携していることが前提になります。カートシステムが連携していなければ、連携の追加開発が必要となって開発費用が発生したり、開発そのものが難しいこともあります。
そのため、カートシステム選定時に対応している決済手段を事前に確認しておくことが必要です。
クレジットカード決済
日本で最も多く使われている決済手段です。 総務省・情報通信白書によると、平成26年ではインターネット決済の中でクレジットカード 使うと答えた人が63.7%の人と最も高くなっており、欠かすことのできない決済手段です。
クレジットカードを利用するためには、カード会社と直接契約するのではなく、決済代行会社と契約することが一般的です。決済代行会社を利用することで、審査や事務処理も窓口が統一され、売上金も一括で入金されます。
クレジットカード決済のユーザー画面は、カートページから決済代行会社の画面に遷移してカード情報を入力するもの(画面遷移型などとよばれる)と、カートページ内でカード情報を入力するもの(API型などとよばれる)があります。
ユーザー目線ではAPI型で画面を遷移しない方式の方が利便性も上がり、離脱率も下がります。
携帯キャリア決済
ドコモケータイ払い、au かんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い 携帯電話の利用料金と一緒に引き落とされます。 各キャリアに登録しているID、パスワードや暗証番号を入力するだけでお支払いができるため、認証ステップが簡素で済みます。
クレジットカードを持てない未成年でも利用可能というメリットがあります。
ただし、キャリアによっては利用できる上限額が決められており、高額な決済には利用できないデメリットもあるので、取り扱う商材によって利用を検討しましょう。
後払い決済
後払い決済とは、決済サービス提供会社がが購入店に対し立替払いを行った上、ユーザーに請求し、ユーザーがコンビニや銀行、郵便局などで支払うものです。
商品が届いてから支払えるので、ユーザーにとって安心感があります。 初めて利用する店舗でも安心して購入することができます。
また店舗側は、未回収リスクがないとメリットがあります。
楽天ID決済・Amazon ログイン&ペイメント
楽天ID決済やAmazonn ログインペイメントのメリットも、情報入力が不要になり、決済完了までのステップを省略することができる点です。さらに、Amazonや楽天のポイントの利用も可能で、さらに購買を喚起できます。
銀聯
銀聯とは、中国で利用されている決済の仕組みです。クレジットカードとデビットカードがあります。
実は銀聯カードの累計発行枚数は50億枚を超え、さらに取扱金額は約1兆9000億ドルの実績を持ち、取扱金額のシェアは世界一となっています。
Line Pay
キャリアやOSを問わず、iPhone、Android版のLINEアプリを通じて友だちへの個人間送金や割り勘ができるほか、提携サイトでの決済が可能です。
ECサイトの決済手段も日々新たなもの出てきており、ユーザーの決済に関するニーズも日々変化し続けています。
また商材によっても適した決済、適さない決済手段があるので、自らのECサイトではどのような決済を用意すればいいのか、検討していきましょう。