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越境ECのニーズは年々高まっており、越境ECサイトの構築は右肩上がりで増えています。

実際に日本・アメリカ・中国の3か国間における市場規模は以下のように増加しており、特に中国の日本からの購入額は1兆2,978億円で前年比25.2%増と伸びていることが分かります。


出典:経済産業省「日本・米国・中国の3か国間における越境電子商取引の市場規模」(平成29年)

このような状況で、越境ECサイトを構築するための大前提が対象ユーザーの母国語への翻訳です。

今や越境ECサイトはアメリカだけでなく、中国などのアジアのマーケットも盛んになっており英語への対応だけでは各国のユーザーに対応しきることができません。そこで必要とされるのがWEBサイト多言語化ツールです。

今回は越境ECサイト構築に必須とも言える多言語化ツールの選択ポイント・特徴等をまとめて解説します。

越境ECが盛んになっている理由

まず理解しておきたいのが、越境ECがなぜこんなにも盛んになっているのかということですが、これは事業者側・ユーザー側で双方で理由があります。

事業者側からの理由

事業者側のメリットは明確で、「新しい市場の開拓」にあります。

既存の市場からの認知があり商品が広く流通している企業は、市場の中での売上アップが徐々に難しくなっていくという問題があります。越境ECを導入することで販路拡大を図ることができ、新規顧客の開拓が期待できるため売上増への打開策となり得ます。

その為、基本的にはまず国内でのEC事業を軌道に乗せてからといった考えの事業者が多いようです。

ユーザー側のメリット

日本のEC事業者が越境ECサイトを運営することによって自国にない製品を購入できるということや、信頼性の高い日本製のアイテムを手軽に入手することができるということが挙げられます。

国によっては、低品質の商品が未だ蔓延しているということもあり日本製の商品のニーズは今も高いままです。

多言語化ツールを選択するポイント

そのような市場の状況から、越境ECサイトは破竹の勢いで広まっており今後も数多くの事業者が参戦していくと考えられます。そこで最初に考えるべき問題が、その国々に合わせた言語への対応です。

最適化するのであればその国の言語が使えるスタッフを雇用し、サイト更新を行っていくことが一番です。しかし、そのようにリソースを使える企業はごく一部であり日々商品が更新されるECサイトにはより不向きだと言えます。

そこで多言語化ツールを利用して多言語化を実現させる訳ですが、選定の際には以下の点に気を付ける必要があります。

・管理作業が簡単であるか
管理作業が複雑である場合、メンテナンスや管理の工数が発生しリソースを最小限に多言語化するという目的が達成できません。簡単に導入できるものを選択しましょう。

・自社がターゲットとする国の言語に対応しているか
ツールによって対応している言語していない言語があるので、自社がターゲットとする国の言語に対応しているかを確認しておきましょう。

・SEO対策が適切にできるか
検索エンジンはサーバーからブラウザに送られるHTMLを参考にどの言語かを判断するため、多言語化ツールは利用するものによって海外SEOに適切に対応できないことがあります。

検索エンジンからの流入も狙うのであれば海外SEOに対応した「ライブラリ方式」を採用したソフトを選択しましょう。

オススメの多言語化ツール3選

wovn.io


https://wovn.io/ja/

wovn.ioは多言語ツールの中でも特に簡単に導入でき、さらに高機能を備えていることで利用者が増えているソフトです。

特徴となっているのが他にない初期導入の簡易さで、head内に一行追加すれば最大40か国語での翻訳が可能となっています。翻訳は機械・プロでの翻訳が選べ、ホームページには即反映させることができます。

翻訳方法は「ライブラリ方式」となっており、海外SEOにも対応することで外国での検索エンジンからの流入にも対策することができます。

2019年現在、中小企業から大企業まで様々な規模のECサイトに利用されています。条件によっては無料で自動翻訳機能を導入することができるので、小規模なサイトであれば一度試してみても良いかもしれません。

mikihouseの事例


https://www.mikihouse.jp/store/

mikihouseはwovn.ioを採用しており、右上で言語を選べるようになっています。言語の選択ボタンは任意で場所を決めることができます。

このサイトでは英語だけではなく中国語にもデフォルトで変更できるようになっており、タイムラグなしで変更できます。

shutto翻訳


https://shutto-translation.com/

shutto翻訳は「wovn.io」と同様の機能性を持った多言語化ツールです。自動翻訳能力の差異はそれほど見られません。

「wovn.io」より後発のサービスになりますが、「shutto翻訳」を提供する株式会社イー・エージェンシーはスマホ対応のサイトを作成するソフトウェアの「shutto」を提供しており、その技術を応用した翻訳後のレイアウト調整に定評があります。

サイトのUI/UXはユーザーのコンバージョンにも影響します。海外のユーザーから見てECサイトの不自然さをなくすという意味で効果的です。

今やECサイトの多言語化は簡単にできる

越境ECサイトにはこれまでもこれからも多言語化が必須のツールになります。しかし、越境ECには様々なハードルがあるので、翻訳に関しては自社でシステム開発するのではなくこのようなツールを利用するのがコスト的にもメリットがあるのではないでしょうか。

今回ご紹介した二つのツールは両方、プラットフォーム上でのコードの追加が必要となります。プラットフォームによっては編集が難しい場合がありますので、越境ECサイトの構築をお考えの際は自由度の高いECプラットフォームを選択するようにしましょう。

以下にプラットフォーム毎の比較をまとめていますので合わせてご覧ください。
https://www.aiship.jp/knowhow/archives/26129