WordPressをPCにインストールする方法
WordPressというと有料のレンタルサーバーを借りて利用したりASPサービスのオプションサービスで利用するといった方法が一般的でしょう。しかしサーバーを借りずにまずは無料で試してみたいという方向けに通常のPCにインストールして利用する方法をご紹介します。
WordPressについて
WordPressとはwordpress.orgより無料でインストールして利用できる「blog作成システム」です。弊社モバイルファーストマーケティングラボもWordPressで作られています。W3techs.comの調査(2015年12月2日時点)によると全世界のウェブサイトの25.3%はWordPressで作られておりコンテンツ管理システム(CMS)市場の58.7%を占めています。
【参考】W3Techs – statistics and market share of WordPress for websites
豊富なテーマテンプレート、プラグインを用意
テーマテンプレート・・・WordPressで作ったブログの「デザイン」のテンプレートになります。デフォルトで用意されているモノから、個人で作って配布されたモノまで、多数のテンプレートが用意されています。
プラグイン・・・WordPressで作ったウェブサイトに、新しく機能を追加するための部品みたいなものです。プラグインをwordpressにインストールすることで簡単に目的の機能を追加することができます。
WordPressはSEOに強い
「WordPress (ワードプレス)はSEOに効果的である」ということは、数多くのSEOの専門家が認めています。Googleの検索エンジンを開発する部門の責任者の一人は、WordPress (ワードプレス)がGoogle検索におけるSEOに効果があるということを公認しています。
【参考】Google検索の責任者やSEOの天才も認めるWordPressのSEO効果
ローカルPCでWordPressを動かす
まずはXAMMPをPCにインストール
さて、本題に入りましょう。
今回はMacOS Xにインストールする場合を紹介します。まずは以下URLにアクセスして枠線部からXAMMPをインストールします。
https://www.apachefriends.org/download.html
- 図のXAMMP 5.5.30/PHP 5.5.30の「Download」ボタンをクリックしてインストール開始です。
- 「>next」ボタンを順にクリックしていき「>finish」をクリックします。
次にManage-ServersからApacheとMySQLを起動します。
次にブラウザを起動してhttp://localhost/dashboard/へアクセスして「Welcome to XAMPP for OS X 5.5.30」というメッセージが表示されていればインストールは成功です。
※もしかすると「MariaDB」に引っかかる人がいるかもしれません。XAMMPはこれまではApache・PHP・MySQL一式を指していましたが、公式がXAMMPのデータベースをMySQLからMariaDBに変更したようです。WordPressのデータベースもMySQLを使うという説明が通例ですがMariaDBで問題ありません。MariaDBはMySQLの派生DBであり、ことWordPressインストール作業ではMariaDB=MySQLと読み替えて作業してもらって全く問題ありません。
MariaDBにデータベースを作成する
WordPressをインストールするためにhttp://localhost/phpmyadmin/にアクセスします。
データベースの名前を「wordpress」に設定します。名前を付けるだけで作成は完了です。
画像3. データベース作成1
画像4. データベース作成2
XAMMPのセキュリティ設定をする
MacでXAMMPのセキュリティ設定をする場合、以下のページがとてもわかりやすく解説していますのでご覧ください。
初心者でも大丈夫!MacのXAMPP、セキュリティ設定
WordPressをダウンロードしてXAMMPにインストール
https://ja.wordpress.org/にアクセスしてWordPress本体をダウンロードします。
ダウンロードしたzipファイルを解凍すると「wordpress」というフォルダが生成されます。ここで「wp」という名前のフォルダを/xammp/xammpfiles/htdocsの直下に作成します。wpのフォルダ直下に「wordpress」フォルダをインストールして完了です。
※/xammp/xammpfiles/htdocs/wp/wordpressという構成になるはずです。
http://localhost/wp/wordpress/wp-admin/setup-config.phpにアクセスすれば以下のページにとびます。
「さあ、始めましょう!」のボタンをクリックします。
ここでデータベース名・ユーザー名・データベースのホスト名・テーブル接頭辞は自動入力されていますので上述の「XAMMPのセキュリティ設定をする」で設定したパスワードを入力して「送信」して下さい。
/xammp/xammpfiles/htdocs/wp/wordpressの直下にwordpress-config.phpというファイルを手動で作成し枠内のテキストをペーストし保存して下さい。できたら「インストール実行」をクリックします。
インストールしたら「サイトのタイトル」を決定します。次にログイン画面でユーザー名「root」と「パスワード」を入力して「ログイン」をクリックすればいよいよwordpress利用開始です。
wordpressの管理画面「ダッシュボード」となります。これでWordPressが使えるになります。お疲れ様でした!
WordPressは関連書籍も豊富で、ネット上でもたくさんの情報を手に入れることができます。よって独学で容易に学習できるのもメリットの一つと言えるでしょう。今回はインストールで説明は終わってしまいましたが今後も不定期でWordPress関連記事についてご案内していきたいと思います。
次回もお楽しみに!