こんにちは。開発部の原田です。
今回は、私が業務で使っているアプリをご紹介したいと思います。
その名も『Boostnote』です。
Boostnoteとは?
ノートアプリの一種です。私は、業務内容に関することや開発環境に関することなどのメモをこれで残しています。
ちなみに利用料は無料で、公式サイトの情報によるとプレミアムプランは現在開発中とのことです。会員登録も必要ありません。
Boostnoteが対応しているOS
現在はMac版とWindows版が用意されており、Linux版はまだのようです。
私はMacを使っているのでMac版を使っています!
UI
引用:Boostnote公式サイト
Boostnote、ここが便利!
1. メモをフォルダで分けて管理できる
Boostnoteを選んだ理由の1つは、「メモをフォルダ管理できるから」です。フォルダといってもPC上ではなくアプリ上のフォルダになります。
左のメニューにある「Folders」の横の「+」マークをクリックするとポップアップが現れ、名前と色を入力・選択しフォルダを作成します。
メモの数が多いほど、フォルダ管理できることにより「あのメモはどこに行った!」なんてことが軽減されるのではないかと思います。
2. ショートカットで最前面に表示可能
設定画面は、左メニューの上部にある「∨」マークをクリックすると表示されます。
こちらの「Toggle Main」という項目にショートカットを設定します。
Boostnoteを起動後、例えばブラウザを開いている最中にメモを取りたくなった時、ここで設定したショートカットでBoostnoteを最前面に表示させることができます。(この画像だと「Ctrl + B」を押した時)
隠したい時はもう一度同じショートカットでBoostnoteの画面を隠すことができます。
3. Markdown記法に対応
Markdown記法だけでなく、100種類のシンタックスハイライトに対応しているそうです。(2016年03月23日現在、公式サイトに記載)
私はコードのメモではなく手順書といったそういう類のメモで使っているので、主にMarkdownを使っています。
ノートの右上にある入力欄で、そのノートに適用する言語を指定します。スクロールして選択するか、入力欄に言語名を入れて検索することもできます。
ただ、ご覧のとおり1つのノートに対し1つの言語を設定するので、複数の言語のシンタックスハイライトを適用させることはできません。
Markdown見本:
4. タグを付けて検索しやすく
ノートにタグ付けができ、タグ付けすることで検索項目として利用できます。
「このフォルダの中のこのタグをつけたノート」と絞り込むことができ、検索の入力欄に【//フォルダ名 #タグ】と入力します。
また、タグを付けるとそのタグも一覧に表示され、タグの付け方によっては一覧を見るだけである程度どんな内容のノートだったか思い出すことができます。
注意点
BoostnoteにはEvernoteのような「ゴミ箱」がありません。ノートのデータもクラウドに保存されているのではなく、自分のPCに保存された1つのJSONファイルで管理されています。
MAC:/Users/$USER_NAME$/Library/Application Support/boost/local.json
Win:C:\Users\$USER_NAME$\AppData\Roaming\boost\local.json
参考:About Repository · Issue #29 · BoostIO/boost-app-discussions
ノートを削除すると元に戻すことができないので、削除する時は注意が必要です。JSONなので例えばDropboxに入れて管理することができそうですが、その方法や検証はここでは割愛します。
おわりに
今までEvernoteを使ってメモを取っていましたが、ささっと見やすいメモを作成するには少々使いにくさを感じていました。
そこで【command + V】でコピペした時にコピー元のスタイルを引き継がず、Markdown記法が使えてフォルダ管理できるメモアプリはないか…と探して見つけたのが今回ご紹介したアプリでした。
ご紹介したのは私がよく使う機能のみで、他にも色々と機能があります。もし興味を持って頂けたなら、是非使ってみてください!
原田