このあいだ正月を迎えたと思ったら、あれよあれよと1月も終わってしまいました。2月に入り、平成最後のバレンタイン。何個チョコレートをもらえるかと密かに期待している岡村です。
さて、このモバイルファーストマーケティングラボを書くのもひさしぶりです。今回はEC事業者様も必ずご利用されているEC決済手段について書いてみたいと思います。
決済方法はここ数年でいろいろ変わってきました。オンラインショップ黎明期にはまだまだインターネットで物を買うということが浸透していなかったため、「代金引換」がメインの決済方法でした。しかし、時代を経てクレジットカード決済が主流になり、今ではAmazonPayやLINEPayなどID決済が主流になりつつあります。
そしてID決済と合わせて注目されているのが後払い決済です。後払い決済はこれまでにもありましたが、「運用がめんどくさい、、」「代金、入金されるか心配、、」と言った理由から導入を見送られるEC事業者様もおられました。
しかし、ここ数年で弊社aishipRをご利用されるEC事業者様で後払い決済を導入される方が増えてきています。今回は弊社aishipRが連携しているヤマトフィナンシャル株式会社様の「クロネコ代金後払いサービス」を事例に後払いがなぜ有効かを解説したいと思います。
現在の購入者様のEC決済(お支払い)ニーズ
矢野経済研究所の「電子決済/EC決済サービスの実態と将来予想」によると、ECサイトで利用したい決済方法としてクレジットカードが半数以上を占めますが、ここで注目したいのがクレジットカード以外の決済手法が増えているということです。
商材にもよりますが、ECサイトの利用者の決済手段を分析してみると商品購入の70%-80%でクレジットカード決済が使われています。しかし、ニーズとしては「コンビニ払い(後払い)」や「キャリア決済」「ID決済」が全体の20%を占めています。
ではなぜクレジットカード以外の支払い方法がニーズとして伸びてきているのでしょうか。原因は本ブログでも何度も取り上げている「スマホ利用率の上昇」にあります。
▼スマホからの売上を上げるためにはクレカ以外の決済手法がポイント
前項でお伝えしたように、多くのユーザが空き時間を利用してスマホでネットショッピングを利用されています。しかし、利用端末別のカゴ落ち率をみてみるとスマホが一番高いのが現状です。またカゴ落ちをした理由を見てみると以下のような結果がでています。
上記の結果からも、これからさらに売上を伸ばしていくためには、
・スマホからの注文を前提に考える。
・購入導線をシンプルに短くする。
・注文までのユーザ入力項目はなるべく少なくする。
・近年ニーズの高い決済手段を揃える
の4点がポイントになります。
注目される「後払い」
そこで注目されているのが「後払い決済」です。
後払い決済のメリット
●注文情報だけ入力すればご利用可能
●スマホでも簡単に注文できる(簡単な支払い導線)
またEC事業者様だけではなく、エンドユーザのメリットもあります。
弊社の提供するaishipRではヤマトフィナンシャル株式会社の提供するクロネコ代金後払いサービスとAPI連携しています。通常の与信審査に必要なCSVアップロードはなく、与信回答時間も2〜3秒で実施できますのでエンドユーザもストレスなく買物を実施していただけます。
また自社掛け後払いではなく、保証型払いになるので収納代行会社を利用したり、入金データ消し込みや未入金データの精査等の業務も一切なく、リスクなしで新しい決済手法を導入いただけます。
最後に
スマホの普及とともに決済までもがスマホを中心として決済手法にシフトしてきています。日頃、サイトの運用をしているとサイト更新や顧客対応等にどうしても重きを置いてしまいがちですが、決済を見直すだけでも簡単に売上げアップにつながる可能性があります。
今一度、自社ECサイトの決済を見直されるのも良いかもしれません。