企業のメディア戦略として利用されるマーケティングチャネルのひとつであるオウンドメディアですが、数々のマーケティングチャネルがある中でオウンドメディアを選択する意味とは何でしょうか?
これからのECサイトのWebマーケティングには欠かすことのできないオウンドメディアを運営していく意味を目的や効果の面から解説していきます。
オウンドメディアの意味とは
オウンドメディアの運営をし、効果を最大化させるためにはオウンドメディアという言葉の意味をしっかり理解しておく必要があります。
オウンドメディアとは、「企業」が運営するテキストや画像などを中心にまとめられたコンテンツがたくさん設置されたWebサイトです。通常、オウンドメディアはコーポレートサイトやECサイトからは独立されたサイトとして構築され、企業が提供するサービス・商品に関連するコンテンツを提供します。
オウンドメディア運営者はサイトに流入するユーザーに向けてコンテンツを作っていくことを行っていきます。
オウンドメディアを運営する目的
自社商品を購入してもらう
オウンドメディアを運営する最終目的が、ECサイトであれば自社商品を購入してもらうこと、サービスサイトであれば自社サービスを利用してもらうことです。そのため、自社の商品に関連するような記事を作成する必要があります。
例えば、カバンを売っている会社なのであれば「新大学生にオススメするカバン三選」などといった記事を作成し、その記事内に自社の取り扱う商品の紹介・導線の確保を行うことで商品の購入を促すことができます。
自社のファンになってもらいLTVを上げる
もう一つの大きな目的として挙げられるのが、自社のファン化を狙うということです。オウンドメディアというメディアとしての特長を生かして、面白い・ユーザーの興味をあおる記事を量産することで継続的な流入に繋がり、LTV(顧客生涯価値)を上げることができます。
継続して同じユーザーに商品やサービスを購入してもらうことはECサイトやサービスサイトで売上を上げることを考えると必要な要素です。コンテンツ制作を継続していくことで同一ユーザーへのアプローチを積極的に行い、結果として複数回の購入を促します。
潜在的なニーズをくみ取る
2019年現在、流入の大半は自然検索からのものです。商品購入やサービス利用もサイト流入がなければ実現されません。
サイト流入を得るためにはECサイトやサービスサイトそのものを目的とした検索キーワードで流入するユーザーだけでなく、商品に関連するキーワードや使い方等、様々ワードを予測してキーワードを選定する必要があります。
そうすることで潜在的なニーズをくみ取ることができ、オウンドメディアを運営しなければ流入し得なかった幅広いユーザーへの認知をはかることができます。
ECサイトでオウンドメディアを導入している成功事例
石鹸百科
石鹸百科は石けん百貨さんのオウンドメディアです。石けんの知識や洗濯やお掃除のHow to情報、石けん周りのアイテムの説明など様々なコンテンツを網羅しています。
コンテンツ数も多く、取扱い商品への導線を確保することで自社ECサイトへの流入を実現しています。また、ECサイトからオウンドメディアへの流入も考えられておりサイトのファン化への実現もされています。
オリーブオイル キヨエ
オリーブオイルを販売しているキヨエさんですが、ECサイトとオウンドメディアを両立して運営されています。オリーブオイルを作り続ける会社の思いや、どのような製法で作っているのかなど、ユーザーの興味がありそうなコンテンツを作りこむことによって商品ページに誘導することができています。
そのほかにも、オリーブオイルを利用したレシピなどユーザー目線で作成されたコンテンツが何度も買いに来たいと思わせる素敵なサイトになっています。
オウンドメディアの結果は徐々に出てくる
オウンドメディアはペイドメディアのように素早くプロモーションができるわけではありません。コンテンツを作ってすぐコンバージョンという形にはならないということです。
それは中長期的な目線に立ってもそうですし、短期的な目線に立ってもそうです。中長期でみると検索エンジンから評価されるまで時間がかかりますし、短期的に考えると作成してすぐのメディアは検索エンジンから評価されにくいという問題があります。
このようにオウンドメディアは長期的な目線で運営を行っていくことが重要になってきます。慌てずに時間をかけてコンテンツを作っていくことで長期的に安定した流入、コンバージョンを得ることを目的に運営していきましょう。
まとめ
ECサイトやサービスサイトでは今後もオウンドメディアの発展がユーザーの創出につながると言われています。特にECサイトではまだまだ伸びる集客方法です。
ECサイトでオウンドメディアを構築する際にはオウンドメディアで利用されることが多いWordpressとの連携が不可欠です。Wordpressとの連携がされているプラットフォームを選んで他のサイトに差を付けましょう!
弊社が運営するaishipRではWordpress連携がオプションとして用意されていますので、是非活用ください。