以前スマートフォン集客に関してアドネットワーク広告の事例をご紹介しました。
アドネットワーク広告は売れるサイト・売れないサイトを判別し、予算内で最適な効果が出せるように、CTR・CVRがないサイトは自動的に露出を繰り返します。
モバイルに比べクリック数はありますが、モバイルで売れている商材だからといってスマートフォンで売れているわけではないことをお伝えしました。理由はおおまかに下記2でした。
①スマートフォンでの「買い物のしにくさ」
②モバイルユーザーとスマートフォンユーザーの層が異なる
さて今回は同じクリック課金タイプのスマートフォンのリスティングについての事例をご紹介します。
実は最近、EC店舗様から「モバイルではリスティング好調だけど、スマートフォンってどうなの?」と質問をよく聞きます。やり方によっては、費用対効果がとれるプロモーションですので、この機会にお話ししたいと思います。
弊社はもともとモバイルに特化した売れる商材の卸や売れる広告を扱っている為、スマートフォンでも美容系の商材を中心に出稿しました。
ランダムに表示されるアドネットワークの露出法と違い、商品に潜在的関心があるユーザーのキーワード検索をもとに表示しますので、スマートフォンのアドネットワークのようにクオリティの高いバナー・スマートフォン対応のLPにそこまで留意する必要がないのではないか?という推測の元出稿しました。
出稿商品は下記はダイエット2商品です。
結果は以下になります。
ダイエット味噌汁:消化金額35,788円に対して、786クリック 15件 53,640円)
ほしのあきさんタイアップのダイエットジェル:消化金額45,878円に対して、322クリック 23件 68,540円)
費用対効果は両方とも約1.5倍弱でした。
見ていただければわかると思いますが、スマートフォン用に購入リンクを大きくしただけで、画像容量を増やしたりといったリッチコンテンツでは出稿せず今までと同じような
ガラケー用のLPを表示させました。
アドネットワーク広告のようにガラケーサイトをスマートフォンで表示させてもリスティング広告ではCVRは落ちない事がわかりました。
今のところ事例が少ないので確定的な事は言えませんが、無理にスマートフォンページに変更する必要はなさそうです。
ちなみに下記はリスティング広告の概要です。
上記からわかるようにキーワード単価はガラケーより少し高いぐらいなので、ガラケーで費用対効果がとれている商品があれば積極的にスマートフォンで出稿させるべきです。
ちなみにECサイトでスマートフォンリスティングは競合が少ないので、競合が入札する前に同カテゴリーでいろいろ試してください。
アドネットワークと違いバナーではなくテキスト原稿なので、モバイルで売れるキャッチが活用できます。しかもリスティングは一つの商品(URL)で、複数の原稿を入れる事もできますので、一度にABテストが可能です。
ノウハウが、なかなか見つからなかったスマートフォンにおいて、やっと良い事例ができました。スマートフォンユーザーの利用目的の75%はweb閲覧・アプリと言っていた以前より、コマースでの利用が増えてきた証です。
まとめとして
①ガラケーサイトでもリンクをタッチしやすく表示改善(スマートフォン向け表示)さえしていれば、リスティング広告ではCVRは落ちない。
②ECサイトでスマートフォンリスティングは競合が少ないので、競合が入札する前に入稿本数を増やす。