■はじめに
これまでの記事で、スマートフォン向けECサイトを作成することの有用性について、他の記者が述べている通り、スマートフォンユーザーに対しては、PC向けサイトより、スマートフォン向けサイトを表示させた方が、転換率が高まります。(参考記事:スマートフォンECサイトでユーザ満足を高める3つのポイント)
今回は、より転換率を高めるためのスマートフォンサイトとPCサイトの振り分けについて考えてみたいと思います。
■端末に合わせた最適なページに誘導を
当然のことながら、スマートフォンユーザーに対してはスマートフォン向けサイトを、PCユーザーに対してはPC向けサイトを表示させることにより、ユーザーはストレスなくWEB閲覧ができるため、転換率の向上が見込めます。
以前のエントリー(スマートフォンネットショップ構築のポイント! ~PCサイトからスマートフォン専用サイトへ表示切替リンクの設置~)でもあるように、TOPページだけでなく、全てのページ毎に最適なページを表示させることができれば、より転換率も向上するでしょう。
例えば、スマートフォンユーザーが商品を探して検索している場面を想像してみましょう。
商品名などで検索し、PCサイトの「商品ページ」が検索に引っかかったとしましょう。
そのページにアクセスした時に、以下の【1】~【3】で、どれが最も転換率が高いでしょうか。
【1】PC向けサイトが表示される
【2】スマートフォン向けサイトの「TOPページ」が表示される
【3】スマートフォン向けサイトの「商品ページ」が表示される
もちろん答えは【3】です。
■最適なページへ誘導している事例
以下のサイトをご確認ください。
(参考とさせていただくのは『ANAP』様( http://www.anapnet.com/ )です。)
このように、スマートフォンユーザーに対してはスマートフォン向けサイトを、PCユーザーに対してはPC向けサイトを表示させることによりユーザー満足度を高めることができます。
■まとめ
振り分け方については、PHPで振り分けたり、.htaccessで振り分けたり、JavaScriptで振り分けたりなど様々な方法がありますが、ここでは詳細については割愛させていただきます。
スマートフォン向けショッピングカートASP『aiship』では、このような特別な知識を必要とせずに、ユーザーがECサイトへアクセスする端末に応じて、最適なECサイト(パソコン用サイト/スマートフォン用サイト/携帯サイト)へ誘導する機能が標準で搭載されていますので、スピーディーに振り分けの設定が対応が可能です。
ページ毎に設定することは、若干の手間がかかりますが、ユーザーがストレスなく快適に商品を購入するために、ぜひとも備えておきたい機能です。