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ショッピングカート比較~歴史と最新ASPの選び方~

ショッピングカート比較~歴史と最新ASPの選び方~

様々なECサイト向けショッピングカートASPが存在する中で、それらは時代(ニーズ)に応じ登場してきています。今回はショッピングカートASPを比較し選定するにあたり、歴史・変遷・世代という切り口から最新世代のショッピングカートについてその選び方の参考情報をご案内します。

本記事の内容はこちらの記事にて最新版を公開しております。宜しければご確認ください。

ショッピングカート比較、その歴史(変遷)と時代ニーズ

以下図のようにECサイト向けショッピングカートASPには時代(ニーズ)とともに、その時代のコンセプトを持ち登場している歴史・変遷があります。

asp_generation

~ショッピングカートASP比較(世代、サービス登場年、ニーズ)~

それでは各世代、年代毎に登場したショッピングカートASPを整理してみましょう。

【第一世代】 カート機能世代

ショッピングカートASP名 登場年 ニーズ
ストアツール 1999年〜 カート機能
SHOP-Maker 1999年〜 カート機能
ワイズカート 2003年〜 カート機能
FC2カート 2004年〜 カート機能

【第二世代】 PC向け高機能世代

ショッピングカートASP名 登場年 ニーズ
カラーミーショップ 2005年〜 小規模 総合EC
おちゃのこネット 2005年〜 小規模 総合EC
e-ネコショップ 2006年〜 小規模 総合EC
ショップサーブ 2006年〜 中大規模 総合EC
MakeShop 2006年〜 中大規模 総合EC
フューチャーショップ2 2006年〜 中大規模 総合EC

【第三世代】 高機能マルチスクリーン・特化世代

ショッピングカートASP名 登場年 ニーズ
STORES.jp 2012年〜 小規模 総合EC-無料
BASE 2013年〜 小規模 総合EC-無料
たまごリピート 2010年〜 中大規模 EC-定期購入
侍カート 2013年〜 中大規模 EC-定期購入
Live Commerce 2010年〜 中大規模 総合EC-越境
えびすマート 2010年〜 中大規模 総合EC-カスタマイズ
コレカゴplus(現CARTSTAR) 2013年〜 中大規模 総合EC‐接客
aishipR(アイシップR) 2013年〜 中大規模 総合EC‐レスポンシブ

カート機能に焦点をあてた第一世代

1999年頃より、前身となるショッピングカートASPが登場しました。EC市場の誕生から徐々にECが普及する中で、それまではショッピングカート機能を高額な独自プログラムで構築していました。多くの「ネットで物を売りたい」という市場要求に対応し、第一世代のショッピングカートASPが登場しました。このショッピングカートASP登場により自社ECサイトのショッピングカート機能導入を安価に容易にすることでECサイト導入を加速していくことになります。

「ショップサーブ(第二世代)」の前身となる「ストアツール(1999年~)」や、「SHOP-Maker(1999年~)」、またそれら世代の進化系である「ワイズカート(2003年~)」、「FC2カート(2004年~)」が第一世代にあたると言えます。これら第一世代の特徴としては、ショッピングカートの機能部分限定に焦点を当てASP化したものです。今日ではこれら第一世代ショッピングカートASPの利用は減少、第二世代や第三世代へ利用は移行されていきました。

今ではショッピングカートのみならずCMSや受注、メール配信、CRMなど高機能を有するショッピングカートASPですが、これらを単に「ショッピングカート」と単機能で呼ぶのはこの世代の名残です。

多機能化で二分化した第二世代

その後、PCでのECサイト市場はさらに拡大し、第一世代で運用し始めたECサイトも拡大し新規参入も急増、そのニーズはさらに高機能へと変遷します。機能性はショッピングカート機能に限定せず、ECサイトのコンテンツ運用(CMS)の高度化から販促機能、メール配信やCRM、分析などECサイトの運用に必要な機能性のパッケージ化が要求されました。そこでASPは第二世代の高機能世代へと変遷します。

第二世代の高機能世代は、当時多くの個人事業者など低価格での新規ECサイトへ参入するニーズに向けた“小規模ECサイト向け”、法人やECを伸長させてきた“中大規模ECサイト向け”の大きく2分野が登場します。

小規模ECサイト向けに「カラーミーショップ(2005年~)」や「おちゃのこネット(2005年~)」、「e-ネコショップ(2006年~)」など、また中大規模ECサイト向けとして「ショップサーブ(2006年~)」や「MakeShop (2006年~)」、「フューチャーショップ(2006年~)」などがあります。

これら第二世代の特徴としては、
・PC向けのECサイト構築運用を前提としていること
・ショッピングカート機能のみならずECサイト構築運用に必要な機能性がオールインワンであること

などです。

この図等には含めていませんが、この世代ではもう一つ別路線での携帯(ガラケー)公式サイト向けショッピングカートASPがありました。NTT-docomoなどのキャリア向け公式サイトが全盛のころ、これら携帯公式サイトを運用するため(PC非対応)ニーズで登場拡大しましたが時代変遷とともに無くなっていきました。

機能特化・マルチスクリーン対応な第三世代

2010年頃よりこれらショッピングカートASPは第三世代へ移行します。この第二世代で登場してきた高機能ショッピングカートASPが、時代のニーズの変遷により進化(特化)したものです。小規模ECサイト向けはCtoCの商取引の拡大ニーズに合わせ、さらに低価格(無料)・簡易のECサイトを実現しようと「BASE(2013年~)」や「STORES.jp(2012年~)」が登場しました。

また中大規模ECサイト向けは、越境ECニーズに合わせた「Live Commerce(2010年~)」、単品・定期購入の通販ニーズに合わせ「たまごリピート(2010年~)」や「侍カート(2013年~)」、ASPでもカスタマイズしたいというニーズに合わせ「えびすマート(2010年~)」、接客を特徴とする「CARTSTAR(2013年~)」、レスポンシブWEBデザインでの高機能ECサイトを実現する「aishipR(アイシップR)(2013年~)」などがあります。

これら第三世代ショッピングカートASPの特徴は、
・第二世代の高機能を前提に、さらに市場要求に合わせ進化(特化)している

ところです。

第三世代より登場してきた定期通販のニーズに合わせた「たまごリピート」や「侍カート」などはその象徴的なものです。またスマートフォンやタブレットの普及でECサイトの利用が第二世代のPC中心時代からモバイル中心のマルチスクリーン時代へと変遷し、レスポンシブWEBデザインでのECサイト運用ニーズに合わせ登場した「aishipR(アイシップR)」もその第三世代の象徴です。

第三世代、最新ショッピングカートASPの選び方

このように、数多くあるショッピングカートASPではありますが、それぞれがその時代背景のニーズとともに登場し変遷している歴史があります。ですから、これらショッピングカートASPを比較し選ぶ過程において、この歴史、変遷、登場背景、その世代というものを比較選定の重要要素に含める必要があります。

なぜなら、めまぐるしく移り変わるEC市場においてECサイトのそのプラットフォームは陳腐化し、その時代に応じたプラットーフォームを利用しなければお客様の要求を満たすことが出来ず、結果売上が上がらない、利益が上がらないというものになるからです。また、ECサイトの運用プラットフォームを「ASPを利用し、所有せずに借りている」ということも、そもそもこの陳腐化することの考慮が大きな理由でもあるはずです。

多くの利用者がいるから・必要な詳細機能があるからなどの検討要素も重要ではありますが、第一世代や第二世代のASPは既に現市場背景のコンセプトで提供しているものではなく、ひと昔(世代)前の市場に合わせたものであることも知らなければなりません。

例えば中大規模EC向けショッピングカートASPの第二世代を象徴するショップサーブやメイクショップなどは、当然ながらその知名度・利用者数は圧倒的なものがあります。EC市場の急拡大とともに、その利用者数は大きく増えました。しかしながらこれらはPCでのECサイト時代に合わせた既に一つ前の世代のレガシーなASPとも言えます。管理画面やデザイン拡張性にも制約があり、モバイル対応は現在googleが推奨するレスポンシブWEBデザインではなく旧来型の分離構成など既に10年前のコンセプトでもあります。

このようなことも含め、同じ利用者層へ提供するaishipRをショップサーブやメイクショップと比較すると確かにその利用者数や知名度は低いものの、同様の高機能性を有しながらモバイルEC売上拡大を主眼にマルチスクリーン対応を容易にするレスポンシブWEBデザインを前提とした第三世代のコンセプトであることも比較選定理由の大きな一つとなります。

また、定期購入や単品通販の市場ニーズについては、その他ショッピングカートASPにも機能性があるものの、単品通販に特化している第三世代も検討の一要素です

ショッピングカートASPの目利き

ショッピングカートASPの選定は重要です。そのもので売上を左右する可能性もありますし、いくら所有せず借りることが前提でいつでも変更ができるものの、頻繁に変更するわけにも行きません。激戦のECサイト運用の中で変更ばかりしている暇はありません。

ただ、ショッピングカートASPは陳腐化します。第一世代が世代交代していったのと同様に第二世代も近い将来は時代ニーズに合わなくなり変更せざるを得ないことになります。それは第三世代でも同じことは言えます。しかしながら、今は第三世代で当面は第三世代です。また第四世代の登場は未だしばらく先の様です。

携帯電話のように一般化して誰しもがその世代について目利きできる商品はわかりやすいですが、ショッピングカートASPのように長く業界に携わる特定の人でないと目利きしにくいものも、このような「世代」や「登場の背景」などの歴史を整理し、そのショッピングカートASPの最新世代はどれかを考えることは、その比較選定の重要な一要素になります。ご参考いただければと思います。

                   
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