モバイルECでユーザビリティを左右する画面遷移の問題。小さな画面でできるだけストレスを与えないようにするには、画面の遷移を最低限に抑えなければなりません。
逆に言うと、きっちりとこの遷移の問題と向き合い、解決をすることで転換率の大幅な向上を見込むことができます。
サイト名 | モバコレ |
URL | http://web.mbkr.jp |
QRコード |
メインターゲットが若い女性のため、スマートフォンでの買い物が中心になります。小さい画面での画面遷移や入力のストレスを極力減らし、快適に買い物ができる工夫が随所にあり、意識して作られてる印象がありました。
カテゴリページで商品一覧の並び方をサムネイル画像中心か、商品名などを表示するのかをページの読み込みなしでサクサクと切り替えることができます。
商品横にある「☆」をタップするとお気に入りに追加することができますが、こちらもページが切り替わること無くポップアップで「お気にリに登録しました!」と表示されます。
お気に入りに追加する際はログインをする必要がなく、ウィンドウショッピング感覚で次々のお気に入りに入れていけるのでとても便利です。
カテゴリ表示件数や並び順、絞り込みなどもポップアップで行うことができるので遷移のストレスを極力少なくしています。
絞り込みメニュー等は検索する項目が多ければスペースを取ってしまいがちなので、ポップアップ表示にすることによって見える領域を大幅に広げることができます。
多くのサイトでは、通常セレクトボックスやラジオボタンで選択肢を選んで、カートに入れるボタンを押しますが、あらかじめバリエーションと在庫の有り無しが表示されているのでひと目でどの商品を選択すればいいのかが分かりやすいです。
カート内で情報を入力するページも遷移すること無く一気に入力を進めることができます。決済方法を選択すれば、その下に詳細が表示されるようになっていてスペースを有効活用できています。
いざ買おうとなっている時に、画面遷移が多くいちいち通信していてはユーザーにストレスを与えるきっかけになってしまう可能性もあります。
モバイル端末でECサイトを構築する際に必ず気にしなければならない遷移の問題。少なければ少ないほどユーザーは快適に購入体験を得ることができるので、転換率の向上に露骨に影響してきます。
よりユーザー目線に立ったサイト構築を心がけましょう。
次回のサイトレビューもお楽しみに!