民間のサイト以外にも広がりつつあるレスポンシブWebデザイン
ECサイトをはじめ、企業のブランドサイトや製品紹介サイトなどにも積極的に採用が進んでいるレスポンシブWebデザイン。
今回はそんな民間企業とは逆に、「お固い」イメージのある政府や公的機関サイトでレスポンシブWebデザインを採用している事例をご紹介したいと思います。QRコードも付けてあるので、是非スマートフォンやタブレットでも読み取ってサイトを見てください。
まずは日本の首相官邸から。
最近リニューアルを行い、レスポンシブWebデザインに対応していました。アコーディオンメニューなどでコンテンツをすっきり見せつつ、PCサイトのコンテンツの削らずに情報を上手く整理しています。
タイの政府観光庁の日本向け公式サイトです。タイ観光の最新情報や、宿泊施設、またタイの基礎知識や歴史などを学ぶこともできます。
大阪観光局が運営する外国人観光客向けの大阪の観光情報を発信するHPです。スマートフォンを使って街歩きをする観光客にとって、このようにマルチデバイスに対応している情報サイトの存在はありがたいのではないでしょうか。
工業分野の国際的な標準である国際規格を策定するためのNGO「国際標準化機構」の公式サイトもレスポンシブに対応しています。標準規格を策定するというなんとも「お固い」イメージもありますが、マルチデバイスへ柔軟にシフトされていますね。
イギリス政府のHPもレスポンシブWebデザインに対応。行政のTOPから国民が閲覧しやすいHPへと対応するのは政府の姿勢にも好感が持てます。
個人的に大好きなサイトです。
政府の公式サイトらしからぬ、写真を大胆にレイアウトしフラットデザインを基調としたシンプルなサイト。天気のアイコンなんかもかわいらしくデザインされていて見ているだけでも楽しめます。
世界最大規模の自然環境保護団体である国際的NGOである、WWF(世界自然保護基金)の公式HPもレスポンシブWebデザインを採用しています。
いかがでしたでしょうか。
製品の紹介やブランドサイト、ECサイトなど民間の(特にBtoC)サイトではレスポンシブWebデザインの採用はかなり進んでいる段階ですが、このように政府や公的機関、NGOなどなかなか私達市民が自ら足を運ばないと閲覧しないであろうサイトにもマルチデバイス対応の必要性は迫っています。
世界レベルでのマルチデバイスからのアクセスの増加によって、民間・政府問わずユーザーが閲覧しやすいようなサイト作りをしなければならなくなってきています。
上林