■はじめに
スマートフォンは従来の携帯電話よりも、精細な画像や多くのテキストでユーザーに商品の魅力を伝えることができます。これまでもスマートフォンだからこそできる、ユーザーの利便性の高いECサイトを取り上げてきましたが、それを実践されているaishipユーザー様の事例を紹介したいと思います。
●ペアリング屋様(ペアアクセサリー専門店) http://pairj.jp/
今回、ページを制作された担当者の方にもお話を聞いたところ、ポイントは…
1、ユーザーの嗜好に分けたリスティング広告とそのLP
2、一目見て分かるボタンデザイン
とのことでした。
▼1、ユーザーの嗜好に分けたリスティング広告とそのLP
どちらも「商品 目的」で検索した結果から直接その商品の詳細ページへ誘導されています。
より具体的な商品や目的をキーワードに検索をされる方は比較的購入意識の高いユーザーです。モバイルで検索をする人はPCに比べて目的意識を持ってECをされている割合が高く、「目的のページに早くたどり着きたい」と思っているため、クリックしたその先のページが目的と異なる場合にはすぐにそのページを離れていってしまいます。
またPCと比べるとモバイル端末の通信速度は遅く、ユーザーはページの遷移をすることにもストレスを感じます。PCではファーストビューで多くの情報を載せることができますが、モバイル端末の小さな画面ではそれが難しいため、伝えたい情報をきちんと整理して、ユーザーが初めて目にするLPを構成することが転換率を上昇させるためには重要となります。
せっかく来店してくれた購入意識の高いユーザーを迷わせることのないように、きっちりとLPを構成しましょう。
▼一目見て分かるボタンデザイン
ページ内に複数個、ボタンが設置されています。(この場合「今すぐ注文する」)
一般的にスマートフォンのページは縦に長い画面で、スクロールしないと続きが読めません。長い商品説明のページの途中にも、このように複数個ボタンを設置しておけば欲しいと思ったときにタッチをすることでカートへすぐに移動することができます。
従来の携帯電話と比べて、スマートフォンの場合は見た目で判断しにくいリンクですが、赤色で目立つように設置し、一目見てボタンだと分かるような形にデザインされており、通常の文字のリンクよりもより分かりやすくなっています。
また各ページの上部には「ログイン」「カートを見る」ボタンが設置されており、いつでも会員ページやカートの中身を確認できるような工夫もされています。
デザインも先ほどのカートに入れるボタンと同様、赤色で目立たせて分かりやすくなっています。
■まとめ
ECサイトも実店舗と同様、お店を建てただけではお客様は来店し購入はしていただけません。
上記の2つのポイントを考慮したLPのデザインやページ内のデザインを実施するとともに、PC以上により細分化したページを作り込んでいくことで、さらにユーザーの利便性が向上し転換率の上昇につながるのではないでしょうか。