大手企業のマルチデバイス対応状況
マーケティング会社のAtlas21社独自に行った調査が発表されていました。
2013年度版のアメリカの経済誌大手フォーチュン社の世界企業長者番付に掲載されている500社の企業サイトを調査し、マルチデバイス対応状況とその方法を調べたものになります。
マルチデバイス対応ではレスポンシブWebデザインが大きく躍進
調査を要約すると、
- レスポンシブデザインが前回比150%の増加となり、スマートフォン専用サイトは微増に留まっている。
- マルチデバイス対応率は42%になり、前回に比較し6%増加、約半数に近づいた。
とのことです。
前回調査との比較では、レスポンシブWebデザインを導入している企業サイトは50社だったのに対し、たった半年で75社まで伸びています。
出典:世界主要企業サイトのレスポンシブデザインが150%増加
逆にスマートフォン専用サイトを構築している企業は130社→136社と微増の結果に。いかにレスポンシブWebデザインが注目され、実際に導入されているのかリアルな数字が見れる結果となりました。
とはいえ、マルチデバイス未対応の企業も過半数あり今後これらの企業がマルチデバイス対応をする際にどのような方法を取るのか注目したいです。
日本でレスポンシブWebデザイン導入が増加
出典:世界主要企業サイトのレスポンシブデザインが150%増加
国別の数字で見た場合、前回調査に比べ日本企業のレスポンシブWebデザイン導入率が大きく増加しています。またアメリカでは企業数132社に対して、レスポンシブWebデザインの導入企業が28社となっています。
全体ではマルチデバイス対応をしている企業は42%となり、前回調査に比べ約6%増加し半数近くまで伸びている状況です。PCだけでなく、様々なデバイスに対応する姿勢を感じ取ることができます。
減少を続けるPCアクセス
「2014年ECサイト予測!キーワードは「モバイル化」「マルチスクリーン化」」でも書きましたが、Yahoo!、Google、楽天、Amazonなど大手サイトのPCアクセスは軒並み減少しています。(Yahoo!ショッピングに至っては-12%も減少)
逆に上記の調査のようにレスポンシブWebデザインを導入している大手企業が増えているということは、それだけモバイル/PCのデバイス関係なくサイトを閲覧するユーザーが増加しており、効率的に対応するにはレスポンシブWebデザインを導入するのがベストと判断した結果ではないでしょうか。
もちろんどのようなユーザーが訪問しているのかによって、その対応方法は変わります。BtoB向けのビジネスをしているところは今すぐモバイル対応の必要は感じられないと思いますが、逆にBtoC向けであれば、今すぐモバイル対応しなければマズイでしょう。
ユーザーがモバイルで訪問しているのかどうかは、Google Analyticsで簡単に確認することができるので、まだ把握されていない方はすぐに確認することをおすすめします。モバイル訪問が3割超えていたら黄信号です。
元記事では新たにレスポンシブWebデザインを導入した企業の例も挙げられています。エクソン・モービルやSAMSUNGなど名だたる企業が出ていますので、ぜひご覧ください。
レスポンシブWebデザインサイト事例3選
確実に増加しているとはいえ、まだまだ制作方法やデザインイメージを掴みきれている人は多くありません。
そこで今回はレスポンシブECカートASP「aishipR」を利用してレスポンシブECサイトを構築されたサイトを3社ご紹介します。
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この他にもレスポンシブWebデザインを集めたギャラリーサイトなども存在しますので、是非合わせてご覧ください。
上林