先日ガラケーが必要になり、ヤフオクで白ロムの端末を購入しました。
せっかくなのでスマホのアプリを使って購入してみましたが、モバイルでのUI/UXが非常に優れており、ECサイトを制作する上でも参考になる点が多くありました。
サイト名 | ヤフーオークション |
アプリ | ![]() ![]() カテゴリ: ライフスタイル 価格: 無料 |
ネイティブアプリですが、動線設計などワイヤーフレームを作る上でECサイトでも参考になる点はたくさん。動きも分かるよう動画なども交えて、以下4点を紹介していきます。
1,主要なメニューを常に下部に設置
2,スワイプでカテゴリ間を移動
3,さくさくサジェスト
4,プッシュ通知
主要メニューは画面下部に固定され、スマートフォンでタップがしやすい配置となっています。右から順に「ホーム」「検索」「マイメニュー」「出品」「設定」です。
スマホで片手で操作をすることを考えて作られた設計です。
ホーム画面にはカードレイアウトで商品が並んでおり、上部のカテゴリは横スワイプで移動出来ます。カテゴリをタップしたりする手間がなく、直感的に操作ができるので目的の商品を探しやすい構成です。
さらに商品詳細では、「入札する」「お気に入り」ボタンが下部に固定されており、スクロールしてもついてきます。どの画面でも入札がしやすい箇所へ配置されています。
勝手に名前を付けてしまいましたが、「さくさくサジェスト」が出てきます。例えば「ipad」と入力するだけですぐ下にサジェストがさくさくと出てきて、それぞれの候補をタップする度にどんどんサジェストが現れます。
「ipad air2 64gb simフリー」を検索するのに、入力した文字は初めの「ipad」のみ。後は、スワイプとタップだけで入力することができました。ヤフオクの持つ、膨大な商品データや検索クエリがある強みだと思います。
アプリならではの機能として、入札後に高値が更新された場合はすぐに通知が来て知らせてくれます。サイトに張り付いて見る必要が無いので、便利ですね。
上記のようにアプリにすることでプッシュ通知やスワイプ動作などユーザーにとって便利なUIを提供することは可能になります。しかしその一方で通常のサイト制作に比べ開発コストが大きくなったり、提供するプラットフォーム(iOSやAndroid)の仕様に大きく依存したりするデメリットも存在します。
サイトの持つ強みやどのようなユーザーに向けて商品を提供するのか、ECサイト事業者は考える必要があると思います。
とはいえサイト制作でも参考になる点は多々あるので、他のアプリを見て研究することも重要だと感じました。
次回のレビューもお楽しみに!