こんにちは、開発部の昆です。
Web上のサービスをご利用のみなさんなら「予約した時間にシステムへCSVやファイルをUPしたい」とお考えの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
既にお使いのWebサービスやWebシステムにそのようなものが備わっていれば問題ないですが、もし備わってい無い場合にselenium(セレニウム)を使って実現することが可能です。
seleniumとは
Seleniumとは、Webブラウザを使ってWebアプリケーションをテストするツールです。この「Webブラウザを使って」というのが非常に大きなポイントで、人が手でWebブラウザを操作する代わりにSeleniumがWebブラウザを操作してくれるのです。
例えば繰り返し同じ作業を行うようなテストがあった場合に、seleniumにその作業を記録することでブラウザが動作を自動で実行してくれるツールです。人の手を使わず効率的にテストを実施することができる便利なツールとして知られています。
今回はseleniumの「Scheduler」を利用します。基本的なseleniumの使い方はここでは割愛し、「Scheduler」の使い方を説明します。
Schedulerの設定手順
手順は以下の3ステップで行います。実に簡単です。
「Play test suites periodically」を押下
まずseleniumの右上にある時計のアイコンをクリックし、「Play test suites periodically」を選択します。
スケジュールの設定をする
次にSchedulerが表示されるのでSchedulを設定します。
※Titleなど任意の名称でかまいません。
※Suiteにはアップしたいファイルを設定します。
気をつけていただきたいのは既にjobが設定されていると意図する動きをしない可能性があるので要注意です。
※その場合に前回設定したjobを削除して新しく作る方が無難です
実行時間の確認をして設定を完了
正しい設定が行われたら、次回実行する時間が右下のところに表示されます。確認後、「OK」ボタンを押下で完了です。
Schedulerを実行するには、PC・ブラウザを立ち上げておく必要がありますが指定時間にファイルを自動でアップロード出来るのは、非常に便利ですのでぜひ一度お試しください。