こんにちは、サポート部の山本です。
今回はヤマダが書いた「Instagram APIを使って写真機能の連携してみた検証と考察」に触発されたので、InstagramのECサイト活用について考えてみたいと思います。
Instagramとは
Instagramはスマートフォンから画像や動画を共有してユーザー同士が交流するSNSで、アクティブユーザーが全世界で4億人、日本でも810万人(6月時点。1年で倍増している)が利用している、勢いのあるソーシャルメディアの1つです。
おしゃれなUIで、特に女性や若年層からの支持が高く、感性で訴求につなげるソーシャルメディアと言えます。
利用者が急増するInstagramを活用して自社ブランディングや販促や集客を行うEC事業者も増加しており、すでに一定の成果を上げている企業も出てきています。
活用事例その1「北欧、暮らしの道具店」
よくメディアにも取り上げられている事例として「北欧、暮らしの道具店」があります。キッチン雑貨、日用品を紹介するネットショップで、Instagramのフォロワーは23万人(2015年11月現在)を超えています。凄いですね。
【Instagram】Instagramアカウントはこちら
【ECサイト】北欧、暮らしの道具店
商品写真だけでなく、、
このような撮影中の写真なども掲載されています。
他にも4コマレシピといったフォロワーに有益な情報や興味をもってもらえるようなコンテンツがアップされていて、工夫が随所に見受けられます。
※4コマレシピとは、下図のように料理等のレシピが4分割の画像とコメントで表現されている投稿です。
「北欧、暮らしの道具店」のInstagramでは見ていて飽きないオシャレな写真やユーザーにとって役に立つコンテンツが多く、「ECサイトで商品を買わせよう」という下心が感じられないところが好感が持てます。
こういった工夫がファンを増やす要因になっているのだと思います。
活用事例その2「UNIQLO GINZA店」
また「UNIQLO GINZA店」のアカウントもよくメディアでも取り上げられています。フォロワーは11万人(2015年11月現在)を超えています。
【Instagram】Instagramアカウントはこちら
【ECサイト】UNIQLO公式通販サイト
「UNIQLO GINZA店」のInstagramアカウントでは当初、店舗の写真や新商品の写真、スタップの写真がメインだったそうです。
それを一般の方が投稿したユニクロ商品を取り入れたコーディネートを紹介する形に変更したところ、フォロワーが急増したそうです。
確かに店舗側から押し売りのように投稿される画像よりも、一般人がユニクロの服をいい感じでコーディネートしている画像の方が興味をそそられますね。お店からのひと言コメントがあるのも、ユーザーとお店のコミュニケーションがあって投稿してみたいと思われる要因かもしれません。
参考:フォロワー数10倍!「ユニクロ銀座」インスタグラムアカウントの人気が急上昇。その要因を調べてみた
キャンペーン活用
画像投稿キャンペーン等でもInstagramは活用されています。
メディキュットの「#わたしのがんばる脚」キャンペーンは面白いです。
「♯わたしのがんばる脚」のハッシュタグをつけて足の写真を投稿してもらうという、簡単に参加できるキャンペーンです。
面白いキャンペーンで話題を作ることができれば、多くの人に見てもらうことができますね。
終わりに
Instagramの活用事例、いかがでしたでしょうか。
もちろん、商品によっては向き不向きもあると思います。また単にInstagramを導入して画像をアップするだけでは成果が上げるのは難しいでしょう。
上記のような事例を参考に、自社に適した運用方法をPDCAを回しながら構築することが重要だと思います。
余談ですが、最近の記事でeコマースの機能を拡充するとの噂もあるようです。
インスタグラム、eコマースのテストを実施中か? 情報筋が明かす
今後のInstagramの動向にも注目していきたいです。
山本