最近、街中の実店舗に出向いた際、QRコードで会員登録・メルマガ登録・クーポン発行に誘導させる場面によく遭遇します。一昔前は、「続きはWEBで!」と言うキャッチ・フレーズによって、マス・メディアからネットへ視聴者を導く手法が目立ちましたが、昨今のスマートフォンの普及によって、今度はネットからリアルへの誘導を試みる施策に対し、工夫を凝らすようになってきています。
その背景に、FacebookやTwitterなどのSNSの普及にあり、これらを宣伝広告活動に有効に活用できる環境が整い、何も大手企業だけに限られずに実践できるようになっています。
FacebookやTwitterなどのSNSを活用することは、リアルタイム情報発信に加え、位置情報とも連動させフラッシュマーケティングを実践しやすいだけでなく、顧客が口コミを書けばその波及効果により最高の宣伝塔にもなってくれます。
Googleアナリティクスのソーシャルユーザーフローでは、サイトへのアクセスを「ソーシャルサイトからのアクセス」に限定させ、各指標を分析することができます。
目標URLを設定しておくことで、SNSからのコンバージョン率も計測することが可能で、費用対効果を測定することができるようになっています。これらの指標が計測できるということからは、このソーシャル値が少なからず検索エンジン対策(SEO)にも影響しているとも推察できます。
さらには、モバイルのトラフィックやタブレットのトラフィックをセグメントすることもでき、スマートフォン端末からのソーシャルメディアからのアクセスを分析することができます。
MMD研究所がモバイル・インターネットWebによるオンライン調査にて実施した「Facebookインサイト調査」によると、Facebookにアクセスする際に主に用いるデバイスを聞いたところ、最も多かったのは7割超でスマートフォンであったという結果が公開されています。
Facebookユーザーの目に留まるような情報を発信し続けることは、今後の広告活動において欠かせないものになっていくでしょう。まずは、Googleアナリティクスでソーシャルメディアとデバイスの掛け合わせで現状を分析し、サイトに応じた施策を講じてみては如何でしょうか。次回以降の記事にて具体的な事例を紹介させて頂きます。
(スマートフォンショッピングカートASP『aiship(アイシップ)』 葉糸)