モバイルファーストマーケティングラボでは、aiship(http://www.aiship.jp/)ご利用クライアント様全体の、前月までのデバイス別アクセス比率とOS別比率を毎月月初にレポートいたします。
2012年5月にスマートフォンがアクセス比率で、ガラケー、PCを抜き3デバイスでトップに踊り出ました。そして2ヶ月後の7月には50%を上回り、スマートフォンからのアクセスの比率は過半数に達しています。
その後も勢いは止まることなく伸び続け、10月には68.44%にまで達しており、他の2デバイスを大きく引き離す結果となりました。年内にはほぼ確実に70%を超えるでしょう。
ドコモの夏の新製品ラインナップにおいて、従来のガラケーが一台もなかったのに続き、auの秋冬新製品にもガラケーが一台も発表されませんでした。
http://www.au.kddi.com/seihin/ichiran/smartphone/index.html?bid=we_au_mbtop_pr_0013
今後のスマートフォン出荷台数予測でも2013年度 3,510万台(スマートフォン比率80.3%)と大きな成長が見込まれています。
(MM総研予測:http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120121101500)
アクセス比率に関してはモバイルECの機能に特化したaishipならではの数字と言えますが、一般市場のアクセス比率は20%〜30%が目安となっていますので、1つの指標にしてみてください。
2〜3年後の自社のサイトへアクセスしてくるユーザーのうち、何割がスマートフォンからのアクセスか考えた時に、恐らく過半数がスマートフォンからのアクセスとなっているはずです。
特にBtoC商材の場合(EC、サービス問わず)はこの流れは顕著に表れ、スマートフォンサイトがない企業はユーザーからは淘汰されていくと考えて間違いありません。私がセミナーをしていても、スマートフォンサイトをきっちりと用意しておられる方はまだ2割ほどです。
「いずれ対応させよう」と思わないで、「今」対応させて、スマートフォンからアクセスしたユーザーをきっちりと「接客」し、未来の顧客につなげることが大切です。
※アクセス端末のユーザーエージェントを元に作成。
こちらはOS別の比率になります。
Android比率、iPhone比率ともにほぼ横ばいが続き、Androidが6割のシェアを保っています。
どのOSに最適化すればよいか、という質問をよく受けますが、最低限Androidでの対応を行なっていれば、問題ないでしょう。
世界的な潮流はモバイルからのアクセスを前提としたサイト構築へとシフトしています。
モバイルファーストで設計されたレスポンシブウェブデザインを採用する海外の大手企業を見ても、確実です。
Microsoft
http://www.microsoft.com/ja-jp/default.aspx
(ブラウザサイズを変えてみると、コンテンツ配置もそれに最適化されます)
日本ではiモードが一般ユーザーに浸透して10年以上の歴史があります。日本人は世界と比べてモバイルでオンラインショッピングを楽しんだり、コンテンツをダウンロードしたりすることに抵抗がありません。
世界的な流れよりもより早く、モバイルからのネット接続がPCからのネット接続を抜く日はやってくるでしょう。
aiship 上林