こんにちは、ロックウェーブの岡本です。
弊社のレスポンシブCMS「aishipR」でもついにWordPressブログが作成できるようになりました。
WordPressを利用することで、自社サイトの中でオリジナルのブログを追加できるようになります。
オプションプランでの追加という形になりますので、「ECサイトのSEO対策にブログを始めたい!」という方はぜひご連絡下さい。
このWordPressの特徴は、「テーマファイルがあればどんなデザイン・機能のブログでも作れる」ということです。
今回は「これから自社ブログを始めよう」と考えられている方のために、
- 「WordPressのテーマファイルとは何か?」
- 「WordPressの無料テーマの選び方」
- 初めてでも簡単に使える厳選無料テーマ10選」
という内容でご紹介いたします。
どのテーマも5分足らずで追加できますので、ぜひWordPressの管理画面を開きながらご覧ください。
- 1. WordPressの「テーマ」とは?
- 2. WordPressテーマは無料で選び放題
- 3. 無料テーマの大きな「リスク」
- 4. 安心して使える5つの無料「公式」テーマ
- 4.1. 多機能・カラフルなデフォルトテーマ:Twenty Thirteen
- 4.2. 大きな画像が目立つ雑誌風テーマ:BresponZive
- 4.3. 3カラムのシンプルな雑誌風テーマ:Magazine Basic
- 4.4. シンプルかつ読みやすいブログテーマ:Catch Box
- 4.5. アニメーション付きの画像ブログテーマ:PR News
- 4.6. 横長スライダーが目立つ暖色系テーマD5 Design
- 4.7. ダークな配色のクールなテーマ:Eclipse
- 4.8. リボンがついたオシャレなテーマ:iRibbon
- 4.9. Pinterestライクなタイル状テーマ:Pinbin
- 4.10. タイトルにアニメーションが付くテーマ:Food and Diet
- 5. それでも非公式テーマを使いたい場合
WordPressの「テーマ」とは?
まずWordPressの「テーマ」とは何かをご紹介いたします。
WordPressにおける「テーマ」の役割を簡潔にまとめると、「ブログの着せ替え」です。それも一般的な無料ブログサービスと異なり「表示する内容そのもの」の変更も可能になるというものです。
1つの「テーマ」にはphpファイルとcss/Javascriptや画像ファイルなど複数のファイルが入っています。
そしてWordPressの便利なところの1つとして、この「テーマ」が無料で無数に配布されているということです。
WordPressテーマは無料で選び放題
Googleで「WordPress 無料テーマ」といったキーワードで検索を実施すると、300万件以上の記事が表示されます。
この中を見るとビジネスや個人ブログ・NPO団体など様々な用途に合わせたテーマが無料で大量に配布されていることがわかります。
もちろん専門の制作会社等が制作した「高品質・高機能」の有料テーマも数多く存在しますが、やはり無料のテーマを使えるならばそちらを選びたいと思うのが心情ではないでしょうか。
しかし一見よりどりみどりに見える無料テーマにも、ちょっとした「落とし穴」が存在します。
無料テーマの大きな「リスク」
WordPressの無料テーマが抱える「落とし穴」。それは安全性です。
これはとある無料テーマの内容をテストした結果の画像です。
必要なコードが抜けていることやセキュリティホールになりかない記述などがこの倍の長さで指摘されていました。
この様な不備が残っているテーマを使用すると、サイトの安全性を損なうことにもつながります。
また最悪の場合、この様な不備が「意図的に設置されている」場合もあります。
WordPressに限られたことでは無いのですが、無料で配信されているものの中には「悪意をもって制作されたもの」が混ざっている可能性が存在します。
テーマにはPHPやJavascriptなどのプログラミング言語が使用されているため、テーマのどこかに「トロイの木馬」をはじめとする「マルウェア」が仕掛けられていると、「データの改ざん」や「情報流出」果ては「サイト消失」といった攻撃を受けてしまうこととなります。
実際に海外のエンジニアが無料テーマを解析した記事もありました。
Why You Should Never Search For Free WordPress Themes – WPMU.org
この記事では「Free WordPress Themes(無料 WordPress テーマ)」というキーワードで表示されたテーマを解析したところ、90%のテーマにマルウェアが仕込まれていたという結果が紹介されています。
先頭10件の中では、公式テーマの1件以外は全て「悪意のあるテーマ」であったということですね。
では、安全な無料テーマを確実に探すためにはどうすればいいのでしょうか。
安心して使える5つの無料「公式」テーマ
Googleで300万件以上表示される無料テーマの中から安全なテーマを探し出す簡単な方法、それは「WordPress公式テーマ」を利用することです。
WordPressの配布元、wordpress.orgには「公式テーマディレクトリ」というものが存在します。
公式テーマディレクトリに登録するためにはWordPress.orgによる審査を受ける必要がありますので、ほぼ安全にテーマファイルをダウンロードできます。
公式テーマディレクトリのテーマでテストを行うと、この様に「テストをパスしました」と表示されます。
今回は実際にaishipR同様「レスポンシブ」なデザインの無料テーマを10個ほど探してみました。
多機能・カラフルなデフォルトテーマ:Twenty Thirteen
WordPressをインストールするとデフォルトで設定されているテーマです。初期設定テーマとして作成されているだけに「WordPressでできること」をほとんど網羅しています。前作の「Twenty Twelve」までは灰色基調のシンプルなデザインでしたが、今回はパステル系のカラフルなデザインとなっています。
後のテーマに比べて遜色ない高品質テーマですので、まずはこのテーマで様子見という使われ方が多いようです。
WordPress ? Twenty Thirteen ≪ Free WordPress Themes
大きな画像が目立つ雑誌風テーマ:BresponZive
白背景に濃い灰色のナビゲーション、水色をアクセントとしている雑誌風のテーマです。大きなサムネイル画像や、TOPに「おすすめ記事」を大きく表示できるという特徴があります。
水色のアクセントが目立つテーマですので、カジュアルな内容のブログにおすすめです。
WordPress ? BresponZive ≪ Free WordPress Themes
3カラムのシンプルな雑誌風テーマ:Magazine Basic
こちらも雑誌風テーマですが、両サイドにナビゲーションがつく「3カラム式」が特徴的です。3カラム式のニュースサイトですと、The New York Timesなどが有名ですね。
少し堅さを感じるかもしれませんが、ニュース系のブログなどにはよく似合いそうです。
WordPress ? Magazine Basic ≪ Free WordPress Themes
シンプルかつ読みやすいブログテーマ:Catch Box
このテーマはとにかくシンプルです。灰色背景に白い記事エリア、TOPにはスライダーが付いてくるという「これぞブログ」といったデザインではないでしょうか。
シンプルですが枠線の調整や角丸が設定されているなど、「less is more」を目指したデザインのテーマにも思えます。
また、インストールすると、サイドバーの表示位置や背景色などを設定する画面が表示されるのも親切設計だなという印象です。
シンプルな分ファッション系などには不向きですが、ビジネスブログなどにはおすすめかもしれません。
WordPress ? Catch Box ≪ Free WordPress Themes
アニメーション付きの画像ブログテーマ:PR News
このテーマはとにかく画像が目につくテーマです。300×250px程度のサムネイル画像がタイルのように並べられるデザインで、レスポンシブに変形する際にはアニメーションがついています。
スタイリングや利用シーン・事例などの写真をメインにするブログにおすすめです。
WordPress ? PR News ≪ Free WordPress Themes
横長スライダーが目立つ暖色系テーマD5 Design
こちらもPR TIMESと同様画像を中心としたブログテーマです。こちらはTOPに画面サイズ一杯のスライダーが付いていることやオレンジ系のアクセントが付けられていることが特徴的なデザインとなっています。
PR TIMESよりも画像を目立たせたい場合は、こちらのテーマの方がおすすめかもしれません。
WordPress ? D5 Design ≪ Free WordPress Themes
ダークな配色のクールなテーマ:Eclipse
このテーマは今回紹介する中で唯一のダークな配色のテーマです。濃い灰色の背景に白い文字と枠付の画像サムネイル。記事の左側には日付やカテゴリーなどの情報がスタイリッシュに表示されています。
また、写真のように英語ではありますが細かい設定が可能なことも便利なポイントの1つです。
若者向けアクセサリーなど、「クール感」を出したいブログにおすすめのテーマです。
WordPress ? Eclipse ≪ Free WordPress Themes
リボンがついたオシャレなテーマ:iRibbon
このテーマは名前の通りリボンを基調としたテーマです。落ち着いたトーンに立体的なリボン風のナビゲーションが付いたデザインが目を引きます。
少しシックな印象を与えるデザインですので、アンティーク系のショップブログなどおすすめかもしれません。
WordPress ? iRibbon ≪ Free WordPress Themes
Pinterestライクなタイル状テーマ:Pinbin
海外のECサイトなどでよく利用されているSNSのPinterst。その特徴でもあるタイル状のデザインを再現したテーマがこのPinbinです。
記事のサイズに合わせてダイナミックに移動しますので、ブラウザサイズを色々動かしたくなるデザインです。
背景画像がデフォルトで明るい木目調ですので、自然派の商材などのブログに向いているかもしれません。
WordPress ? Pinbin ≪ Free WordPress Themes
タイトルにアニメーションが付くテーマ:Food and Diet
このテーマの特徴はアニメーションです。記事を表示させると、上からタイトルが落ちてくるアニメーションが設定されていますので、初めて訪れた人には強いインパクトを与えることができそうです。
名前の通りFoodをイメージしたブログですので、食料品系のショップブログにいかがでしょうか。
WordPress ? Food and Diet ≪ Free WordPress Themes
この他にもWordPress公式テーマディレクトリには数千件の無料テーマが登録されています。
「Responsive」で検索しただけでも数百件のテーマが表示されますので、興味が有る方はぜひ一度ご自身でも検索してみてください。
WordPress ? Free WordPress Themes
それでも非公式テーマを使いたい場合
公式テーマをいくら探しても気に入ったテーマが見当たらない。
非公式でどうしても使いたいテーマを見つけた。
WordPressを利用しているとやはり非公式テーマを利用したくなる時も多々あります。
そんな時はかならず「そのテーマが安全かどうか」を自分で確かめるようにしてください。
安全かどうかを確認する方法としては、ソースコードを自ら確認するか、制作者と直接コンタクトをとってみるなどが考えられます。
WordPressのテーマは「プログラムの塊」です。
最近ではロリポップのサーバーにあるWordPressが8000件以上ハッキングされるという事件も発生しています。
被害にあったサイトの中には、サイトが復旧できなくなるダメージを受けたところもあるということです。
大事なサイトや情報を失わないためにも、「安全なテーマ」を利用することを強くおすすめします。
また、自社サイト内にブログを追加することのメリットなどについて紹介した記事もございます。
こちらもあわせてご覧ください。→レスポンシブECサイトとWordPressを組み合わせ効率的でSEOに強いサイトを作る!