以前の記事(転換率UPの二つのポイント 事例で見るスマートフォンLPデザイン)でご紹介させていただいた、ペアリング屋様(http://pairj.jp/)に、2011年12月のスマホ対応の背景と制作の際のポイントなどを取材させていただきました。
ユーザー様の生の声をお届けします!
12月にスマホ対応をされた理由は?
弊社は主にペアジュエリーを取り扱っておりまして、主なターゲットは20代後半までの比較的若い方向けの商材となります。
スマホの対応に関しては昨年6月あたりから徐々に意識はしておりましたが、他の業務との兼ね合いもあり、すぐに対応することはできませんでした。
しかしスマホ自体の普及が思っていた以上に早かったことと、ターゲットである層のスマホ利用率が高かったこともあり、何とか12月のクリスマスシーズンに間に合うように急いでスマホ対応を進めました。
スマホ対応される上で、意識されたところは?
やはりユーザーの嗜好に合わせた、具体的なリスティング広告ですね。
単に「ペアリング」と検索するよりも、「ペアリング 通販」や「ペアネックレス 通販」などといったより具体的なキーワードで検索される方の方が、目的意識も高い分、転換率UPにもつながります。
また弊社の商材のターゲットが比較的若年層ということもあり、初めてネットで通販をされる方に対して「安心感」や、「人気がある」ことを伝えたいとも思い、楽天のレビューを掲載したりして、購入者の声をダイレクトに伝え、初めてのネット通販でも安心して商品を買ってもらえるような環境を作ることを意識しました。
スマホ対応をされた結果はいかがでしたか?
サイト全体の回遊性を高めるために、フッターにランキングや他の商品ページへのリンクを設置しました。その結果、モバイルでは売れなかった39000円以上の高額商品の受注も増加しました。
実施前に比べてリスティング広告からの転換率も3倍程度向上し、スマホ対応の効果を実感しています。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
aishipでのスマホEC利用率は2011年1月:0.8%→2011年12月:32%まで大きく躍進しております。
また1月24日の日経新聞の一面に楽天での取扱高が1兆円を超え、スマホの普及が後押しをしているとの記事がありました。
楽天市場ではスマホなどのモバイル端末経由の取扱高が全体の2割を占めており、若者中心の衣料品通販「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」でも売上の約2割がスマホ経由となっています。
今後のスマホ端末の普及によりこの比率はさらに大きくなることは間違いないでしょう。
現在、ECサイトを運営されておられるオーナー様は是非一度、デバイス別のアクセス比率を計測されることをおすすめいたします。
(Google Analyticsで計測可能です)
aishipユーザー様のサイトアクセス全体のスマホからの平均訪問率は26.2%ですので、それ以上あるところは今すぐにスマホECを強化すべきです。
せっかくご来店いただいたお客様を、お店の体制が整っていないばかりに、自ら逃してしまっている可能性が高いです。