世界のユーザー数が6,000万人を突破し、年内に1億ユーザー獲得とも言われているLINEが、9月末に期間と個数限定で商品を販売する「LINEシークレットセール」をリリースしました。今回は実際に買い物をしてみたので、使用感などをレポートしてみます。
「LINEシークレットセール」とは、LINEでしか手に入らない厳選された商品やサービスを時間販売または数量限定で販売するショッピングサービスです。公式アカウントを友だちに追加した方だけにセールの情報がトークで届き、記載されているURLから商品を確認・購入できます。早い者勝ちで、商品が売り切れ次第終了となりますので、特別商品がゲットしたい方は要チェック!(LINE公式ブログより)
何度かセールの通知を受けていたのですが、いつもすぐに「売り切れ」。
今回こそは、ということで時間を狙って商品を購入してみました。
セール通知を受け取るにはLINEで「LINEシークレットセール」を友だちに追加します。
そうすると、シークレットセールが開始される1日前にLINEからプッシュ通知で連絡がきます。
セール開始前はカウントダウンを表示。
カウントダウンの時間はリアルタイムで動いています。
セール開始後にはセール対象商品の販売残り個数が表示されていました。
こちらはリアルタイムでは動きませんでしたが、数字が動けば、「焦り」を生むことになり購入を迷っている人にも効果的に訴求できます。
商品一覧画面です。
販売個数も表示されています。これもリアルタイム表記ではありません。
3分後にはほとんどの商品が「売り切れ」状態に。。。
ここらへんは通常のECサイトと変わらないですね。
サイズを選びます。
サイズ横にも残りの在庫点数が表示されていました。
白をベースにしたシンプルで分かりやすいデザインとなっています。
入力箇所も少なく、「(ハイフン不要)」の表示にきっちりとモバイルユーザーを意識しているのが伺えます。
クレカ情報の入力です。
カード情報を記録することで、次回からは入力する必要なく買い物をすることができます。
注文完了。
LINEスタンプのキャラクターが出てきて可愛い。
注文した内容は、いつでもLINE内で確認することができます。
セール開始から、注文完了までわずか7分。
単純に「初めての買い物なのに、ものすごく簡単に購入」することができました。
ポイントは以下。
・フラッシュマーケティング的なECであるため、商品点数も少なく、商品選択の際に迷う余地がない。
・「残り◯個」と購入検討段階で煽られているので、購入までの意思決定ハードルが著しく低い。
・LINEのプラットフォームなので、会員登録作業やいちいちメールアプリを立ちあげての受注確認作業をする必要がない。
モバイルファーストでの開発されているLINEならではのECの土台を見ることが出来ました。
そしてインターフェイスだけの問題ではなく、今後LINE上でのEコマースが更に進化することも考えられます。
シークレットセールはプッシュ通知を中心としたフラッシュマーケティングな販売手法で、LINEに登録している莫大な数のユーザーにリーチすることができます。
例えば自社の商材に合った顧客をセグメント化し、プッシュ通知でダイレクトに情報を届けることができ、より効果的なマーケティングをすることも可能でしょう。
これらのマーケティング手法はPCでは実現することができない、携帯性、リアルタイムなアクセスなどのモバイルならでは機能により実現されており、今後のモバイルECの発展に注目です。
aiship 上林