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自然検索アクセス146%伸長。ECサイトのレスポンシブ化がSEOに強い理由を検証。

自然検索アクセス146%伸長。ECサイトのレスポンシブ化がSEOに強い理由を検証。

マルチデバイスSEO検証

photo credit: infocux Technologies via photopin cc

2013年4月26日に運営中のECサイトをレスポンシブ化されたリネアストリアECサイト(レディース雑貨、ウィッグ通販 http://ilovewig.jp/ )について、レスポンシブ化による主要数値の検証を行いました。

主要数値データはレスポンシブ化リニューアル直前5週間と検索ランキング安定も加味したリニューアル後約2か月経過後の5週間を比較し、特にレスポンシブECサイトのGoogle検索エンジン最適化に対する親和性の観点から自然検索アクセス数伸長の理由を考察しています。

レスポンシブ化で数値は大きく伸長

検証結果は今運営中のECサイトをレスポンシブ化することで自然検索の流入数は146%伸長キーワードインデックス数は161%伸長する結果となりました。「レスポンシブ化することはgoogle検索エンジンのランキングに高い効果が見込める」ということが言えそうです。

その理由は当然ながらGoogle社がそもそも1HTML・1URLのレスポンシブECサイトを推奨する理由「レスポンシブECサイトはGoogleクローラーが最もエラーが少なく、効率的にサイトをクロールできる」という直接的な原因もあると思われますが、その他の間接的な検索エンジン最適化要素を含めた複合的要因によるところも考えられます。

レスポンシブ化前後の比較表

【レスポンシブ化前のECサイト構成】
PC、スマホ、携帯向けに個別にURL・HTMLを構成するページ分離構成でECサイト運用。

【レスポンシブ化後のECサイト構成】
PC、タブレット、スマホ、携帯向けに完全1URL・1HTMLでのページ一元構成のレスポンシブECサイトで運用開始。

 

レスポンシブ化後の検証

具体的な自然流入の増加原因は、ビッグワードの大きなランキング変化ではなく、レスポンシブ化でインデックスされるキーワードの種類が161%増加して、自然流入の146%増加となっていることが読み取れます。

より多くのワードでインデックスされてきている要因は、レスポンシブECサイトがGoogle検索エンジンランキングに与える直接的影響だけでなく、間接的なものも大きいのではないでしょうか。

特に大きく影響を与えている間接的要素としては以下の3つが挙げられます。

1.レスポンシブ化でサイト構造がシンプルになり細部まで管理が可能になった

  • デバイス毎のページ、ソース、画像や素材が不要
  • リダイレクトの管理不要
  • canonical(カノニカル)タグも不要

2.レスポンシブ化の際にこれまで手が付けられなかったSEO改善が実施できた

  • 全デバイスのメタタグやh1改善
  • 重複コンテンツを払拭
  • 画像やページのリンク切れ払拭
  • スマホ未対応ページの払拭

3.レスポンシブ化により運用効率が60%向上し、これまでできなかったSEO対応ができるようになった

  • 全デバイスに対する適正なコンテンツ提供
  • 顧客が求める価値あるコンテンツ(ページ)の提供

これまで運営していたECサイトの構造上、デバイス毎にPC・スマホ・携帯とページ作成をしていたため、1つのページ追加でも手間がかかり、全デバイスのページ管理も煩雑になっていました。

この手間がかかることや管理が煩雑になっていたことで、以下のようなSEO上のランキングを下げる要素が発生しているにも関わらず、日々の運営でどうしても後回しになっていました。

  • 下層ページのメタタグやh1などの設定不備
  • 重複ページの存在(スマホ・PCでも発生)
  • リンク切れ
  • スマホページ⇔PCページのリダイレクト不備

先ず上記の1や2については、レスポンシブ化の過程でメタタグやリンク切れの見直しを実施し、1HTML・1URLのページ一元構成となることで、重複ページが無くなり、管理が煩雑になっていたリダイレクト設定が不要になりました。

複雑あったマルチデバイスECサイトの構造が“全デバイスで1つのHTML・URLと非常にシンプルな構造になった”ために、これまでなかなか手が付けられなかったSEO対策の改善が実施できたことが大きな1つの要因として考えられます。

これらは結局のところGoogle社が昨今ランキングへの影響を強く示唆しているクロスデバイスでのユーザエクスペリエンスの改善がなされたことでもあります。

また、ECサイト運用効率が約60%高まったことで、「これまで手が付けられなかったSEOの内部改善や良質なコンテンツ(ページ)追加ができるようになった(EC運営担当者談)」ことも1つの改善要因と考えられます。

その具体的な流入増加例としては、同社がリニューアル後に実施されているコラムなどの良質コンテンツです。

リネアストリアコラム
同社の運営しているコラムでは、ウィッグの使い方やアレンジの紹介が更新されている。

まとめ

この検証でECサイトのレスポンシブ化がSEOに強いことは明らかになりました。その理由は、デバイス毎にHTMLやURLが異なるページ分離構成ではペナルティーを受ける要素がありました。

しかしレスポンシブ化により「ペナルティーを受ける要素が少なくなり、より適正なランキングになり、ランキングが改善されて自然流入が増加した」という間接的要因も大きいようです。

これらは「レスポンシブWebデザインがマルチデバイスSEOに強い3つの理由」の裏付けにもなります。

マルチデバイス時代のSEO対策に対するレスポンシブ化は、2011年9月の地デジ化のようなもので、地デジ対応しなければテレビが見ることができなくなるように、ECサイトをレスポンシブ化しなければSEOが難しくなるようなものかもしれません。

岩波

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