モバイル最適なサイトが検索結果で分かりやすく
昨日Googleがウェブマスター向け公式ブログで、モバイルに最適化されたサイトを検索結果にラベルを付けて表示することを発表しました。
検索ユーザーがモバイル フレンドリー ページを見つけやすくするために
モバイルに適したサイトには、検索結果で以下のようなラベルが表示される予定です。2014年11月20日現在、私の環境ではまだ適用されていませんでしたが、今後日本を含め数週間で世界中に展開する予定とのことです。
またこのラベルが適用される可能性があるサイトは、以下の条件を満たしている場合です。
- 携帯端末では一般的でないソフトウェア(Flash など)を使用していないこと
- ズームしなくても判読できるテキストを使用していること
- ユーザーが横にスクロールしたりズームしたりする必要がないよう、コンテンツのサイズが画面のサイズと一致していること
- 目的のリンクを簡単にタップできるよう、それぞれのリンクが十分に離れた状態で配置されていること
モバイルに適しているか確認するツール「Mobile-Friendly Test」
またGoogleはサイトがモバイルに適しているかどうかを判定するツール、Mobile-Friendly Testを提供しています。
URLを入力するだけで、サイトがモバイルに適しているか(Googleではモバイルフレンドリーと呼んでいます)、また適していない場合はその改善点を指摘してくれる便利なツールです。
ちなみに弊社の提供するレスポンシブECサイト構築ASP「aishipR」のサイトはモバイル対応できていました。レスポンシブWebデザインだから当たり前ですね…
モバイルフレンドリーをランキング要素に
またウェブマスター向け公式ブログでは、以下のようにアナウンスがあります。
Google ではこのラベルを、モバイル ユーザーにさらに優れたモバイル ウェブ エクスペリエンスを提供するための第一歩と考えています。また、このモバイル フレンドリーの条件をランキング要素として使用することも実験中です。
現状ではモバイルに最適化されているかどうかはランキングに影響を与えることはないとのことですが、将来的にはモバイルフレンドリーであることも、組み込まれるようになると思います。
ただFlashを使用していたり、間違ったリダイレクトをしているサイトについては、ユーザーの利便性を損なう恐れがあるため検索結果の順位に影響は与えるので注意が必要です。
参考:Googleがスマホへの対応が不適切なサイトの順位引き下げを発表
結局モバイルへの対応はどうするのがいいのか??
Googleが発表しているスマートフォン向けサイト構築のガイドライン「スマートフォン向けウェブサイトの構築」には、「レスポンシブデザインをGoogleはおすすめします」と書かれています。
レスポンシブ デザイン: 1 つの URL について同一の HTML を配信し、CSS メディア クエリを使ってクライアント側でどのようにコンテンツをレンダリングするかが決まります。(中略)Google ではこの設定をおすすめしています。
また弊社のクライアントECサイトでもレスポンシブWebデザインを導入することで、前年対比で
- モバイルデバイス売上231%
- 自然検索からの流入271%
を達成した店舗さまもいらっしゃいます。
参考:レスポンシブ化後売上前年比2倍に!データから銀座三愛「三愛水着楽園」売上増の要因を検証
レスポンシブWebデザインにすることが目的ではなく、ユーザーがどのようなデバイスでアクセスしても、情報が整理され最適化されたサイトを提供することが大切だと思います。
という観点で見れば、どのデバイスでアクセスしてもスクリーンサイズでコンテンツが最適な状態で表示がされるレスポンシブWebデザインは、現時点で最適な対応方法なのではないでしょうか。
弊社でも多くのサイトさまのレスポンシブWebデザイン対応をお手伝いさせていただいております。
今後のモバイルサイト対応をご検討の方は是非一度お問合せください。