今回はスマートフォンだから実現する、離脱を防ぐ方法を皆さんにお伝えしようと思います。日々ショップを運営されていて、「離脱を防ぐ」「転換率を上げる」ということは至上命題として取り組んでおられるでしょう。サイト全体の構成やデザインでの工夫を日々されているでしょうし、その他に色々試行錯誤をしているかと思います。それ以外のことを、システム機能面で補えたらどうでしょう?ぜひご一読ください。
■離脱の原因と、その対策
そもそも、スマホEC利用者が最も嫌うことは何でしょう?それは、「ページ遷移が多い」ということです(これらの詳しいデータについては、「スマートフォンECサイトでユーザ満足を高める3つのポイント」を、ご参照ください)。
つまり、スマホECサイトでも、モバイルECサイトでも離脱される原因の一つである「画面遷移」を極力少なくすることで、離脱を最小限にすることが出来ます(離脱に関する記事は、「スマートフォンECサイトの企画・デザインの事例」も、ご参照ください)。そして、スマートフォンではその特性である非同期通信を用いることで、ページ遷移を少なくすることが可能となります。
例えば、どのショップにも設置されている「カートの中をみる」という機能があります。これは、購入者が商品を選んでカートの中に入れておき、購入手続きに進む、もしくはカートの中に入れた商品を確認するなどの動作に使う機能です。
現在、ほとんどのスマホECサイトは、このボタンやテキストリンクを押した場合は、画面遷移をしてしまいます。
<ショッピングカートの中をみる>
しかし、スマートフォンでは、この動作を遷移しないで(非同期通信)でカートの中身を確認することが可能です。
いかがでしょうか。カートの中身を確認し、そしてすぐに購入が可能な導線となっており、ここでも極力遷移を少なくしております。
さらに、ショッピングカート内においても、他のページに画面遷移することなく、商品の詳細を確認することが出来ます。
<ショッピングカート内で「商品詳細をみる」>
これらの機能は、弊社が提供する「スマーフォン専用ショッピングカート『aiship(アイシップ)』」で標準機能として備わっている機能で、購入者が極力ページ遷移をしなくてもよい工夫をしています。
■まとめ
上記で取り上げたことは、ほんの僅かなことかもしれません。しかし、このほんの僅かの積み重ねが、ショップの売上につながるのです。既にショップを運営されている皆さんには、ご理解いただいていると思います。それは、常にスマートフォンでショッピングをされる購入者の方々の気持ちでECサイトの構築をしていると考えているからです。ぜひ、このような離脱を防ぐ方法や、転換率を上げることを行ってください。