六曜表示でギフトマナーに適した贈り物が可能なギフト専用ECショッピングカート
2022年5月15日2024年8月27日
ECサイトにて注文時に指定する商品の配送希望日は、最短日時や受取可能な日時を選択することがほとんどでしょう。しかしギフト注文の場合は、お届け日に関して気を付けておくべき点があります。
日本では昔から、入籍や結婚式などの特別な日の日取りを決める時には、六曜によって縁起の良い日を選ぶ風習があります。ギフトマナーにおいても六曜の風習は大切とされており、特に、冠婚葬祭の返礼といった儀礼的なフォーマルギフトを贈る日は、仏滅などの縁起の悪い日は避けるのがマナーです。ギフトマナーに適した注文を行う為にサイト内でどのような表示にしていくと良いか、事例を交えてご紹介していきます。
六曜とは?
六曜という言葉自体、あまり聞き慣れないかもしれませんが、「大安」や「仏滅」と聞くと合点がいく人も多いでしょう。六曜には他には「先勝」「友引」「先負」「赤口」の合計6つの日があり、「お日柄」とも呼ばれます。六曜とは、中国の陰陽五行説に由来し、吉凶を判断するための暦注のことです。
六曜の中で最も縁起が良いのは「大安」で、次いで吉日とされるのは「友引」や「先勝」です。「友引」「先勝」「先負」「赤口」は時間帯により吉凶が変化する、という特徴があります。
「友引」は朝夜が吉で昼は凶、「先勝」は午前中が吉で午後が凶、「先負」は午前中が凶で午後が吉、赤口は正午前後の1時間が吉でそれ以外は凶、「仏滅」は何を行うにも不吉で、最も縁起の良くない日とされています。仏滅は「仏も滅するような大凶の日」と基本的にお祝いごとには適さないと考えられている日です。
六曜表示に対応しているギフト系のECサイト
最近では六曜についてこだわる人は減っているかと思いますが、六曜のことを知れば、ギフトを贈る際に縁起が悪い日を避けて贈ることがマナーであることが理解できます。ECサイトでの注文の場合、六曜に振り回されて自身の行動が制約されるわけでもなく、ギフト注文時に配送希望日を縁起の良い日を選ぶといった、ある意味ちょっとした気遣いで相手に不快感を与えないのであれば、積極的にやっておくべきだと思います。ギフト注文時に、手元に六曜表示カレンダーがあれば、配送希望日と照らし合わせることもできますが、実際に操作画面内に表示しているカートの方が、選択ミスを防げます。
それでは実際に、六曜表示に対応しているギフト系のECサイトをご紹介していきましょう。以下ご紹介サイトはいずれも、ギフトECサイト構築のためのクラウド型ASP aishipにて構築しております。
京都のお米ギフト通販 八代目儀兵衛様
京都のお米ギフト通販 八代目儀兵衛様のサイトにてギフト商品をカートに入れ、購入手続きを進めていきます。
お届け希望日の選択画面では、日付のすぐ横に六曜表示があり、操作ミスを防げるUIとなっております。また、配送希望日を指定しない場合、「仏滅を避けた最短お届け日を希望する」を選択することも可能です。
ギフトプラザオンライン様
ギフトプラザオンライン様の場合も同様です。ギフト商品をカートに入れ、購入手続きを進めていきます。
PC画面でも同様です。お届け希望日を選択する際に、実際に選択操作する箇所である日付のすぐ横に六曜が表示されております。
六曜表示以外に必要なギフト専用機能
ギフトECを運営しようとする場合、六曜表示以外にも必要な専用機能があります。
ギフトオプション機能
ギフト目的に応じた熨斗、メッセージカード、箱色、手提げ袋、ラッピング、外包みの風呂敷に至るまで、様々なギフトオプションを設定できる機能です。詳細はこちらの記事にてご紹介しております。メッセージカードについては、こちらの記事にてご紹介しているような外部サービスと連携する方法もあります。
複数配送機能
ギフト注文の場合、1回の注文で複数の配送先を指定して、一度に複数人にギフトを贈ることが想定されます。複雑になりがちな情報入力ですが、注文者に迷わせないUI設計を用意しておくことが重要です。詳細はこちらの記事にてご紹介しております。
ソーシャルギフト機能
ソーシャルギフトとは、住所や電話番号を知らない相手に対し、LINEやFacebook、インスタグラム、Twitter等の各種SNSのメッセージ機能、あるいはメールを使って、相手に商品を贈ることができる、今までの通販には無かった新しい買い方です。ソーシャルギフトの仕組みや使い方、導入方法については、こちらの記事をご参照ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。配送希望日のすぐ横に六曜を表示しておくだけで、ギフト注文時に、注文者が贈りたい相手に対して失礼な行動を防げるだけでなく、六曜に対する意識が低い人であっても、よほどその日に届けたいと思わない限り、仏滅などの縁起の悪い日は必然的に避けるようになり、結果的にマナーに適したギフト注文を完了することに繋がるでしょう。
今回ご紹介した六曜表示の機能はギフトマナーを大切にするEC事業者様からの要望で実現した機能です。文中でもご紹介したaishipは、単なるギフトECのプラットフォームではなく、ギフトマナーをしっかりと考慮したASP型のECショッピングカートです。