【2025最新】ECプラットフォームを徹底比較!主要17サービスの特徴を解説
2024年12月17日2024年12月27日
ECサイト運営において、適切なプラットフォームの選定が成功の鍵を握ります。商品を魅力的に見せるデザインや、スムーズな購入体験を提供するUIなど、プラットフォームの選択次第で売上や顧客満足度は大きく左右されます。
特に、現在のように競争が激化するEC市場では、自社に最適なプラットフォームを見極めることが重要です。
本記事では、ECプラットフォームの種類や特徴を網羅的に解説します。それぞれのプラットフォームが持つメリット・デメリットや、選定時のポイントについても詳しく取り上げ、ECサイト構築・運営の成功につながる情報を紹介します。
ECプラットフォームとは
ECプラットフォームとは、オンラインで商品を販売するための基盤となるシステムのことです。このプラットフォームを利用することで、商品登録、決済、在庫管理、注文処理などのECサイト運営に必要な機能を一括して管理できます。
例えば、ECモール型ではすでに集客力のあるプラットフォーム上で販売を開始でき、自社EC型のプラットフォームでは自社ブランドをより自由に表現できる環境が整います。
このように、各プラットフォームは異なる役割と強みを持ち、ビジネスモデルやターゲット市場に応じた選択が重要です。
全体的なプラットフォーム利用に関しては以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
■ 運営の効率化
商品管理や注文処理が一元化され、運営業務の負担が軽減されます。
特にクラウド型では常に最新の機能を利用できるため、システム更新の手間が省けます。
■ スピーディな立ち上げ
テンプレートや標準機能が整備されており、専門知識がなくても短期間でサイト構築が可能です。
フルスクラッチで1から構築する場合に比べて初期コストが抑えられる点も大きな利点です。
■ 拡張性と柔軟性
自社のビジネスに応じてデザインや機能をカスタマイズできます。またプラグインやアプリで必要な機能を追加できるプラットフォームも多く、ビジネスの成長に応じた拡張が可能です。
デメリット
■ 制約がある
プラットフォームによっては、提供されるテンプレートや機能に限りがあり、自社独自のデザインや運用が難しい場合があります。
利用するプラットフォームの仕様変更に影響を受けることもあります。
■ コスト負担
楽天市場などのECモール型では売上に応じた手数料が発生する場合が多く、ランニングコストが予想以上に膨らむことがあります。
システムの開発が必要になるパッケージ型やオープンソース型では初期投資や運用のための技術者確保が課題となることがあります。
ECプラットフォームは単なるツールではなく、EC事業の基盤を支える重要な存在です。その特徴を正しく理解し、自社にとって最適な選択肢を見つけることが、ECサイト運営の成功につながります。
「ECモール型」「ASP型」「オープンソース型」「パッケージ型」の選び方
ECプラットフォームは、その提供形態や特徴によって「ECモール型」「ASP型」「オープンソース型」「パッケージ型」の4つに分類されます。
どれを選ぶかは、事業の特性や目標に応じた基準で判断することが重要です。ここからはそれぞれの選択基準を解説します。
1. 事業の規模
■ 小規模・個人事業主の場合
初期投資を抑え、集客を簡単に始めたい場合は「ECモール型」や「ASP型」が適しています。特にモール型は既存のユーザー層を活用できるため、初心者にとって有利です。
■ 中〜大規模事業の場合
独自のブランディングや多機能なサイトを構築したい場合は、自社の独自ドメインのECサイトを構築するために、少なくとも「ASP型」、かなり独自の技術要件がお多いことが想定される場合は「オープンソース型」や「パッケージ型」が向いています。
2. 予算
■ 低予算の場合
「ECモール型」や「ASP型」が適しています。初期費用が少なく、固定費用も比較的安価です。ただし、モール型は売上に応じた手数料が発生する点に注意が必要です。
■ 予算に余裕がある場合
独自開発が可能な「オープンソース型」や「パッケージ型」を検討できます。これらは初期費用や開発費が高くなるものの、完全にオリジナルのUI/UXを備えた、他にないECサイトを構築することも可能です。
3. 技術力・運用リソース
■ 技術力が少ない場合
開発の手間が少なく、サポートが充実している「ASP型」や「ECモール型」が適しています。特に「ASP型」はテンプレートやガイドラインが用意されているため、デザインやコーディングの専門知識がなくても始めやすいのが大きなメリットです。
■ 技術力がある場合
独自のカスタマイズや柔軟な機能追加を目指せる「オープンソース型」や「パッケージ型」も有力な選択肢になります。エンジニアチームや外部開発パートナーがいる場合に特に効果を発揮します。
4. 集客方法
■ モール型(楽天・Amazonなど)
自社で集客力がない場合や、早期に売上を上げたい場合に有効。プラットフォームの流入を活用できます。
■ 自社EC(ASP型、オープンソース型、パッケージ型)
ブランド価値を高めたい場合や、自社サイトに固定ファンを定着させるマーケティング戦略を行いたい場合に適しています。SNSや広告、SEOなどを活用して集客を行う必要があります。
ECサイトの集客方法については以下記事で詳しく解説していますので、よろしければあわせてご参考ください。
ECサイトの集客方法4選|売上向上のポイントと成功事例を紹介
5. 拡張性・自由度
■ 基本機能で十分な場合
「ASP型」や「ECモール型」が便利です。特に「ASP型」はアップデートが自動で行われ、手間がかかりません。
■ カスタマイズ性が必要な場合
「オープンソース型」や「パッケージ型」は柔軟なカスタマイズが可能です。ただし自由度が高い反面、法規制による機能追加に迫られるなど、外的な変化にも自社で対応する必要があります。
6. ブランド戦略
■ ブランド構築を重視する場合
「ASP型」「オープンソース型」「パッケージ型」がおすすめです。自社独自のドメインやデザインを活用して、ブランド価値を高めることができます。
■ 短期的な売上を重視する場合
「ECモール型」はモール内の顧客基盤を活用できるため、迅速に売上を上げることが可能です。ただし、ブランドの認知はプラットフォームに依存しやすい点には注意が必要です。
7. 長期的な視点
■ 短期目標
すぐに収益化を目指す場合は「ECモール型」か「ASP型」。
■ 長期目標
自社の独自性を育てたい場合は「ASP型」「オープンソース型」「パッケージ型」。
表にすると以下のようなイメージになります。
基準 | ECモール型 | ASP型 | オープンソース型 | パッケージ型 |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 低 | 低〜中程度 | 中〜高 | 高 |
集客力 | 高(依存型) | ASPが提供する機能を活用可能 | 自力が必要 | 自力が必要 |
カスタマイズ | 低 | 低〜中程度 | 高 | 高 |
技術力 | 不要 | 低〜中程度 | 高 | 高 |
自由度 | 低 | 中程度 | 高 | 高 |
事業の目的や資源に最も合った形態を選ぶのが成功の秘訣です。ただし、直近ではこの類型にとらわれない様々なサービスも登場しています。
例えば弊社が提供するaishipシリーズはASP型にあたりますが、ASPでありながら独自機能カスタマイズに対応しております。
また、デザイン・ページ作成・SEOを含めた細かい構築が可能なCMSを搭載しており、従来ASP型のプラットフォームが苦手とする、カスタマイズ性と自由度を担保した独自のシステム提供を行っております。
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各社の製品がそれぞれの弱点を克服しようと様々な提供形態に取り組んでいるため、おおよそ分類ごとの特徴を押さえておけば確認ポイントを理解しやすくなります。
主要ECプラットフォーム17選
ここからは「ECモール型」「ASP型」「オープンソース型」「パッケージ型」それぞれの分類の特徴と、代表的なサービスを挙げ、具体的サービスごとの特徴やメリット・デメリットを詳しく紹介していきます。
ECモール型
特徴
ECモール型は、複数の店舗が集まる「モール内」で販売を行う形態です。
集客力が高く、モールが提供するマーケティングや決済機能を活用することで、初心者でも簡単に販売を開始できます。
ただし、モール内のルールに従う必要があり、自社独自のブランディングが難しい場合があります。
主要プラットフォーム
楽天市場
楽天市場は、日本国内で最大規模を誇るECモール型プラットフォームで、個別のオンラインショップが集まったマーケットプレイス形式で運営されています。多くの消費者にアクセスできるため、特に集客力が重要な事業者に最適です。
提供形態 | ECモール型 |
---|---|
導入難易度 | 初心者〜中級者向け |
主な利用企業 | 中小企業、大手企業(多種多様な業界) |
特徴 |
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・強力な集客力 楽天市場の膨大な顧客基盤にアクセスできるため、集客が容易です。 ・マーケティング支援が充実 楽天スーパーポイントや広告プランを利用することで、効率的に顧客にアピールできます。 ・多様な決済手段 楽天カードをはじめとする多くの決済方法に対応し、ユーザーにとって便利です。 ・出店手数料が高め 出店には一定の月額費用や手数料がかかり、コスト面での負担があります。 |
メリット
-
・楽天市場の利用者数が非常に多く、手軽に販売を始められる。
-
・マーケティング機能が豊富でポイントや広告、キャンペーンで集客しやすい。
-
・楽天ポイントや楽天カードなど、相乗効果が見込める支払い方法が豊富。
デメリット
- ・月額料金に加え、売上に応じた手数料が発生するため、利益率が下がる可能性がある。
-
・モール内で多くの店舗と競合するため、自社ブランドの独自性を出しづらい。
-
・出店には一定の審査が必要で、誰でも簡単に出店できるわけではない。
おすすめしたい人 |
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・高い集客力を重視する企業 ・複数の決済方法を提供したい企業 ・初心者でも手軽にオンラインショップを開設したい企業 |
料金プラン |
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初期費用:60,000円 月額費用:25,000円〜 手数料:売上の約2〜7%(商品カテゴリやプランにより異なる) |
総合評価 |
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楽天市場は、その高い集客力とマーケティング機能が魅力のECモール型プラットフォームです。 手数料が高めですが、それに見合うだけの集客力と販促機能が提供されており、特に集客を優先したい企業には非常に有効な選択肢となります。 |
Amazon
Amazonは、世界的に展開する巨大なECモールで、圧倒的な集客力と物流サービスを提供しています。特にスピーディーな配送と広範な商品カテゴリーが特徴です。
提供形態 | ECモール型 |
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導入難易度 | 初心者〜中級者向け |
主な利用企業 | 中小企業、大手企業(多種多様な業界) |
特徴 |
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・広範な集客力 世界中に広がるAmazonの顧客基盤にアクセスでき、特に海外展開を考える企業にとっては非常に有利です。 ・物流サービス「FBA」 「Fulfillment by Amazon(FBA)」を利用することで、商品をAmazon倉庫に預けて発送・管理を任せることができ、効率的な運営が可能になります。 ・多様な決済手段と購入者の利便性 Amazon独自の決済システムで、購入者にとって非常に利便性が高い。 ・手数料が高い 販売手数料や物流費用など、利用にかかるコストが高めです。 |
メリット
-
・世界中に広がる顧客基盤を活用した集客力
-
・FBAを活用することで配送や在庫管理をAmazonに任せられる。
-
・ユーザーにとって、購入プロセスが非常に簡便。
デメリット
- ・売上に対する手数料が高く、利益率を圧迫する可能性がある。
-
・Amazon内で他のショップと並ぶため、自社のブランドを目立たせるのが難しい。
-
・出店には一定の審査が必要で、誰でも簡単に出店できるわけではない。
おすすめしたい人 |
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・世界的な集客力を活かしたい企業 ・物流を効率化したい企業 ・商品数が多く、スムーズな決済や配送を求める企業 |
料金プラン |
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初期費用:無料 月額費用:4,900円(大口プランの場合) 販売手数料:8~15% FBA料金:配送、保管費用など別途費用発生 |
総合評価 |
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Amazonは圧倒的な集客力と物流サービスの強さが魅力で、特に海外展開を考える企業や、効率的な運営を求める企業に適しています。しかし、手数料が高く、ブランド独自性を強調するのが難しいというデメリットもあります。 |
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングは、日本国内のECモール型プラットフォームの中でも強力な集客力を誇るサービスです。特に低コストで利用でき、PayPayとの連携が強みとなっています。
提供形態 | ECモール型 |
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導入難易度 | 初心者〜中級者向け |
主な利用企業 | 中小企業、大手企業 |
特徴 |
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・低い手数料 楽天市場に比べて手数料が低く、コスト面で優れています。売上に対する手数料が安いため、利益を圧迫しにくい。 ・PayPayとの連携 Yahoo!ショッピングはPayPayとの連携が強力で、消費者に対してポイント還元やキャンペーンを提供しやすく、顧客にとっても魅力的です。 ・集客力が安定 LINEヤフーという大手企業のブランド力を背景に、安定した集客を見込めます。 ・カスタマイズが限定的 他のモール型と同様に、デザインやレイアウトの自由度には制限があります。 |
メリット
-
・他のECモール型と比べると売上に対する手数料が比較的低いため、利益を上げやすい。
-
・PayPayとの連携が強力ででポイント還元などのキャンペーンを活用できる。
-
・LINEヤフーの強いブランド力と集客力を活用できる。
デメリット
- ・他の出店者と並んでいるため、自社ブランドの差別化が難しい。
-
・デザイン面や機能面で自由度が低い。
-
・出店には一定の審査があり、誰でも簡単に出店できるわけではない。
おすすめしたい人 |
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・低コストでオンラインショップを始めたい企業 ・PayPayを活用して集客したい企業 ・ブランド独自性の確立よりも集客力を優先したい企業 |
料金プラン |
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初期費用:無料 月額システム利用料:無料 ストアポイント原資負担:1%~15% キャンペーン原資負担:1.5%〜 |
総合評価 |
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Yahoo!ショッピングは、手数料が低く、PayPayとの連携により集客や販促がしやすい点が魅力のECモール型プラットフォームです。初心者やコストを重視する企業に適しており、集客力は安定していますが、ブランド独自性を出すのが難しいというデメリットもあります。 |
メルカリShops
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」のプラットフォームを利用して、個人や企業が簡単にオンラインショップを開設できるサービスです。メルカリの親しみやすさとユーザー基盤を活かせるため、小規模なショップや個人販売者に最適です。
提供形態 | ECモール型 |
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導入難易度 | 初心者向け |
主な利用企業 | 個人、スモールビジネス、趣味で販売を行う企業 |
特徴 |
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・簡単にショップを開設できる メルカリShopsでは、フリマアプリを使っているユーザーであれば、簡単にオンラインショップを開設できます。特別な技術的知識は必要なく、初心者向けに優れたUI/UXが提供されています。 ・メルカリユーザーとの親和性 メルカリの利用者が直接ショップを利用できるため、既存のユーザーにアピールしやすい。 ・手数料が低い 出店手数料は無料で、商品を販売する際に発生する手数料も比較的低めで、利益を圧迫しにくい。 ・集客力の限界 メルカリ内での集客に依存するため、商品が目立つように工夫しなければなりません。また、大規模な集客を期待するには限界がある。 |
メリット
-
・特別な知識やスキルがなくてもオンラインショップを始められる。
-
・メルカリユーザーに直接アプローチできる。
-
・販売手数料が比較的低く、利益を得やすい。
デメリット
- ・メルカリ内でのショップでの集客が主になるため、大規模な集客を見込むのは難しい。
-
・他のモール型ECプラットフォームに比べて、ショップのデザインや機能をカスタマイズする自由度が少ない。
おすすめしたい人 |
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・小規模なショップや個人が運営するECサイト ・メルカリユーザーとの親和性を活かしたい人 ・ショップ開設を手軽に始めたい企業 |
料金プラン |
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初期費用:無料 月額費用:無料 販売手数料:10%(送料も含めた売上に対して) |
総合評価 |
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メルカリShopsは、特に個人や小規模なビジネスが手軽にオンラインショップを開設できるプラットフォームです。手数料が低く、メルカリユーザーに直接アクセスできる点が大きな魅力ですが、大規模な集客や高いカスタマイズ性を求める企業には向いていません。 |
ASP型
特徴
ASP型(クラウド型)は、サービス提供会社が運営するプラットフォームを利用してECサイトを構築する形態です。
初期費用が低く、プログラミングの知識がなくても短期間で導入が可能。一方で、カスタマイズ性が限定される場合があります。
主要プラットフォーム
BASE
BASEは初心者でも簡単にオンラインストアを開設できるASP型のECプラットフォームです。無料で始められる手軽さと、デザインテンプレートや販売促進ツールの充実度が魅力です。
提供形態 | ASP型 |
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導入難易度 | 初心者向け |
主な利用企業 | 個人事業主、小規模事業者 |
特徴 |
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・無料プランでスタート可能 初期費用や月額料金が不要で、売上に応じた手数料のみの課金体系。初めてのEC運営でも安心して始められます。 ・直感的な操作性 コードの知識がなくても、豊富なテンプレートを利用してストアデザインを作成可能。簡単な操作で販売を開始できます。 ・マーケティングツールを標準搭載 クーポン発行、メール配信、SNS連携など、小規模事業者向けのマーケティング機能が備わっています。 ・アプリ連携が豊富 売上拡大や管理業務効率化のためのアプリが多数提供されており、必要な機能を後から追加可能。 |
メリット
-
・初期費用が不要で、固定費が発生しない。
-
・専門知識がなくても、スムーズに運営開始が可能
-
・多彩なデザインの豊富なテンプレート
デメリット
- ・テンプレートの範囲内でしか変更できず、独自性を追求するのは難しい。
-
・売上に対する決済手数料が高めで、規模が拡大するほど負担が大きくなる。
-
・高機能やカスタマイズ性を求める場合は不十分。
おすすめしたい人 |
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・初めてECサイトを運営する個人事業主や小規模店舗 ・販売商品が少なく、シンプルな運営を目指す事業者 ・初期費用を抑えたいスタートアップ企業 |
料金プラン |
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■スタンダードプラン 初期費用 無料 月額費用 無料 決済利用料 3.6%~ + ¥40 サービス利用料 3% ■グロースプラン 初期費用 無料 月額費用 16,580円 決済利用料 2.9%~ |
総合評価 |
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BASEは低コストで簡単にECサイトを始めたい初心者や小規模事業者に最適な選択肢です。ただし、カスタマイズ性や手数料の高さが事業成長の課題となる可能性があります。 |
STORES
STORESは直感的に操作できるASP型のECプラットフォームで、BASEと同様に初心者でも簡単にネットショップを構築できます。デザイン自由度の高さや手軽な運営が特徴です。
提供形態 | ASP型 |
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導入難易度 | 初心者向け |
主な利用企業 | 個人事業主、小規模事業者 |
特徴 |
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・シンプルな料金体系 初期費用が不要で、月額料金制の「フリープラン」と「スタンダードプラン」から選択可能。必要に応じたコスト管理が可能です。 ・デザインテンプレートの柔軟性 無料テンプレートのカスタマイズが可能で、BASEよりもデザインの自由度が高いと評価されています。 ・豊富な決済オプション クレジットカードやコンビニ決済、キャリア決済など、多様な決済手段が利用できます。 ・実店舗連携機能 実店舗での在庫管理や販売データをECと統合できるため、小規模ながらもオムニチャネル展開が可能です。 |
メリット
-
・BASEに比べてより独自性のあるショップ作りが可能。
-
・利用状況に応じて料金プランを選択可能。
-
・多様な決済手段で幅広い顧客層に対応できる。
デメリット
- ・決済手数料が競合と比べてやや割高。
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・拡張性が限定的でカスタマイズや高機能を求める運営には向かない。
-
・中〜大規模の運営には機能が足りない場合がある
おすすめしたい人 |
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・デザインにこだわりたい小規模事業者 ・実店舗とECサイトを統合したいビジネスオーナー ・手軽に始めつつ成長を視野に入れたい店舗運営者 |
料金プラン |
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初期費用:無料 月額料金: ・フリープラン:無料(決済手数料5.5%) ・スタンダードプラン:2,980円(決済手数料3.6%) |
総合評価 |
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STORESはデザイン性と操作性を両立した初心者向けプラットフォームです。料金プランの柔軟性も魅力ですが、規模が拡大するにつれて手数料負担が課題となる場合があります。 |
Shopify
Shopifyは世界的に利用されているクラウド型ECプラットフォームで、多言語対応や多彩なアプリ連携やプラグインを活用し、個人事業主から大規模事業者まで幅広いニーズに対応できます。
提供形態 | ASP型 |
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導入難易度 | 中級者向け |
主な利用企業 | 中小規模事業者、グローバル展開を目指す事業者 |
特徴 |
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・多言語・多通貨対応 世界200以上の国で利用されており、多言語や多通貨に対応。海外市場への展開が容易に実現できます。 ・拡張性の高いアプリ・プラグイン 公式アプリストアで提供される数千種類のアプリやプラグインにより、SEO、マーケティング、分析などの機能を自由に追加可能。 ・物流や決済機能も一体化 Shopifyペイメントによるスムーズな決済や、Shopify Fulfillment Networkによる物流の効率化も可能。 |
メリット
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・多言語対応と世界規模の実績が魅力。
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・アプリやテーマで多様な機能を追加可能。
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・マーケティングツールが充実
デメリット
- ・月額料金に加え、アプリ追加や取引手数料が発生する場合もある。
-
・プラグインを活用した構築には独自のプログラミング言語の知見が必要な場合もあり、初心者にはやや難易度が高い。
-
・日本独自の決済や商習慣に対応しきれない場合がある。
おすすめしたい人 |
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・グローバル展開を目指す事業者 ・拡張性と自由度を重視する中小規模事業者 |
料金プラン |
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初期費用:全プラン共通 無料 月額費用: ・Basic 4,850円 ・Shopify 13,500円 ・Advanced 58,500円 ・Plus $2,300 |
総合評価 |
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Shopifyは多機能で拡張性が高く、特にグローバル展開を視野に入れたEC運営に適したプラットフォームです。自社の要件に応じたプラグインを加味してランニングコストや導入難易度を考慮する必要があります。 |
aiship
aishipはカスタマイズ可能なASP型のECプラットフォームで、特に食品やギフトに特化した機能を網羅的に搭載しています。
提供形態 | ASP型 |
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導入難易度 | 初心者〜中級者向け |
主な利用企業 | 中小規模事業者、食品事業者 |
特徴 |
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・"売れるECサイト"に必要な機能とセキュリティ お客様からのフィードバックをもとに改良を重ねた豊富な標準機能に加えて、独自の機能カスタマイズにも対応できます。 またPCIDSSや3Dセキュア2.0など最新のセキュリティ対策も万全です。 ・直感的で自由度の高いCMS テンプレートを利用して直感的な操作で簡単にUI/UXの優れたECサイトを作成可能です。 またフルデザインカスタマイズにも対応できるため、独自性の高いこだわりのサイト構築も実現できます。 ・食品・ギフト専用機能搭載数No.1 全国各地の銘菓や名産品を取り扱う事業者様にご好評いただいています。 ギフト機能例:eギフト、複数配送、ギフトオプションUI、選べるギフトなど 食品機能例:三温度帯設定、リードタイム設定、出荷日別在庫管理など ・サイトオープンから安定稼働までサポート 電話、メール、Web会議、訪問など複数のチャネルで連絡の取れる、専門資格を保有したスタッフによるサポートを提供しています。 |
メリット
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・ASP型のメリットを享受しつつ独自機能カスタマイズもできる
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・ブランド価値を最大限サイト上に展開できる
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・ギフト注文のUIや食品特有の受注配送の課題を解消できる
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・専任担当からテクニカルなサポートが受けながらEC運用ができる
デメリット
- ・注文数に応じたトランザクション費用がかかる
-
・デザインのカスタマイズにはある程度HTML/CSSの知識が必要
おすすめしたい人 |
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・ギフト販売を強化して売上を上げたい事業者 ・食品の受注配送周りを整えて運用コストを削減したい事業者 ・eギフトを展開したい事業者 ・できるだけ構築費用を抑えて必要な部分だけカスタマイズしたい中小規模事業者 |
料金プラン |
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■エントリープラン 初期費用 20,000円(税別) 月額費用 9,800円(税別) ■ベーシックプラン 初期費用 50,000円(税別) 月額費用 29,800円(税別) ■アドバンスプラン 初期費用 100,000円(税別) 月額費用 129,800円(税別) ※いずれのプランも年次契約の場合初期費用無料 |
総合評価 |
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aishipはデザインと機能のカスタマイズ性に優れており、ブランドイメージを最大限サイト上で表現することができます。 特に食品やギフトに特化した機能を豊富に搭載しているため食品事業者やギフト販売に力を入れたい事業者に最適です。 |
aishipでは2025年1月31日までの期間限定で、システム利用の初期費用に加えて、
デザイン・制作・データ移管・機能カスタマイズの費用も含むECプラットフォームのリプレイス初期費用について、
最大100万円を割引するお得なキャンペーンを実施中です。
・eギフトや店舗受取など新たなプロモーションのための機能がほしい
・送り状発行や在庫管理などバックヤードの運用を自動化したい
・3Dセキュア2.0義務化にあたり最新のセキュリティに対応したい
・利用率の高いAmazonPayを引き続き使いたい
だけど今すぐ多額の予算を投じてプラットフォームのリプレイスまでは踏み切れない・・
そんな事業者様はこの機会にぜひ以下からエントリーください!
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メルカート
メルカートは、総合通販・定期通販・単品通販などさまざまなタイプのECサイト構築が可能です。商材や業種を問わず、迅速かつ効率的にオンラインビジネスを展開できるプラットフォームです。
提供形態 | ASP型 |
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導入難易度 | 中級者向け |
主な利用企業 | 中小規模事業者 |
特徴 |
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・豊富な機能性 総合通販、定期通販、BtoB向けのECサイトが構築できる機能を搭載。 ・高い拡張性 マイクロサービスや外部ツールとの連携による機能拡張が用意されている。 ・安心のサポート力 構築から運用開始後までサポートが充実。操作方法から集客の施策、売上アップの支援まで対応。 |
メリット
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・簡単な操作で短期間に運営を開始可能。
-
・事業成長に合わせてパッケージ型のecbeingに低コストかつ短時間で移行可能
デメリット
- ・他のASP型に比べて若干月額固定費が高額。
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・中規模以上の事業者には機能が不足する場合がある。
おすすめしたい人 |
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・将来的なEC事業拡大を目指し基盤を探している事業者 ・まずはスモールスタートしたいEC運営初心者 |
料金プラン |
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■定期プラン 初期費用 190,000円(税別) 月額費用 59,000円(税別) ■おすすめプラン 初期費用 190,000円(税別) 月額費用 99,000円(税別)〜 ■DXプラン 初期費用 690,000円(税別) 月額費用 199,000円(税別)〜 |
総合評価 |
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メルカートは、機能性と拡張性が高く評価されるプラットフォームです。初心者や中小規模事業者に適していますが、プランによっては月額費用が高額になる可能性があるので自社の事業規模に合った選択を行う必要があります。 |
ecforce
ecforceは、コマースDX実現に向けて、マーケティング・販売の強化とアジャイルなデータ活用を可能にするECプラットフォームです。
提供形態 | ASP型 |
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導入難易度 | 中級者向け |
主な利用企業 | D2Cブランド、中小規模事業者 |
特徴 |
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・D2C特化型の設計 ブランド独自の価値を反映しやすいデザインと機能を提供。 ・高い開発スピードと拡張性 豊富な外部サービスとシステム・API連携により事業に最適かつ理想なシステム構成が可能 ・専任チームによる安心のシステムサポート システム利用時は平均3名のサポートチームにてトラブルシューティングと利用サポートを実施。システム移行などは移行専任のチームによる支援体制で、お客様の負担を最大限削減。 |
メリット
-
・D2C向けのシステムでブランドの世界観を反映しやすいデザインと機能。
-
・導入から運営までのサポート体制が充実。
-
・LTV(顧客生涯価値)を最大化するマーケティング機能を搭載。
デメリット
- ・D2C事業に特化しているため、汎用的なASP型より費用がかかる。
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・高度なカスタマイズを求める場合には限界がある。
-
・海外展開には追加対応が必要なケースも。
おすすめしたい人 |
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・D2Cブランドを立ち上げたい事業者 ・ブランド独自性を追求したい企業 |
料金プラン |
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■スタンダードプラン 初期費用 148,000円(税別) 月額費用 49,800円(税別) ■エキスパートプラン 初期費用 248,000円(税別) 月額費用 99,800円(税別) ■移行プラン 初期費用 個別見積り 月額費用 99,800円(税別) |
総合評価 |
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ecforceは、D2C事業者に特化した機能性が高く評価されています。特にリピート顧客獲得やデータ分析に優れており、D2C運営を効率的に進めたい事業者におすすめです。 |
makeshop
makeshopは、機能の充実度とカスタマイズ性に優れたASP型ECプラットフォームで、幅広い事業規模や業種に対応可能です。
提供形態 | ASP型 |
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導入難易度 | 初心者〜中級者向け |
主な利用企業 | 幅広い業種の中小規模事業者 |
特徴 |
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・豊富な機能 構築~集客~運営の課題に応える機能を網羅。BtoB向けの機能も充実。 ・かんたんなショップデザイン おしゃれで使いやすいテンプレートがすべて無料。オリジナルページを作成・編集できる人気のテンプレートも用意されている。 |
メリット
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・デザインテンプレートが充実しているため自社のブランドイメージに合ったサイトを作りやすい。
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・BtoB向けの会員制や卸サイトを簡単に構築できる。
デメリット
- ・機能が多いため、初心者には最初の学習が必要。
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・高度なカスタマイズを求める場合には限界がある。
おすすめしたい人 |
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・多機能なプラットフォームを必要とする中小規模事業者 ・できるだけランニングコストを抑えたい中規模事業者 |
料金プラン |
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■プレミアムプラン 初期費用 11,000円 月額費用 12,100円 ■makeshopエンタープライズ 初期費用 11,000円~ 月額費用 55,000円~ |
総合評価 |
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makeshopは、機能とデザインテンプレートの豊富さが評価されるプラットフォームです。また費用は比較的安価に利用できるため幅広い規模の事業者にマッチします。 |
カラーミーショップ
カラーミーショップは、初心者向けの使いやすい機能とリーズナブルな価格が魅力のASP型ECプラットフォームです。
提供形態 | ASP型 |
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導入難易度 | 初心者向け |
主な利用企業 | 小規模事業者、EC運営初心者 |
特徴 |
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・リーズナブルな価格設定 初期費用やランニングコストが低く、始めやすい。 ・シンプルで直感的な操作性 管理画面がわかりやすく、IT知識が少ない人でも運営可能。 ・基本機能が充実 商品管理、注文管理、SEO対策など、必要な機能を一通り提供。 ・豊富なデザインテンプレート 自由に選べるデザインテンプレートで簡単におしゃれなサイトを構築可能。 |
メリット
-
・初心者でも気軽に始められる価格設定。
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・技術的な知識がなくてもすぐに使える。
-
・テンプレートの選択肢が豊富で、ブランドイメージを反映しやすい。
デメリット
- ・高度なカスタマイズや大規模運営には向かない。
-
・初心者向けの割に手厚いサポートが不足する場合がある。
-
・事業拡大時には他のプラットフォームへの移行が必要になるケースも。
おすすめしたい人 |
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・初めてECサイトを運営する小規模事業者 ・低コストで気軽にスタートしたい運営者 ・デザインにこだわりたい初心者 |
料金プラン |
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■レギュラー 初期費用 3,300円 月額費用 4,950円 決済手数料 3.4%~ ■ラージ 初期費用 3,300円 月額費用 9,595円 決済手数料 3.19%~ ■プレミアム 初期費用 22,000円 月額費用 39,600円 決済手数料 2.99%~ |
総合評価 |
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カラーミーショップは、初心者向けのシンプルな操作性と低価格が魅力的なプラットフォームです。小規模事業者には最適ですが、事業の成長に伴い機能の限界を感じることが課題となる可能性があります。 |
futureshop
futureshopは中規模事業者向けに設計された高機能なASP型ECプラットフォームです。高度なカスタマイズ性と豊富な機能、優れたサポート体制により、ECサイトの運営効率を最大化します。
提供形態 | ASP型 |
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導入難易度 | 中級者向け |
主な利用企業 | ファッションを中心とした中小規模事業者 |
特徴 |
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・デザインのカスタマイズ性 デザインの自由度が高く、アパレルや化粧品ブランドとの相性がよい。 ・マーケティング機能が充実 メールマガジンやLINE連携など、優良顧客を育成する機能が多数備わっている ・実店舗連携 実店舗と在庫を連携でき、商品ごとの取り扱い店舗を表示可能 |
メリット
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・細かな機能設定が可能で、拡張性が高い。
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・無料でラーニングプログラムを受けられる。
デメリット
- ・初期費用と月額費用は安価ではないため、小規模店舗にはハードルが高い。
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・HTMLやCSSの知識が必要になる場合も。
おすすめしたい人 |
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・自社ブランドを確立したい中規模EC事業者 ・実店舗との連携を強化したいアパレル事業者 |
料金プラン |
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■futureshop 初期費用 22,000円(税別)~ 月額費用 24,000円(税別)~ ■futureshop omni-channel 初期費用 752,000円(税別)~ 月額費用 160,000円(税別)~ |
総合評価 |
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futureshopは国内市場で中〜大規模店舗に適したECプラットフォームです。特に、デザインの自由度と実店舗連携機能が強いため、アパレルや化粧品ブランド事業者にとっては有力な選択肢となるでしょう。 |
W2
W2は、主に中〜大規模事業者向けに提供されるASP型のECプラットフォームで、独自の柔軟性とサポートが特徴です。
提供形態 | ASP型 |
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導入難易度 | 中級者向け |
主な利用企業 | 中規模〜大規模事業者 |
特徴 |
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・柔軟なカスタマイズ性 ASP型ながら、企業の要件に合わせた柔軟な設定が可能。 ・特化型プラットフォームを複数展開 OMO/オムニチャネル対応やD2C/リピート通販など特定の領域に特化したプラットフォームを展開している。 ・安心のサポート体制 専門スタッフによる導入サポートや運営支援を提供。 |
メリット
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・ECとオフラインを連携させた購買体験を実現。
-
・F2転換率やLTVを改善しやすい。
-
・個別要件に応じたカスタマイズが可能。
デメリット
- ・中小規模事業者では費用対効果が合わない場合もある。
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・ある程度リテラシーがないと構築・運営が難しい。
おすすめしたい人 |
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・中規模〜大規模のEC事業者 ・柔軟なカスタマイズが必要だが、導入スピードも重視する企業 ・リピート通販に力を入れたい事業者 |
料金プラン |
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初期費用:数十万円〜 月額費用:数万円〜数十万円 |
総合評価 |
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W2は、柔軟なカスタマイズ性とサポートが特徴のASP型プラットフォームです。中規模〜大規模事業者向けで、迅速な導入とコストパフォーマンスの良さが評価されますが、完全な自由度を求める企業には物足りない場合もあります。 |
オープンソース型
特徴
オープンソース型では、無料で提供されるソフトウェアを使用してECサイトを構築します。
カスタマイズの自由度が高く、自社独自の仕様に対応可能ですが、専門知識や技術力が必要です。
サーバー運用なども自社で行うため、運用コストを抑えたい企業に向いています。
主要プラットフォーム
WooCommerce
WooCommerceは、WordPressに追加するプラグイン型のオープンソースECプラットフォームで、中小規模の事業者や個人事業主に適しています。
提供形態 | オープンソース型(プラグイン) |
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導入難易度 | 中級者向け |
主な利用企業 | 中小規模事業者、個人事業主 |
特徴 |
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・WordPressとの統合 世界的に利用されているWordPressで構築可能。ブログ機能との連携が強み。 ・高いカスタマイズ性 プラグインやテーマで自由にカスタマイズが可能。 ・多言語・多通貨対応 拡張機能を利用して国際展開もサポート。 ・低コストで始められる 基本プラグインは無料で提供され、必要な機能を後から追加可能。 |
メリット
-
・自由度が高く独自のECサイトを構築可能。
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・初期費用を抑えながら必要な機能を拡張できる。
-
・WordPressとの相乗効果でSEO対策やブログ運営との相性が良い。
デメリット
- ・初期設定やプラグイン選定に時間がかかる。
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・PHPやJavaScriptの理解が必要な場面がある。
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・公式サポートがなく、自己解決が求められる。
おすすめしたい人 |
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・WordPressを既に利用している中小規模事業者 ・海外展開を視野に入れる個人事業主 |
料金プラン |
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・基本プラグインは無料 ・必要に応じて有料プラグインやテーマを追加(1,000〜30,000円程度) ・サーバー費用やドメイン費用が別途必要 |
総合評価 |
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WooCommerceは、WordPressを利用した柔軟なサイト構築が魅力のプラットフォームです。低コストで始められる一方、技術的な知識が求められる点に注意が必要です。 |
EC-CUBE
EC-CUBEは、日本発のオープンソース型ECプラットフォームで、自由度が高く、中小規模事業者に特に適しています。
提供形態 | オープンソース型 |
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導入難易度 | 中〜上級者向け |
主な利用企業 | 中小規模事業者 |
特徴 |
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・高い自由度 ソースコードをカスタマイズして独自の機能を追加可能。 ・コミュニティサポート 日本国内での利用者が多く、豊富なプラグインや事例がある。 ・成長性への対応 中小規模から大規模までスケールアップ可能。 |
メリット
-
・事業モデルに応じてカスタマイズが可能。
-
・豊富なドキュメントやコミュニティによる支援がある
デメリット
- ・カスタマイズや運営にはプログラミングスキルが求められる。
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・設定や構築に時間がかかる場合がある。
-
・必要なプラグインや開発コストが追加で発生するケースも。
おすすめしたい人 |
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・独自性の高いECサイトを構築したい事業者 ・成長を見据えた柔軟な運営を目指す企業 |
料金プラン |
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・基本ソフトウェアは無料 ・カスタマイズ費用やプラグイン導入で数万円〜数十万円が発生する場合あり ・サーバー費用やドメイン費用が別途必要 |
総合評価 |
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EC-CUBEは、独自性の高いECサイトを構築できるオープンソース型プラットフォームとして、中小規模事業者に適しています。高い自由度と拡張性が評価される一方で、構築・拡張には技術的なリテラシーが必要です。 |
パッケージ型
特徴
パッケージ型は、ECサイト構築用のソフトウェアを購入して、自社でインストールして利用します。
初期投資が高額になる一方で、完全にカスタマイズ可能で、大規模企業や特化型のビジネスに向いています。
主要プラットフォーム
ecbeing
ecbeingは、国内大手企業を中心に多数の導入実績を持つパッケージ型ECプラットフォームです。大規模サイト運営や独自のカスタマイズが必要な企業に最適です。
提供形態 | パッケージ型 |
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導入難易度 | 上級者向け(専門的な開発が必要) |
主な利用企業 | 大手企業、小売チェーン、メーカー |
特徴 |
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・大規模サイトに対応 トラフィックの多いECサイトでも安定して運営可能な設計。 ・完全カスタマイズ可能 自社の業務フローや要件に合わせた機能を柔軟に実装可能。 ・国内市場に最適化 日本の商習慣や決済手段に対応。特にBtoB機能も充実。 ・専用サポート体制 専任チームによる運用支援やトラブル対応がある。 |
メリット
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・大規模運営や多店舗展開にも対応。
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・企業独自のビジネスモデルに合わせた開発が可能。
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・大手企業での豊富な導入実績に裏付けられる信頼性。
デメリット
- ・初期費用・運用費用が高額で中小企業にはハードルが高い。
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・構築には1年〜数年以上の期間が必要な場合も。
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・運営にはITチームや外部パートナーが必要になる場合が多い。
おすすめしたい人 |
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・独自仕様のECサイトを構築したい大規模事業者 ・多店舗運営や高トラフィック対応が必要な企業 ・長期的な運営計画を持つ企業 |
料金プラン |
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初期費用:約数百万円〜数億円 ランニングコスト:数十万円〜(月額費用とカスタマイズ・保守費用が発生) |
総合評価 |
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ecbeingは、柔軟なカスタマイズ性と信頼性が魅力のパッケージ型プラットフォームです。大規模なEC運営を考える企業に適していますが、高コストと導入期間の長さを加味して検討する必要があります。 |
これらの特徴を理解した上で自社のビジネスモデルや成長計画に合わせて最適なECプラットフォームを選ぶことが重要です。
評価軸と比較ポイント
ECプラットフォームを選ぶ際には、自社に合った評価基準を持って比較していく必要があります。ここからは主な評価軸と比較のポイントを紹介します。
主な評価軸
コスト
初期費用
ECモール型やASP型は初期費用が低いか無料の場合が多く、手軽にスタートできます。一方、パッケージ型やオープンソース型は、導入時にサーバー構築や開発費が必要となるため、比較的高額になる傾向があります。
ランニングコスト
ASP型は月額料金制が主流で、プランに応じた費用が発生します。ASP型でもプラットフォームによって価格帯がピンキリのため注意しましょう。
モール型では販売手数料がランニングコストに直結するため、売上が上がるほど手数料負担が増加します。
オープンソース型やパッケージ型では、サーバー維持費や技術者の人件費などがランニングコストに含まれますが、売上に比例した手数料は発生しません。
ECサイト構築にかかる費用の詳細は以下記事で解説していますのでよろしければ併せてご参考ください。
ECサイトの構築費用はいくら?方法別の相場と内訳を解説
デザイン/機能
デザイン自由度
オープンソース型やパッケージ型では、完全に独自のデザインを作り上げることが可能です。ASP型もプラットフォームによってはある程度カスタマイズが可能ですが、モール型では他店舗との統一感が求められるため独自性は出しにくいです。
ECサイトのデザインについての詳細は以下記事で解説していますのでよろしければ併せてご参考ください。
参考にしたいECサイトデザイン事例43選|売れるECサイトのデザインとは?
マーケティング機能
モール型は、モール全体の集客力を活用できるため、個別のマーケティング施策が不要な場合もあります。ASP型やオープンソース型では、SEOやメールマーケティング、広告配信機能が標準搭載されているプラットフォームも多く、独自のプロモーションが可能です。
ECサイトのマーケティングについての詳細は以下記事で解説していますのでよろしければ併せてご参考ください。
ECサイトマーケティングで押さえるべき基本施策5選【チェックリスト付】
分析機能
Google Analyticsとの連携や、プラットフォーム独自の分析ツールを活用できるかを確認しておきましょう。例えばShopifyやecforceなどは、管理画面内で視覚的なデータ表示が可能です。
ECサイトのマーケティングについての詳細は以下記事で解説していますのでよろしければ併せてご参考ください。
ECサイトの分析方法とは?見るべきデータ種別・ツール活用法・成功事例を紹介
商材に特化した機能
食品・アパレル・雑貨・日用品といった商材や、ギフト・BtoB・OMO・リピート通販といった販売手法ごとに必要とされる機能が異なるため、自社の事業にマッチした機能を搭載したプラットフォームを選定しましょう。
例えばaishipは食品向けやギフト系の機能が豊富、FutureShopはOMO系の機能が豊富といった特徴があります。
食品ECサイトの構築方法と配送・衛生管理などの機能や運用体制については以下記事で解説していますのでよろしければ併せてご参考ください。
食品をネット販売する際の準備事項まとめ|法的手続きからサイト構築・具体的機能まで解説
機能のカスタマイズ性
機能のカスタマイズ性を重視する場合は、オープンソース型やパッケージ型が有力な選択肢になります。ただしこれらは自由度が高い反面、専門技術や開発リソースが必要です。
またaishipのように機能のカスタマイズが可能なASP型もあります。その場合は提供元により開発がなされるため、自社で開発リソースを用意する必要はありません。
aishipの独自機能カスタマイズについてはこちら
運営のしやすさ
システム難易度
初心者の場合、ASP型やモール型が最適です。特にBASEやSTORESは直感的な操作性が特徴で、専門知識が不要です。
サポート
サポートの有無やサポート範囲、体制の観点でも比較しましょう。特に初心者の場合、専門知識の伴うテクニカルな部分のサポートを受けられるかは重要な評価軸になります。
対象市場
国内向け
楽天市場、EC-CUBE、aishipなどは、日本市場に特化しているため、国内向けビジネスに適しています。
特にギフトなど日本独自の商習慣が伴う販売方法では注意が必要です。
海外展開
Shopifyは多言語対応や海外物流サポートが充実しており、グローバル市場を視野に入れたECサイト運営に最適です。
比較のポイント
自社の規模
小規模事業者や個人事業主の場合は、初期費用の低いBASEやSTORESなどのASP型が適しています。一方、大規模企業や専門性の高い事業では、カスタマイズ性に優れたパッケージ型やオープンソース型が適しています。
目標とする運営スタイル
短期間で売上を上げたい場合は集客力の高いモール型が効果的です。一方、自社ブランドを確立したい場合や独自のマーケティング戦略を展開したい場合は、ASP型やオープンソース型、パッケージ型を選ぶのが良いでしょう。
リソースとスキル
自社内に開発スキルを持った人材がいない場合や運営リソースが限られている場合は、サポートが充実したASP型が適しています。開発リソースがある企業は、自由度の高いオープンソース型やパッケージ型を活用することで、より独自性のあるサイト運営が可能です。
ECサイト運営のポイントと運用担当者に必要とされるスキルについては以下記事で解説していますで、よろしければあわせてご参考ください。
ECサイト運営のポイントとは?5つの運用フローと成功事例を解説
ECプラットフォーム選定は、自社の事業規模、成長目標、運営体制を総合的に考慮して決定することが重要です。
この記事を参考に、最適なプラットフォームを見つけ、ECサイト運営を成功に導きましょう。
またECサイト構築・リニューアル全体の手順や成功のポイントを以下の記事にまとめていますので、よろしければ併せてご参考ください。
ECサイト構築の方法と手順|立ち上げ時に注意すべきポイントとは?【成功事例付】
ECサイトリニューアル成功のポイント|売上40%増の成功事例から手順・費用まで解説