【雑貨】ECサイト構築のポイント&ギフト対応成功事例
2025年9月25日2025年9月25日
雑貨市場は、インテリアや日用品と並んでEC化が特に進んでいる分野です。価格帯が手頃で購入ハードルが低いため、スマホを通じた衝動買いや、SNSからの直接購買が活発に行われています。
さらに、ギフトとの親和性も高く、今後も成長が期待できる領域です。
しかし一方で、雑貨は種類が多く競合も激しいため、「どのように差別化するか」「どんなECシステムを選ぶか」が成功のカギを握ります。自社の強みを活かしたストーリー発信や、ギフト対応、BtoB対応など工夫することで、価格競争に巻き込まれないブランド運営が可能になります。
そこで本記事では、雑貨のネット販売を検討している事業者の方に向けて、ECサイトの構築方法やギフト対応のポイント、成功事例などをわかりやすく解説します。
<この記事でわかること>
☑︎ ECサイトの構築方法と傾向
☑︎ 特に重要なギフト対応のポイント
☑︎ 成功事例と参考にしたいポイント
これからECサイトの立ち上げを検討する方はもちろん、すでにECを運営していて改善を目指す方にも役立つ内容になっていますので、ぜひご参考いただければと思います。
- 雑貨業界の現状
- 雑貨の販売にECサイトを活用するメリット
- 雑貨を販売するECサイトの構築方法
- 構築方法を選ぶ際のポイント
- 雑貨のECサイトに必要な機能とUIのポイント
- 雑貨を販売するECサイトのギフト対応参考事例
- まとめ
目次
雑貨業界の現状
観光復調・インバウンド増加が牽引する市場拡大
雑貨市場は近年、オンライン購入ニーズの高まりを背景に大きく成長しています。経済産業省が公表した「電子商取引実態調査」によると、生活雑貨・家具・インテリア分野のEC市場規模は2024年に約2兆5,616億円・32.6%と、物販分野全体(約10%前後)を大きく上回る水準で推移しています。

出典:経済産業省「
電子商取引実態調査
」および「
令和6年度電子商取引に関する市場調査報告書
」(2025年8月発表)のデータをもとに筆者がグラフ作成
特に雑貨は単価が低く、購入ハードルが小さいため、スマホを中心としたモバイル購買との相性が非常に高い ことが特徴です。近年の消費者行動の変化としては以下のような傾向が挙げられます。
■ スマホ経由の衝動買いが増加
雑貨は1,000円〜3,000円程度の価格帯が多く、消費者にとって「試し買い」がしやすい商材です。SNSやECモール上で「気軽に買える」心理が働き、ワンクリックでの衝動買いが増加しています。
特にZ世代・ミレニアル世代では、広告やSNS投稿を見てそのままECサイトで購入するケースが一般的になっています。
■ SNS映え・ギフト需要
InstagramやTikTokでは「おしゃれ雑貨」「暮らしを彩る小物」が人気コンテンツとして拡散されやすく、SNSがそのまま販売チャネル になっています。
また、雑貨は 「消耗しにくく価格も手頃」 という理由から誕生日・母の日・クリスマスといったイベントギフトから日常的なカジュアルギフトまで、ギフトシーンで選ばれやすい商材になります。
雑貨の販売にECサイトを活用するメリット
小額購入でもリピート率が高い
雑貨は1点あたりの単価が低いため、「まとめ買い」「ついで買い」 が起こりやすい商材です。
例えば、キッチン雑貨を探していた顧客が同時にインテリア小物や掃除グッズも購入するケースは少なくありません。さらに消耗品の場合は定期購入につながり、結果的に 顧客生涯価値(LTV)の最大化 が可能です。
ECでは「〇円以上で送料無料」といった仕組みが有効で、顧客に複数商品をカートに入れさせる心理を促進できます。
ギフト需要の拡大
雑貨は ギフトシーンに最も選ばれやすいカテゴリーの一つです。
誕生日・母の日・バレンタイン・クリスマスなどイベント需要はもちろん、「ちょっとしたお礼」「季節の挨拶」といった日常的なカジュアルギフトとしても選ばれやすいカテゴリです。
ECサイトを活用することで、ユーザーはいつでも贈りたい時に気軽に注文することができるため、そうしたギフトニーズに応えやすくなります。
ECサイトで以下のようなギフト対応を充実させておくことで、ギフトニーズを最大限に取り込むことができます。
・ギフト包装・熨斗(のし)対応
・eギフト対応
・複数配送先指定(1回の注文で複数の住所に送れる)
・メッセージカード作成・同梱
・ギフトカタログ・セット商品の展開
特にeギフトはカジュアルギフトと相性が良く、より気軽に贈れることで雑貨ECの成長を大きく後押しします。
ブランド価値の訴求
自社ECを持つことで、価格競争に巻き込まれにくい「ブランドの文脈」を伝えることができます。雑貨は「安いから買う」だけではなく、背景にあるストーリーや価値観 が購買動機につながる商材です。
例えば、
・産地や職人技の紹介(例:波佐見焼の食器、京都の和雑貨)
・サステナブル素材の利用(例:リサイクル素材のバッグ、エコ雑貨)
・デザイン性や世界観の発信(例:北欧雑貨ブランドが「暮らしの提案」をコンテンツ化)
このように、商品ストーリーを発信できるのはモールではなく自社ECの強み。結果として価格以外の理由で選ばれるブランドを育成でき、長期的なファンづくりに直結します。
雑貨を販売するECサイトの構築方法
構築方法の選択肢としては大きく分けて以下の3つがあります。
・ASP型ECカートを利用する
・オープンソース型システムを利用する
・パッケージ型システムを利用する
当社で雑貨を販売するECサイトを50サイト調査したところ、構築方法の割合として以下の傾向が伺えました。

※雑貨を販売するECサイトを50サイト抽出して分析した独自調査より
上記のグラフから比較的安価で簡単に始められるASP型ECカートを利用する事業者が76%と割合としては多い傾向が読み取れます。
ここからは各構築方法について特徴を紹介していきます。
1. ASP型ECカートを利用する(Shopify、aiship、カラーミーショップなど)
ASP型ECカートとは、ECサイトを手軽に開設できるサービスのことです。初期コストが低く、運用も簡単なため、個人運営や小〜中規模事業者、スモールスタートで展開したい事業者に適した選択肢です。
<メリット>
・初心者でも簡単に開設できる
・低コストでスタート可能
・決済や配送機能が標準搭載
・デザインテンプレートが豊富で見栄えの良いサイトが作れる
<デメリット>
・カスタマイズ性が低い(独自性の高い運用が難しい場合がある)
・ECカート利用の月額費用が発生(月額固定費や販売ごとの手数料が発生)
<主要なECプラットフォームの比較>
| サービス | 特徴 | 月額固定費 |
|---|---|---|
| Shopify | アプリ追加によるで拡張性が高い。グローバル展開にも対応。 | 4,850円〜 |
| aiship | ギフトやBtoB向け機能が豊富。デザイン自由度が高い。専門知識不要。 | 9,800円~ |
| カラーミーショップ | 初心者向け。手数料がやや高め。 | 4,950円~ (※別途手数料あり) |
<こんな方におすすめ>
・手軽に雑貨のネット販売を始めたい方
・運用コストを抑えながら販売を始めたい方
・技術的な専門知識やリソースが少ない方
自社が想定する販売形態に対応したASP型ECカートを活用することによって低コストで本格的なECサイトを構築することができます。
ただサービスによっては必要な機能が足りなかったり、別途プラグインやアプリの追加が必要なケースもあるため、自社の販売戦略に合った機能が備わっているかを事前に確認しましょう。
「aiship」では雑貨のECサイトに必要な機能を網羅的に標準搭載しているため、追加開発やプラグイン、アプリの追加は不要で本格的なECサイト構築を実現できます。
<aishipの主な特徴>
・ギフト機能を網羅。イメージ付きのギフトオプション機能やeギフト、複数配送、メッセージカード機能などを標準機能として搭載。
・様々なEC関連サービスとAPI連携が可能。チャネル間の垣根をなくした顧客データ管理〜ブランド展開を可能にし、多様なプロモーションを実施できる
・ASP型のため、パッケージやオープンソースなど独自開発を前提としたシステムより 低コストで導入できる
ギフトEC専用UIでブランドと売上を育てる|aiship for Gift
実店舗やアプリ連携、オムニチャネルに対応したECを構築|aiship
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2. オープンソース型システムを利用する(WordPress+WooCommerce、EC-CUBEなど)
オープンソース型システムを利用し、ECプラグインを活用する方法もあります。この方法は、ある程度専門知識は必要になりますが、一定の自由度を確保しながら、比較的低コストでECサイトを運営できる点が魅力です。
<メリット>
・デザインや機能のカスタマイズがしやすい
・ECサイトに加えて、ブログやブランドページも構築可能
<デメリット>
・構築・運用にある程度の知識が必要(サーバー管理やサイトの更新等)
・定期的なメンテナンスが必要(セキュリティ対策など)
<必要なものと費用感>
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| ドメイン | 1,000円~/年 | オリジナルのURL(独自ドメイン)を取得 |
| レンタルサーバー | 500~2,000円/月 | エックスサーバーなど |
| テーマ | 無料~数万円 | EC向けの有料テーマもある |
| プラグイン | 無料~数万円 | 月額費用の発生するプラグインもある |
<こんな方におすすめ>
・専門知識やリソースがありデザインや機能を自由にカスタマイズしたい方
・ブログやブランドページと連携して運用したい方
オープンソース型システムの代表格「WordPress」を利用したECサイト構築については以下の記事で解説していますので、是非併せてご参考ください。
WordPressを使ったECサイト構築でおすすめの方法は?事例付で特徴を比較解説
3. パッケージ型システムを利用する(ecbeing など)
パッケージシステムを利用する方法では、完全オリジナルのECサイトを構築することができます。大規模なモールECの構築や、特別な機能を求める事業者向けの構築方法です。
<メリット>
・デザイン・機能の完全自由設計が可能
・販売戦略に合わせた独自のUI/UXを実装できる
<デメリット>
・初期開発コストが高い(数千万円程度)
・開発期間が長い(6ヶ月〜数年程度)
・運用・保守のために専門知識が必要
<開発に必要な主なコスト>
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| システム開発 | 500万円〜数千万円 | 規模や機能要件により大きく変動 |
| デザイン制作 | 100万~500万円 | UI/UX設計含む |
| 保守・運用費 | 10万~100万円/月 | システム維持・セキュリティ管理 |
<こんな方におすすめ>
・独自性の高い機能を導入したい事業者
・大規模なECサイトや、ブランド力がすでにあり長期運営を前提に検討する事業者
ここまでの3つがECサイトを構築する方法になります。参考までにモールに出店する方法についても特徴を紹介しますので、必要に応じてご参考ください。
番外編. モールに出店する(楽天市場、食チョクなど)
複数のブランドが出品・販売できるECモール型サービスに出店する方法です。ECサイトを構築しないためブランディング等は難しいですが、既存のプラットフォーム内ですぐに販売を始められる手軽さが魅力です。
<メリット>
・会員基盤があり、集客力が高い(検索や特集で露出のチャンスあり)
・初期費用がかからず、出品するだけですぐ販売できる
・ユーザーにとっても購入ハードルが低い(使い慣れたUI)
<デメリット>
・ブランディングがしにくい(ショップの独自性が出しづらい)
・販売手数料が高めに設定されている場合も多い
・モールのルールに従う必要がある(価格設定やサイトデザインなど)
<主要なモールの比較>
| サービス | 特徴 | 初期費用 | 販売手数料 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | 知名度・集客力◎ | 60,000円 | 約2〜7% |
| Amazon | 初期費用不要 | 無料 | 8~15% |
<こんな方におすすめ>
・販売初心者でまずは市場の反応を見たい方
・集客はプラットフォームに任せたい方
各構築方法の特徴まとめ
| 構築方法 | 固定費 | カスタマイズ性 | 運用負担 | おすすめ対象 |
|---|---|---|---|---|
| ASP型ECカート | 低 | 中 | 低 | 個人運営・小〜中規模事業者 |
| オープンソース型システム | 中 | 中~高 | 中 | ブランドサイトを兼ねたEC運営 |
| パッケージ型システム | 高 | 高 | 高 | モール構築・大規模サイト |
| モールに出店 | 低 | 低 | 低 | 販売初心者 |
☑︎ 手軽に雑貨のネット販売を始めたいなら「ASP型ECカート」
☑︎ 専門知識がありカスタマイズ性を重視するなら「オープンソース型システム」
☑︎ 完全オリジナルの仕様を求めるなら「パッケージ型システム」
☑︎ まずは市場の反応を見たいなら「モール」も視野に入れる
雑貨のECサイト構築は、販売戦略や運用体制に合わせて最適な方法を選ぶことが成功のカギとなります。
また構築方法が決まったら、次は具体的にECカートシステムの選定に入ります。
以下の記事にて主要なECカートシステム(プラットフォーム)の特徴や料金について紹介していますので、是非併せてご参考ください。
【2025最新】ECカートシステム22選を徹底比較【一覧表付】
無料で使えるカートから、高機能ASP型、オープンソース型、パッケージ型まで、各種ECカートシステムの特徴やメリット・デメリットを徹底比較。
【2025最新】ECプラットフォームを徹底比較!主要17サービスの特徴を解説
ECモール型・ASP型・オープンソース型・パッケージ型の特徴やメリット・デメリットを紹介。
構築方法を選ぶ際のポイント
雑貨のネット販売は、「大型・高単価で返品が難しいため、不安解消と体験補完が肝心」など、通常の商品とは異なる特性を持っています。これらを踏まえつつ、自社の状況に合った構築方法を選ぶことが成功の第一歩です。 ここでは、「販売形態」「費用対効果」「機能・UI」の3つの観点から、構築方法の選び方を解説します。
販売形態を考慮して選ぶ
ギフト対応をする場合
ギフトを贈る人にとっては失敗できない大事な注文になるため、サイト上で不安にさせない丁寧なギフト対応の工夫や、クリスマスやお中元・お歳暮などの季節イベントと連動したキャンペーン施策が重要です。
<必要な機能・構築上のポイント>
・ギフト包装・のし対応
・eギフトの導入(住所入力不要で贈れる)
・配送先の複数登録・指定(自宅とは別の住所に送る)
・シーズンごとの特集ページ作成が簡単なCMS機能
<おすすめの構築方法>
・ギフト機能を搭載したASP型カート
ASP型ECカート「aiship」では、熨斗、eギフト、複数配送、メッセージカードなどの機能を標準搭載しています。また自由度の高いCMSでブランドイメージをそのままサイトに落とし込むことができます。
ギフトEC専用UIでブランドと売上を育てる|aiship for Gift
ECサイトのギフト対応で必要とされる機能やUIのポイントについては以下の記事で詳しく解説していますので是非併せてご参考ください。
【事例解説】ECサイトのギフト対応でUI・UXを最適化させるポイント
BtoB(業務用)の提供もする場合
法人向けに雑貨の卸を行うBtoB型ECを構築する場合、大量注文への対応や取引単価の管理が重要になります。
<必要な機能・構築上のポイント>
・会員登録制(法人のみに販売)・承認制アカウント
・会員ランクによる価格表示・見積機能
・卸売価格・掛け払い対応
・CSV一括注文・受注管理機能
<おすすめの構築方法>
・BtoB向けの機能を搭載したASP型ECカート
・BtoB専用ASP型ECカート
・パッケージ型システム
BtoBとBtoCのECを一つのプラットフォームで構築することで、在庫や受注の一元管理、運用コストの削減、ブランディングの統一が可能になります。
「aiship」では20年以上に渡って機能開発を行ってきた基本のBtoC向けのEC機能に加えて、BtoB特有の要件に対応した機能を搭載。
顧客ごとの閲覧制御や価格設定にも柔軟に対応できるため、業務効率化と販路拡大の両立を実現します。
BtoB・法人取引のECサイトを構築|クラウド型ECサイト構築ASP aiship
BtoB型ECについては以下の記事にて、基本概念から、必要な機能、構築方法、具体的な事例まで解説していますのでよろしければ併せてご参考ください。
【事例11選】BtoB ECとは?必要な機能・構築方法・成功要因を解説
実店舗の有無
リアル店舗があるかどうか、またはネット販売専業かという点も考慮しましょう。実店舗を併設しているかどうかで、求められる機能や導線が大きく変わります。
実店舗を運営している場合
<必要な機能・構築上のポイント>
・店舗での受取(店頭受取・BOPIS)の導入可否
・在庫/販売情報の一元管理(POS・在庫連携)
・店舗客へのECサイト認知促進(QRコード活用など)
<おすすめの構築方法>
・店舗受取機能を搭載したASP型カート
・POS連携可能なASP型カートもしくはパッケージ型システム
弊社の提供するクラウド型ECサイト構築ASP「aiship」では、”ECサイト×実店舗”の相乗効果を生み出すOMO・オムニチャネル展開を実現可能です。
チャネル間の垣根をなくした顧客データ管理〜ブランド展開を可能にし、多様なプロモーションを実現。 ポイントや顧客データのリアルタイム連携、店舗受取、SNSやアプリと連携したチャネル展開など あらゆる対応をサポートしています。
ASP型ソリューションのため、パッケージやオープンソース、クラウドECなど独自開発を前提としたシステムより 低コストで導入できる点も特徴です。
aishipの「OMO・オムニチャネル対応」の詳細は以下ページをご確認ください。
実店舗やアプリ連携、オムニチャネルに対応したECサイトを構築|aiship
ネットのみで販売する場合
<必要な機能・構築上のポイント>
・SNSや広告からの導線設計ができるか
・管理・更新のしやすさ、低コストでの運用が重要
・サイト上でブランドや商品の魅力を表現できるCMS
<おすすめの構築方法>
・SNS連携に強いASP型ECカート
・自由度の高いCMSを搭載したASP型ECカート
費用対効果を考慮して選ぶ
ECサイトの構築方法を検討する際は、見込まれる売上に対して、どのくらいコストを掛けられるかのバランスの考慮も重要になります。
| 構築方法 | 初期費用 | 月額費用 | 運用のしやすさ | カスタマイズ性 |
|---|---|---|---|---|
| ASP型ECカート | 無料〜数万円 | 無料〜数万円 | ◎(簡単に運営可能) | ○(サービスによっては制限あり) |
| オープンソース型システム | 数千円〜数十万円 | 無料〜数万円 | ○(中級者向け) | ○(ある程度自由) |
| パッケージ型システム | 数百万円〜数千万円 | 数十万円〜 | △(エンジニアが必要) | ◎(自由にカスタマイズ可能) |
| モール出店 | 無料〜 | 販売額に応じた手数料 | ◎(簡単に運営可能) | ×(プラットフォームの仕様に制限) |
モールへの出店やASP型ECカートを利用する方法は手軽ですが、デザインや機能の制約があるため、必要とする機能があるかをしっかりと確認しましょう。
必要な機能・UIを考慮して選ぶ
特に重要となる基本機能の一例としては以下になります。
| 機能 | 重要度 | 概要・特記事項 |
|---|---|---|
| カート機能&多様な決済手段 | ★★★★★ | クレジットカード、オンライン決済、コンビニ決済、後払いなど柔軟に決済への対応が必要。 |
| 在庫管理機能 | ★★★★★ | 1日ごとに出荷できる量が限られている場合、1日単位で在庫数を設定できる、出荷日別での在庫管理ができると効率的。 |
| ギフトオプション機能 | ★★★★☆ | のしやラッピングなどを選択できる機能。ギフトと相性の良い雑貨のECサイトでは必須。 |
| eギフト機能 | ★★★★☆ | 住所を知らない人にも贈れる機能。当日の駆け込み需要も取り込めるためギフトに力を入れたいなら必須。 |
| お届け日表示機能 | ★★★★☆ | カートページでの表示に加えて、商品詳細ページでいつ届くのかを表示する機能があると便利。ギフトとの相性も◎ |
| SNS連携(Instagram、Xなど) | ★★★★☆ | SNS経由で集客しやすく、特にビジュアル重視の商品の場合は相性が良い。 |
| 店舗受取機能 | ★★★★☆ | ネットで注文して店舗で受け取れる導線を作る機能。店舗を運営している場合は相乗効果を生み出せる。 |
上記は基本機能の一例ですが、特に注意が必要な機能性については次章「雑貨のECサイトに必要な機能とUIのポイント」にて解説していきます。
雑貨のECサイトは、運営形態や必要な機能によって最適な構築方法が異なります。最初は低コストで始めて、売上が伸びてきたら本格的なカスタマイズを検討するのが一般的な流れです。
自社の特徴に合った方法を選び、ネット販売の成功を目指しましょう。
また、ECサイト構築の手順については以下の記事で詳しく解説していますので、是非併せてご参考ください。
ECサイト構築の方法と手順|立ち上げ時に注意すべきポイントとは?【成功事例付】
雑貨のECサイトに必要な機能とUIのポイント
雑貨のネット販売において、機能とUI(ユーザーインターフェース)設計は売上やリピート率に直結する重要要素です。
一般的なECサイトの要件に加え、ギフト対応やBtoB対応など特有の要件も必要になります。
ここからは雑貨のネット販売において必要となる特有の機能とUIについてご紹介します。
ギフト対応
雑貨は、カジュアルギフトを中心に贈り物としての利用用途が非常に多いため、ユーザーに選ばれるためには、より丁寧なギフト対応が必要とされます。
ギフトオプション(のし、ラッピング、メッセージカード等)
のし、ラッピング、メッセージカードなど、ユーザに必要なオプションを分かりやすく表示することが必要です。
入力忘れや選択ミスを軽減し、スムーズに注文できるようにすることで離脱率軽減が期待できます。
弊社の提供するASP型ECカート「aiship」では、ギフトオプションの内容をプレビュー付きで視覚的に伝える「ギフトオプション機能」を標準搭載しています。
ギフトオプション機能はギフト注文特有の熨斗やラッピングなどのオプションをショップ共通で設定でき、ギフトの目的にあわせて最適な項目を表示できる機能となっています。
ギフトマナーに詳しくないユーザーでも迷わずマナーに沿った選択ができるため、EC事業者側も目的と選択内容が一致していない注文に対してフォローの連絡を入れる手間が省けます。
ギフトオプション機能の詳細はこちら
eギフト(ソーシャルギフト)
eギフトは、SNSを使って手軽に贈れるため、特にカジュアルギフトに適した商材のECサイトでは急速に導入が進んでいます。
eギフトを導入する際は、受取者が「自分の好きな商品を選んで受け取れる」ようにすることで注文者はより気軽に贈りやすくなります。
ギフトを贈る際の「様々な事情を考慮したりパーソナルな情報を知っておかないと相手に喜んでもらうことができるかわからない」という懸念を払拭でき、注文のハードルを下げることができます。
<イメージ>
※弊社の提供するクラウド型ECサイト構築ASP「aiship」では、「
eギフト(ソーシャルギフト)機能
」に加えて、
eギフト(ソーシャルギフト)を受け取る人が商品を選択できる「
選べるギフト機能
」を標準搭載しています。
aiship 資料ダウンロードはこちら
aishipに問い合わせてみる
ギフト対応はシーズンイベントでのギフト需要を取り込めるだけでなく、顧客単価向上やリピーター獲得など売上を上げていくための重要な施策です。
ギフト対応のUI・UXを最適化するためのポイントについては、以下の記事で具体的なサイト事例をもとに詳しく解説していますので、ぜひご参考ください。
【事例解説】ECサイトのギフト対応でUI・UXを最適化させるポイント
お届け可能日の表示
ギフト注文の場合、「○月○日の○時までに届けてほしい」というニーズが強いため、緻密な配送可能日の算出と、サイト内のわかりやすい場所での明示が重要です。
カートページでの提示に加えて、商品詳細ページで「配送可能日」が事前にわかるようにしておくことをおすすめします。
ユーザーは「いつ届くのか?」という疑問や不安を持っていることが多いので、贈り物や、イベントごとに向けて購入を検討しているユーザーは特に、間に合うことが早い段階でわかっているとカートインしてくれる可能性が上がります。
ほとんどのモールECでは採用されていますが、意外と自社ECでは見落とされてるポイントなので、しっかりと取り入れておきましょう。
<自社ECでの導入事例>
https://presentersroom.jp/i/75094770
「本日〇時までの注文で最短〇月〇日にお届け」のように期限も併せて表示しておくことで喫緊性を訴求でき、今すぐの注文にも繋げやすくなります。
ほとんどのモールECでは採用されていますが、意外と自社ECでは見落とされてるポイントなので、しっかりと取り入れておきましょう。
またお届け予定日の表示を見て離脱するユーザーは、「間に合わないこと」が離脱要因であることが明らかなので、表示エリアの近くに代替案を置いておくことをおすすめします。
<離脱しそうなユーザーへの代替案>
① 早く届けることができる商品をまとめたページに誘導

配達へのリードタイムの短い商品群を準備できる場合には、お届け予定のすぐ近くに、早く配達できる商品をまとめたページに誘導します。
② eギフトで記念日当日にギフトの受け取りURLを送ることを訴求

eギフトで記念日当日にギフトの受け取りURLを送ることを訴求します。
直近自社ECサイトでは注目度が高まり、導入しているサイトも多くなってきましたが、こういった形でタイミング別に訴求しているサイトは、まだほとんどありません。
この方法では、「WEBメッセージカード + ギフトを受け取れるURL」を即準備できるため、当日に誕生日や記念日だと気づいたユーザーにもその日のうちにメッセージで送付することができます。
eギフトを説明する際には「住所を知らなくても贈れる」ことが強調されがちですが、実家に送る母の日・父の日の当日にもよく利用されるので、 「間に合わない」ユーザーを逃さない対策に最適です。
③ 取り扱い店舗を表示する

流通網が広い商品の場合は、店舗へ案内してしまうのも一手です。
効果は測定しづらいことがネックですが、急ぎであれば足を運ぶことを厭わないユーザーは一定数います。
やや実装が高度にはなりますが、「お届け先の地域」の選択に合わせて、対象地域の店舗を表示するような形にすると、より洗練されたUIになります。
※弊社の提供するクラウド型ECサイト構築ASP「aiship」では、商品詳細ページで最短のお届け可能日を都道府県ごとに出し分けて表示する「
最短お届け日表示機能
」に加えて、
「
商品ごとのリードタイム設定
」や「
eギフト
」、「
店舗受取設定
」を標準機能として提供しているため、いずれの方法にも対応したECサイトを構築することができます。
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BtoB向け機能
BtoB ECではBtoC ECとは異なり以下のような特有の機能が求められます。
会員ごとのコンテンツ出し分け・アクセス制限
BtoB ECでは、取引先ごとに異なる価格や商品ラインナップを設定することが一般的です。そのため、会員制サイトとして運営し、ログインしたユーザーごとに適切な価格や在庫情報を表示する機能が必要です。
また、特定の条件を満たした企業のみがアクセスできるようにID/パスワードやIPで制限をかけることで、取引の安全性を高められます。
特にBtoB向けのEC運用では取引先単位で個別に卸価格(販売価格)を設定することで、利便性の高い運用を実現できます。
弊社の提供するASP型ECカート「aiship」では、BtoB向けの機能として事業者がECサイトの会員に対し独自の基準でランクを付与し、ランクに応じた掛売り率の出し分けができる「BtoB向け会員ランク機能」「会員属性別コンテンツ出し分け機能」を標準搭載しています。
掛け払い(請求書払い)機能
BtoB取引では、掛け払い(請求書払い)が一般的です。そのため、決済手段として掛け払い(請求書払い)を設けておく必要があります。
また企業ごとの与信枠を設定し、限度額を超えた注文ができないようにする機能や、未払い残高の確認機能を実装することで、リスクを最小限に抑えられます。
近年、一般消費者(BtoC)向けの販売チャネルを活用しつつ、法人顧客への販売を強化する動きが活発になっています。
背景には、工場・自治体・卸売業・小売店など、事業者側の購買行動がオンラインにシフトしつつあることがあります。
一般消費者はもちろん、法人も利用できるハイブリッド型のECを構築することで、販路を拡大しつつバックヤード側の業務も統合し、運用効率を高めていきたいというニーズの高まりを受け、「aiship」でもBtoB決済を拡充しました。
また、企業間取引では、購入した商品の代金を一定期間後にまとめて支払う「掛売り」が一般的です。
しかし、この取引形態には未回収リスクや入金確認、督促などの煩雑な業務が伴います。
「クロネコ掛け払い」は、これらの負担や不安を軽減できます。
「クロネコ掛け払い」に対応!BtoB向けの決済手段を容易に導入可能に|aiship
クラウド型ASP「aiship」の3点セット
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大量注文の受注処理機能
BtoBの注文では、一度にまとめて大量に受注することが一般的です。
こうした注文に対応するには、受注から在庫引当、出荷指示までの一連の流れをスムーズに処理できる仕組みが求められます。
受注管理画面での一括処理機能や、送り状発行システム、配送システムとの連携機能があると、人的ミスや出荷遅延を防ぐ上で非常に有効です。
弊社の提供するASP型ECカート「aiship」では、ヤマト運輸の「送り状発行システムB2クラウド」とのAPI連携に標準対応しています。
ECサイトで受け付けた大量の注文も、CSVファイルの入出力作業なしにaishipの画面から直接、宅急便の送り状を発行できます。API連携にオプション料金は不要です。
送り状発行済みデータの連携も自動化できるため、タイムリーな情報共有と作業ミス・漏れ防止、確認コストの削減を図ることができます。
「送り状発行システムB2クラウド」とAPI連携可能なECカート|aiship
見積もり機能
BtoB取引では、購入前に価格交渉や見積もりが必要になるケースが多くあります。
そのため、BtoB ECには、カートに商品を追加するのではなく、条件を指定して見積もりリクエストを送信したり、管理画面上で見積もり発行を行える機能が求められる場合があります。
販売促進機能
クーポンやポイント制度の導入
代表的な施策例としては以下のような施策があります。
・初回購入限定クーポン:新規顧客の獲得を促進
・ポイント制度:購入金額に応じたポイントを付与することで、再購入を促進
SNSと連携したプロモーション
SNSはブランドの認知度を上げる強力なツールです。自社の商品と相性の良いキャンペーンを行うことで認知拡大を目指しましょう。
以下は代表的な施策の一例になります。
・インスタグラムキャンペーン
フォトコンテストやハッシュタグを活用した投稿キャンペーンで認知拡大
・限定クーポン配布
SNSフォロワーに特典を提供し、フォロワー増加と販売促進を同時に実現
ECサイトのマーケティング施策については以下記事で詳しく解説していますので、併せてご参考ください。
ECサイトマーケティングで押さえるべき基本施策5選【チェックリスト付】
購入を後押しする情報提供
商品画像の工夫
ユーザーは基本的に画像を見て購入を判断するため、商品画像の工夫は非常に重要な要素になります。
海外のUXリサーチをしている会社の調査(※)によると、75%のユーザー買うことを決定するために商品写真を主に参考にしており、 50%のユーザーが説明やレビューよりも鮮明な商品写真を重視したというデータがあります。
※出典:
9 Importance of Product Photography Statistics in Ecommerce|BusinessDasher
商品の全体像がわかるメイン画像に加えて、ギフト対応する場合は贈られる時の状態まで伝わるよう複数画像を掲載しましょう。
<参考事例>

https://tou-gift.com/i/4510165300
商品の魅力的な画像はもちろん、ラッピングやギフトボックスの画像を掲載し、より丁寧に贈られる状態をイメージできるよう工夫されています。
雑貨を販売するECサイトのギフト対応参考事例
参考にしていただきたい成功事例として、サイトURLと参考にしたいポイントをご紹介します。
※全て弊社の提供するASP型ECカート「aiship」で構築されているECサイトの事例になります。
ギフトの専門店 PRESENTERS ROOM
サイトURL:
https://presentersroom.jp/
株式会社大和が展開する新しいギフト専門店。「選べるを贈る」をテーマにオンラインストアとリアル店舗を展開。カタログギフトや雑貨などを相手・シーンに応じて複数の選択肢の中からギフトを選べるサービスを提供。
ラッピング・包装紙・のし・メッセージカードなどギフト包装のバリエーションも豊富に提供しています。
・ギフトオプション選択UI


カートページにてギフトの目的を選択し、目的に応じたオプションをイメージ付きで確認しながら選択することができるUIを提供しています。
TOU gift mart

https://tou-gift.com/
株式会社大進本店が運営するギフト特化ECサイト。コンセプトは「あなたへ(To you)」、贈る人の想いを大切に。
ラッピング・熨斗・包装・メッセージカードなどギフト包装関連を無料で提供。サイト内にギフトに関連するコラムコンテンツも充実しています。
また全商品が「SNSで即日贈れるeギフト対象」となっています。
・法人向け対応

https://tou-gift.com/biz/
法人向けの特集ページにて利用フローやQ&Aを掲載しています。
・簡単検索UI

「シーン」×「商品カテゴリ」で絞り込んで検索ができるため、簡単に目的にあった商品に辿り着くことができます。
ベルビーWebshop

https://bellevie-shop.com/
お花・食器・ステーショナリー・ベビーアイテム等、ギフトシーンに強いアイテムを幅広く扱うオンラインショップ。
用途・シーンを選ぶインターフェースがあり、名入れアイテムも多く取り扱っています。商品カテゴリも豊富で、「自分へのご褒美」「出産祝い」「内祝い」などあらゆる贈答用途に対応しています。
・ソーシャルギフト

https://bellevie-shop.com/ic/SocialGift
もらった人が商品を選べるソーシャルギフトを提供しています。
・法人向けギフト対応

https://bellevie-shop.com/Houjin
予算に合わせたカスタムオーダーなど法人向けサービスも同じサイト内で展開しています。
石森良三商店

https://www.ishimoriryozo.com/
おくりもの専門店「石森良三商店」では、信州の豊かな自然でつくられた農産物や加工品、信州の風土から生まれ、受け継がれた手仕事の伝統工芸品、真心こもった工房の商品を販売しています。
・法人向けギフト対応

https://www.ishimoriryozo.com/ic/cat-006
サイト掲載の商品だけでなく、オリジナルのギフトカタログの制作も可能です。
まとめ
雑貨のネット販売は、ギフト対応やBtoB対応など特有の観点を加味したECサイトの構築が求められる分野です。
本記事でご紹介した内容を参考に以下のポイントを押さえて、ネット販売の準備を進めていきましょう。
☑︎ 比較的安価で簡単に始められるASP型ECカートの利用が主流
☑︎ ASP型ECカートといってもピンキリなので自社の要件を整理して、選定を行う必要がある
☑︎ 選定の際は特に、以下の観点を加味する
・ギフト対応や法人向けサービスなど自社の想定する販売形態に対応できるか
・費用対効果
☑︎ 「eギフト」「商品詳細ページでの配送可能日の表示」など消費者ニーズに寄り添う特化機能があると差別化しやすい
弊社の提供するASP型ECカート「aiship」では雑貨のECサイトに必要な機能を網羅的に搭載しているため、追加の開発等は不要で安価に雑貨のネット販売を本格的に始めることができます。
また弊社ではご状況のヒアリングから、構築方法や機能・UIのご提案、導入・運用サポートまで一貫して実施しておりますので、雑貨のネット販売をご検討の際は、ぜひ1度お問い合わせください。
クラウド型ECサイト構築ASP「aiship」
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ECサイトの立ち上げやリニューアル、システム移行、見積もりのご依頼についてお気軽にお問い合わせください。
また、機能や費用の詳細、詳しい事例を知りたいなどもご相談ください。

